文学に関するnununeのブックマーク (2)
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俺は30過ぎてこどおじで、別に給与が特段低いとか家族の介護が必要とかそういう事情でもなく、俺個人に引っ越しするための意欲が湧かないのと、そもそも家を出る意義がもう一つピンと来てないので、実家にいる。 俺と両親合わせて3人の家族仲は特別良くも悪くもない…というのは、家庭内の緊張とか不和とかの微妙な感情をないまぜにして無難に平均化した言い方で、俺と両親はそれぞれあまり会話もないけど、﹁お前、いつ家出るんだよ? あと、結婚…はまあ置いといて、日々の言動とか読んでる本とかなんか変なんばっかりだし、まともに社会人やれてるんだろうか?﹂的な無言の変な気まずさを感じるし、母と父の方はわりかし明確にいまお互いの生活態度にストレスを感じているっぽい。 しかし、だからといって、各々の了見をめぐってケンカになったりとかもないのだ。だから、まあ特別仲は良くも悪くもない、ということになる。 … 夕飯は大抵三人で一緒
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うちの母親は昔から言い間違いとか、言葉が出てこなかったりとか、聞き間違いが多い。 兄弟の名前の呼び間違いなんていつものことだし、カタカナ語は常に間違って覚えるか発音できてない。 兄の職場の工場(自動車の部品製造)で怪我人が出たという話を聞いたときに急に笑いながら﹁そんなことあるわけないじゃない﹂と言い出した。﹁工場に毛ガニが出た﹂との聞き間違いだった。 そんな母親が妊娠中の姉と話してるときに、マリッジブルーorマタニティブルーのことを言いたいのにずっと出てこなかった。しばらくうんうん考えて、ついに出てきた言葉は﹁ミリタリーナーバス﹂だった。 うちの母親はよく言い間違いをするけど、優しくてよく笑うおおらかな人だ。 でも子供を産むよりは前は、笑う牝豹なんて呼ばれてる時代があったのかもしれない。
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