教え子の女児10人に性的暴行を繰り返していたなどとして、強姦(ごうかん)、強姦未遂、強制わいせつ、児童福祉法違反の各罪に問われた広島県三原市中之町3丁目、元小学校教諭森田直樹被告(43)の公判が1日、広島地裁(奥田哲也裁判長)であった。検察側は「教師を隠れみのにし、繰り返しわいせつ行為に及んだ前代未聞の犯行」として、各罪の併合罪で最高刑に当たる懲役30年を求刑した。 検察側はこれまでの公判で、森田被告が01年11月〜06年7月の間、83回にわたり、勤務先の小学校の校舎内や自家用車内で、女児10人に性的暴行などを繰り返したと主張している。検察側は論告で、森田被告が女児に、行為を口外すれば勉強やスポーツを教えないなどと口止めしていたと指摘し、「女児の心を操って、犯行に及ぶ巧妙さと執拗(しつよう)さは言語道断」と指摘した。さらに、森田被告の行動を不審に思った校長らから指導を受けた後も、犯行を繰
72年の沖縄返還に伴って日米間で交わされたとされる「密約文書」をめぐる情報公開訴訟で、東京地裁の杉原則彦裁判長は16日、「文書を保有していない」と主張する国側に「その理由を合理的に説明する必要がある」と指摘し、次回までに示すよう求めた。訴えられた国側に積極的な説明責任を求めたもので、異例の訴訟指揮といえる。 密約をめぐっては、その存在を裏付ける外交文書が米側で公開されているにもかかわらず日本政府は一貫して「密約はない」と否定し続けている。訴訟をきっかけに、国側の姿勢が改めて問われることになりそうだ。 訴えているのは、作家の澤地久枝さんや立正大講師の桂敬一さんら25人。昨年9月に情報公開法に基づいて、密約を記した日本側文書の公開を求めたが、国は「保存場所を探索したが、文書を作成、取得した事実は確認できず、廃棄・移管の記録もなかった」などとしたため、今年3月に提訴した。 この日あった第1
5月にスタートした裁判員制度で、全国初の裁判となる可能性の高い東京都足立区の女性刺殺事件で殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告(72)の第2回公判前整理手続きが12日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で行われ、公判を8月3〜6日の4日間とすることが正式に決まった。 手続き終了後には、検察官や弁護士の立ち会いのもと、約2万7700人が記載されている東京地裁管内の裁判員候補者名簿から、裁判初日の裁判員選任手続きに呼び出す100人をパソコンで選定。週明けにも呼び出し状と辞退の有無を尋ねる質問票を送付する。 この日決まった審理日程によると、辞退が認められた候補者以外は8月3日午前、地裁に出向き、裁判官による質問などの手続きを経て、裁判員6人と補充裁判員3人が選ばれる。 午後から審理が始まり、起訴状の朗読、被告人の罪状認否や証人4人のうちの1人の尋問を実施する。4日は残る3人の証人尋問と被告人質問、5日は被
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