【ワシントン=山本秀也】米ホワイトハウスは24日、米国内での新型インフルエンザの感染拡大に対する「国家非常事態」を宣言した。米政府は今年4月にも「公衆衛生に関する緊急事態」を発令したが、国内の感染者が数百万人に達し、死者が1000人を突破するなど、感染拡大に歯止めのかからない状態に陥っていた。ワクチン供給も大幅に遅れ、首都圏のメリーランド州では接種を求める人々が保健機関に殺到する混乱が起きていた。
危機管理コンサルティングを手がけるPR会社「プラップジャパン」(東京都渋谷区)は15日、新型インフルエンザの情報を掲載するサイト「備えよう.com 新型インフルエンザ」(sonaeyou.com)をオープンした。感染状況など最新ニュースのほか、感染対策を無料で点検できる「対応レベルチェックシート」や、メールマガジンの配信などのサービスも行っている。
新型の豚インフルエンザで脳症になった子どもは全国で20人、呼吸ができなくなる重い呼吸不全(ARDS)になった子どもは14人にのぼることがわかった。いずれも15歳以下で、23日に東京都内で開かれた日本小児科学会の緊急フォーラムで報告された。ARDSにつながる恐れのある呼吸障害が季節性インフルエンザより起こりやすいことを示す調査も報告された。 厚生労働省のインフル脳症研究班代表を務める森島恒雄・岡山大教授は21日までに新型インフルで脳症になった子どもは20人と報告。「脳症の比率は季節性より多い」という。感染者に小学生以上が多いためか、平均年齢は7.3歳と、3歳以下が多い従来の季節性より高かった。 また、同学会のまとめでは、21日までに14人の子どもがARDSになった。急激に症状が悪化するので迅速な治療が必要とされる。学会は今回、ARDSの治療戦略も発表した。肺がしぼむのを防ぐため、人工呼吸
前の記事 『きぼう』が完成した国際宇宙ステーション、太陽との画像 副作用は「青い身体」:食用色素で脊髄損傷を治療 2009年7月29日 Hadley Leggett Image: Takahiro Takano、ロチェスター大学医療センター 『FD&C Blue No.1』(「ブリリアント・ブルーFCF」、通称「青色1号」)は、米国の食品医薬品化粧品法(FD&C法)に基づく食品添加物で、ごく普通に利用されている合成着色料だ。幸運な偶然から、この色素が、神経の炎症を引き起こす主要プロセスを遮断するために実験室で作り出された化合物に驚くほど類似していることが明らかになった。 脊髄損傷を受けたラットに青色色素を投与すると、投与されなかったラットよりはるかに早く回復したのだ。しかも、研究者から報告されている副作用は1つだけ――ラットが青く染まるということだけだ。 7月27日付けで『米国科学アカデミ
診療報酬を不正に受給したとして、奈良県警の家宅捜索を受けた医療法人雄山会「山本病院」(同県大和郡山市)が毎月、20件超の狭心症などの心臓カテーテル手術のノルマを決めていたことが捜査関係者への取材でわかった。達成できなかった場合、「心臓の血管を広げる金属製の筒・ステントを入れるカテーテル手術をした」と偽った診療報酬明細書(レセプト)を提出していた疑いがあり、病院内の隠語で「なんちゃってステント」と呼んでいたという。 捜査関係者によると、複数の病院関係者が県警に「診療報酬の月額受給目標があった」と証言した。月20件超の心臓カテーテル手術のノルマが達成できなかった場合などに、ステントを心臓の血管に挿入したように装って診療報酬を請求。こうした不正請求を看護師、事務職員らは「なんちゃってステント」と名づけ、カルテの右上に架空手術を意味する黒い印を付けるよう申し送っていたという。 ステント挿入手術
WHO、パンデミック宣言 新型インフル「フェーズ6」2009年6月12日1時15分 印刷 ソーシャルブックマーク ジュネーブのWHO本部で11日、記者会見するマーガレット・チャン事務局長(中央)=飯竹写す 世界保健機関(WHO)は11日、新型の豚インフルエンザの警戒レベルを現行のフェーズ5から、世界的大流行(パンデミック)を意味する最高度のフェーズ6に上げることを宣言した。インフルエンザシーズンを迎えつつある南半球に感染が及んだことが決め手となった。大流行は「香港風邪」以来、41年ぶりとなる。 WHOのマーガレット・チャン事務局長は11日午後6時(日本時間12日午前1時)過ぎに記者会見し、大流行を正式に宣言。「感染の拡大を止めることはできない」と述べた。今回の新型を「2009インフルエンザ」と名付けたことも明らかにした。 厚生労働省の担当者は11日、この決定に先立ち、大流行が宣言された場合
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