ロシアがウクライナに侵攻して4カ月以上が経ちます。遠い国の争いと思っていたら、今回はかなり日本の食、食肉業界に大きな打撃をもたらしていて、﹁格之進﹂でも価格の見直しを迫られています。 昨年末から今年にかけ、輸入鶏肉の価格が高騰しています。その背景には、鶏肉の餌であるトウモロコシを中国が大量に輸入することになったことがあります。中国は、従来ロシアやウクライナからトウモロコシを輸入していましたが、今回の紛争でどちらの国からもトウモロコシを入手することが困難となり、輸入先をブラジルに変更したのです。 ブラジル産の鶏肉出荷量が激減 ブラジルは、過去の食料危機の経験から、自国の餌で鶏を肥育しており、日本にも多くの鶏肉を輸出していました。が、ブラジル産のトウモロコシが中国に大量に輸出されてしまったため、自国の鶏の餌となるトウモロコシが足りなくなってしまったのです。
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