ウクライナ危機と半導体に関するobata9のブックマーク (3)
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ウクライナ侵攻以来、各国からの経済制裁を受けているロシアが、最近半導体の自国生産のために巨大な予算を組んだという興味深い話を複数の海外メディアが報じている。 世界的供給不足の事態を受けて、先進各国は半導体の自国生産能力増強の動きに転じているが、自由主義各国から大規模な経済制裁を受けるロシアの半導体の調達について今後大きな問題が生じるであろうことは明らかだ。ロシア政府はこの問題を自国生産で乗り切ろうとしているらしい。 短期的には90nm、長期的には28nmのプロセスルール確立を目指すロシア ハイテク分野でのロシアの存在感と言えば“サイバー攻撃”が頭に浮かぶが、欧米各国からの禁輸措置に直面するロシアにとって半導体の調達がおぼつかなくなることはかなりの痛手だろう。複数の海外報道の記事内容を総合すると、現状は下記のようなものであるらしい。 ロシアは半導体自国生産のために、今後8年で約4兆円の予算を
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米国が半導体などエレクトロニクス技術のロシアに対する販売を禁止したことは、既に品薄状態が続いていた世界各地のサプライチェーンに影響をもたらすと、複数のアナリストが分析している。 米国が半導体などエレクトロニクス技術のロシアに対する販売を禁止したことは、既に品薄状態が続いていた世界各地のサプライチェーンに影響をもたらすと、複数のアナリストが分析している。 2022年2月にロシアがウクライナに侵攻を開始した後、AppleやTSMCなど世界規模のテック企業は、﹁iPhone﹂から半導体に至るまであらゆるもののロシアに対する供給を停止した。 市場調査会社のIDCによると、ロシアとウクライナは情報通信技術︵ICT︶に対する世界支出のうち約1%を占めているという。ウクライナでの戦争が貿易、サプライチェーン、資本の流れ、エネルギー価格にもたらす影響は世界経済にも広範な範囲に及んでおり、ICT市場にマイナ
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ロシアとウクライナの戦争に起因する緊張の高まりに関して、台湾の半導体市場調査会社であるTrendForceは、ロシアが台湾のファウンドリ産業における主要市場の1つではないため、ロシアに対する制裁措置が強化されても、その影響は限定的であるとの見方を公表した。ただし、戦争による最終製品の販売が減少することによって、間接的にメーカーの部品需要が減退し、ファウンドリのウェハ投入量が減る可能性は否定できないともしている。 TrendForceでは、今回のロシアによるウクライナ侵攻の影響をもっとも強く受けるのはスマートフォン(スマホ)業界と見ている。例えば2021年に当該地域で販売されたスマホ上位3社は、Samsung Electronics、Xiaomi、Appleで、その年間販売台数は約4500万台であったという。また、侵攻開始以降、ロシアのルーブルの為替レートが急速に変化、その結果、Apple
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