世界最大のモバイル展示会﹁Mobile World Congress 2011﹂︵MWC2011︶が、2011年2月14日~17日にスペインのバルセロナで開催された。これまでのMWCはノキアなど欧州勢が目立っていたが、今年は米国とアジア勢に主役が交代した。激増する通信トラフィックの解決策や、通信事業者に新しい収益をもたらす可能性がある提携発表に注目が集まった。 スマートフォンの台頭とインターネットプレーヤーによるビジネスの急拡大---。 ここ数年のモバイル業界の変貌︵へんぼう︶を映しているかのように、今回のMWCは会場の様相が一変した。これまでは通信事業者に対する大手通信機器ベンダーの商談提案の場という性格が強かったが、今年はエンドユーザーやアプリケーションソフトウエア開発者に訴える展示やセッションが目立った。 その代表が、これまでMWCとは距離があった米グーグルの存在感の高まりだ。昨年の
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