ウクライナ危機と環境に関するobata9のブックマーク (2)
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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、環境面にも深刻な被害をもたらしている。ウクライナのルスラン・ストリレツ環境・天然資源相は10月3日、欧州議会の環境・公衆衛生・食品安全委員会が開催したオンラインでの意見交換会において、軍事侵攻によるウクライナ国内での環境被害について説明した︵会議の動画配信︶。 ストリレツ環境相によれば、軍事侵攻の開始以来、ウクライナ国内の環境被害は総額360億ユーロに上る。内訳は、土壌への被害が114億ユーロで、大気汚染による被害が246億ユーロだという。また、これまでに2,000件を超える環境被害が確認されたとした。 気候変動に与える影響は無視できない。軍事侵攻により約3,100万トンの二酸化炭素︵CO2︶が大気中に排出されたという。ロイター通信︵10月3日︶によれば、これはニュージーランドの年間排出量とほぼ同水準に当たる。また、軍事侵攻によって破壊された国内のイン
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ロシアによるウクライナ侵攻で1989年来の束の間の平和が崩れて東西冷戦に逆戻りし、グローバル化のボーナスがことごとくオーナスに転じたばかりか、西欧消費国側が仕掛けた脱化石燃料のリープフロッグ謀略もパラドックスと化した感がある。 いまや温暖化など環境問題の解決に向けた脱化石ブームのウラで起きていた“不都合な真実”がすべてめくられた――。では、誰が何のために何をしていたのか。そんな世界中にはりめぐされた﹁複雑系の因果関係﹂をレポートするのが、流通ストラテジストの小島健輔氏だ。 インフレとカントリーリスクが世界を席巻 2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、1989年11月9日の東西ベルリンの壁崩壊に発する東西冷戦の終結という現代史における束の間の平和をいとも簡単に葬り去った。 プーチンが開いたパンドラの箱には、東西冷戦終結以来、溜まりに溜まった東西間・南北間・貧富間・先進消
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