いま起こっているジェノサイド 岸田文雄首相の特使としてポーランドを訪問した林芳正外務大臣は、4月4日夜に同国を出発し、翌5日午前11時半に羽田空港に到着した。林大臣が乗った政府専用機の予備機には、6歳から66歳までのウクライナからの避難民20名が搭乗していた。そのうち女性は15名で、男性は5名。いびつな男女比となっているのは、ウクライナではロシア軍と戦うために18歳から60歳までの男子の出国が禁止されているからだろう。 ﹁これはジェノサイドだ。国家と人々を消滅させる行為だ﹂ ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4月3日、アメリカのCBSの番組にオンラインで出演し、ロシアによるあまりにもひどい蛮行についてこう述べた。ジェノサイドとは、特定の国民や民族などを破壊させるための殺戮を意味するが、その惨状が発覚したのはロシア軍が3月30日にキーウ州から撤退した後のことだった。 首都キーウ
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