MTVの﹁ミュージック・ビデオ・アワード﹂といえば、グラミーほどの格式はないものの、著名なミュージシャンが一同に会して、華やかな受賞セレモニーを繰り広げることで有名です。今年のその授賞式では、しかしながら、とんだハプニングが起きてしまいました。最優秀女性歌手ビデオ賞を獲得したカントリーの若手アイドル︵実力もまあまあですが︶歌手、タイラー・スイフトがスピーチを行っている最中に、ラッパーのカニエ・ウエストが﹁乱入﹂してきたのです。 ウエストは、スイフトからマイクを奪うと﹁でも、ビヨンセのビデオは最高だぜ﹂とやったのです。ビヨンセはその後、年間最優秀ビデオ賞を受賞することになるのですが、この﹁最優秀女性ビデオ賞﹂もスイフトではなく本来はビヨンセが取るはず、そんなニュアンスの﹁暴言﹂でした。会場は大騒ぎになりました。ただ、さすがアドリブに強いアメリカのエンタメ業界です。授賞式では、その年間最優秀を