安倍総理大臣の事務所が地元の有権者を対象に、「桜を見る会」を含む観光ツアーの案内を出していたと一部で報じられたことについて、衆議院厚生労働委員会で、立憲民主党などの会派に所属する小川淳也氏は「政府として取りまとめを行う際に安倍事務所から連絡はあったか」と質問しました。 これに対し、内閣府の大塚幸寛官房長は、「各省庁等の意見を踏まえて内閣府・内閣官房で取りまとめており、事務所については承知していない」と述べました。 さらに、小川議員が「各省庁等の『等』に安倍事務所は含まれるのか」と重ねて質問しましたが、大塚官房長は「各省庁のそれぞれの先に、どういう推薦の手続きやプロセスをたどっているかは承知していない」と述べるにとどめました。 また小川議員は、加藤厚生労働大臣に対し、「地元・岡山から何人参加しているのか。加藤大臣の事務所で参加者の取りまとめを行っているのか」と質問しました。 これに対し加藤大
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行政文書の管理の在り方等に関する閣僚会議で財務省などの一連の文書問題について陳謝し頭を下げる安倍晋三首相=首相官邸で2018年6月5日午前8時39分、川田雅浩撮影 昨年2月中旬、杉田和博官房副長官、今井尚哉首相秘書官らが首相官邸の一室に集まった。当時民進党衆院議員だった福島伸享氏が17日の衆院予算委員会で学校法人「森友学園」の問題を取り上げることが分かり、安倍晋三首相の答弁をすり合わせるためだった。 森友学園への大阪府豊中市の国有地の売却額を財務省近畿財務局が公表しないのはおかしいとして、木村真市議が大阪地裁に提訴したのは2月8日。大幅に値引きされた可能性が浮上し、この土地に学園が建設を予定した小学校の名誉校長に、首相の妻昭恵氏が就任していることも報じられた。 このころ、国会では南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報問題と、「共謀罪」法案を巡って与野党が激しく
財務省が森友学園との国有地取引に関する決裁文書を改ざんした問題で、同省の太田充理財局長は14日の参院予算委員会で、前任の理財局長だった佐川宣寿・前国税庁長官について「佐川局長の関与の度合いは大きかった」と述べた。公明党の矢倉克夫氏が改ざんについて「佐川氏の関与が全くないか」とただしたのに答えた。 太田氏は予算委冒頭で「書き換えられた資料を国会に提出し、国会を冒瀆(ぼうとく)するものであるとの批判は免れない」と謝罪。公明の横山信一氏に改ざんがなぜ必要になったのか問われると、「自分が答弁したことと誤解を招かないように決裁書を書き換えるのは、私はどう考えても結びつく話ではない」と困惑の表情を浮かべ、「正直に言うと、私個人には理解ができない」と釈明した。 太田氏はさらに、「徹底的にうみを出さない限り、(財務省は)二度と立ち直れないと思っている」とも語った。(山岸一生)
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