トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア領事館(2018年10月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/Yasin AKGUL〔AFPBB News〕 世界を震撼させたサウジアラビア記者の暗殺事件。殺害方法はあまりにも残虐でおぞましいものだったと伝えられている。暗殺者たちは一体何者なのか。サウジアラビアの若き権力者、ムハンマド皇太子との関係は? 軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏がレポートする。(JBpress) 医師が暗殺チームに加わったルートは? サウジアラビアのジャーナリストであるジャマル・カショギ氏が、10月2日にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内で殺害された疑惑で、20日、サウジ政府がついに殺害の事実を認めた。口論から殴り合いになり、その挙句に殺害してしまったというのだ。あまりに都合のいい発表で、おそらく虚偽に違いない。トルコ当局が入手しているとされる音声データでは、カショギ氏
トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者のジャマル・カショギ氏が殺害された疑惑で、サウジ政府は20日、カショギ氏が総領事館内で死亡したと認めた。国営通信が伝えた。18人を拘束し、取り調べているとしている。 国営通信によると、カショギ氏との間で口論になり、殴り合いの結果死亡したとしている。サルマン国王やムハンマド皇太子の関与については言及せず、「過失」と主張して王室へのダメージを最小限に食い止めたい意向とみられる。 ただ、皇太子の側近が容疑者に含まれると報じられるなど、関与を疑う声は強まっている。 サウジ国籍のジャーナリストのカショギ氏は2日昼過ぎに総領事館に入った後、行方がわからなくなった。トルコメディアや米CNNなどによると、トルコの捜査当局は、カショギ氏が総領事館内で殺害され、遺体が切断されて館外に運び出された疑いが強いとみている。 これまでムハンマド皇太子は、「何
米NYタイムズ「米ホワイトハウスにも伝達済み」とも 【ワシントン会川晴之】サウジアラビアのジャマル・カショギ記者がトルコのサウジ総領事館で殺害されたとされる疑惑で、米紙ニューヨーク・タイムズは18日、サウジ側は、ムハンマド皇太子に取り立てられたアシリ将軍を事件の責任者とすることで、事態収拾を図る構えだと報じた。米ホワイトハウスにも伝達済みだとしている。 同紙によると、サウジは国際的な批判の高まりを受け、「関与していない」との全面否定を改める方向で調整している。新たなシナリオは、カショギ氏を拘束してサウジ国内で尋問することをムハンマド皇太子が指示したものの、アシリ氏が「命令を取り違え、カショギ氏を殺害してしまった」との内容になる見通しという。アシリ氏は皇太子の情報担当顧問を務めている。
Published 2018/10/17 11:29 (JST) Updated 2021/03/02 11:38 (JST) サウジアラビア政府を批判してきた米国在住のサウジ人著名記者ジャマル・カショギ氏がトルコで行方不明になった事件が世界のメディアの注目を集め、米国とサウジの外交関係にも影を落とす状況となっているが、中東地域を専門とするニュースサイト「ミドル・イースト・アイ」が16日、カショギ氏の動静についてショッキングなニュースを伝えた。カショギ氏は今月2日、イスタンブールのサウジ総領事館内で生きたまま体を切断され殺害されたというのだ。 カショギ氏が身に着けていたアップルウォッチに殺害の様子が録音されており、その録音を聞いたトルコ筋の話として報じた。それによると殺害に要した時間は7分間で、カショギ氏は総領事の執務室から書斎に引きずり込まれ、テーブルの上で殺害された。カショギ氏の叫び声
(CNN) サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内で殺害されたと伝えられた問題を巡り、カショギ氏が身に着けていた米アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」を使って、拷問や殺害の様子を録音していたという報道が浮上した。 トルコの新聞サバハは13日、カショギ氏が今月2日にApple Watchの録音機能を有効にした状態で領事館に入ったと報道。「尋問、拷問、殺害の音声が記録され、iPhoneとiCloudの両方に送信されていた」と伝えた。カショギ氏のiPhoneは、領事館の前で待っていた婚約者が持っていたという。 これに先立つ12日、捜査状況に詳しい関係者はCNNの取材に対し、カショギ氏がサウジ領事館内で殺害されたことを音声と視覚で裏付ける証拠をトルコ当局が握っていると話していた。ただ、どのような方法で証拠を入手したのかは分かっ
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