怒るメリットって何かあるんだろうか - 諏訪耕平の研究メモ 怒りにメリットがあるか無いか? そりゃああるに決まっている。メリットも無いのにエネルギーとアドレナリンを霧散させても疲れるだけだが、怒りに限らず、喜びや悲しみも含めた各種の感情シグナルは、コミュニケーションのショートカットキーとして現在でもかなり重要な役割を担っていると思う。言語や文章では伝えにくいメッセージのなかには、喜怒哀楽の表情や振る舞いによってこそ、速やかに伝達できるものも多い。インターネットのようなテキストに専ら依存したコミュニケーションをやっていると、感情表出を伴ったコミュニケーションのメリットは忘れられがちだが、喜怒哀楽を伴うコミュニケーションと、伴わないコミュニケーションでは、効果が全然違うし、面と向かってのコミュニケーションに長けた人は、必ずといって良いほど喜怒哀楽のシグナル表出にも長けている。*1 私は、効果的