宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが開発した日本の新たな次世代大型ロケットH3初号機について、来年2月12日に打ち上げる方向で調整していることが22日、関係者への取材で分かった。種子島宇宙センター(鹿児島県)で行う。打ち上げ日時は年内にも正式発表される。 H3はJAXAと三菱重工業が開発。当初は令和2年度の予定だったが、エンジンの不具合による設計の見直しなどで2度延期されていた。また、今月までに実機を用いたメインエンジンの燃焼試験を実施し、小型固体燃料ロケットイプシロン6号機が打ち上げに失敗したことを受けて一部の部品を交換した。 H3の機体は全長63メートルで直径5・2メートル。人工衛星を運ぶ能力は現在の主力ロケットH2Aの1・3倍以上とされる。初号機には、災害状況の把握などに用いる地球観測衛星「だいち3号」を搭載する。 また、使いやすさを追求し、打ち上げ費用を現在のH2Aの半分の約50
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