サッカーと言えば縦縞。ラグビーと言えば横縞。 近年、サッカー界では必ずしもそうとも言えなくなってきたけれど、ラグビー界では依然として縦縞に対する拒絶反応があるっぽい。昔、神戸製鋼がユニフォームを縦縞にしようとして、偉いヒトが激怒した、なんて話も聞いた記憶があるし。 なので、ギョッとした。釜石でのフィジー対ウルグアイ戦。試合後、歓喜にむせぶウルグアイ応援団の中に、黒と黄色のストライプを着た兄ちゃんを発見してしまったからである。これは捨てておけない。秘密兵器を握りしめ、わたしは突撃した。 ﹁あなたが着ているのは、ペニャロールのユニフォームですか?﹂ ﹁そうです。わたしはペニャロールのファンです﹂ ﹁サッカーファンなのに、ラグビーのワールドカップを観に来たのですか?﹂ ﹁はい、わたしはそのためだけに日本に来ました﹂ ﹁サッカーファンがラグビーを応援する、あるいはラグビーファンがサッカーを応援する
![ラグビーW杯を、日本を楽しむ外国人。2002年と2019年で変わったもの――。(金子達仁)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9eb64434f1a47da3ca8d3fc149768f6ba4a2b9eb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2Ff%2F-%2Fimg_df3715d07edbd56dc445e07041fbf347202499.jpg)