全長248メートルで海上自衛隊最大の護衛艦「かが」が22日、就役した。2015年に就役した「いずも」と同型の2隻目で、ヘリコプターの発着スポット5カ所を持つ「ヘリ空母」型。横浜市の造船所で同日、防衛省への引き渡し式と自衛艦旗授与式があった。 海自によると、「かが」の建造費は約1200億円。広島・呉の第4護衛隊群に配備される。潜水艦を探す哨戒ヘリを中心に14機以上のヘリを搭載でき、性能の向上で探知が難しくなりつつある中国潜水艦への対応を念頭に置いている。陸上自衛隊が導入予定のオスプレイも発着艦できる。 海自の護衛艦の多くは旧海軍の艦名を引き継いでいて、海軍の「加賀」は1942年のミッドウェー海戦で沈没した空母。今回の就役で、海自のヘリ空母型護衛艦は、「かが」より51メートル短い2隻とあわせて計4隻になる。(福井悠介)
16日午後3時20分ごろ、福岡市南区塩原2丁目の自動車販売店「レクサス福岡南」で、福岡県春日市の自営業の男性(83)が発進させた乗用車が試乗車用ガレージに突っ込んだ。 福岡県警によると、車は正面のシャッターを突き破り、展示されていた試乗車のレクサス1台に衝突。さらに壁にぶつかり停止した。けが人はなかった。男性は県警に「シートベルトを締めながらアクセルを踏んだら急発進してしまった」と説明しているという。 南署によると、男性はこの日、店で自身のレクサスのタイヤ交換を終え、駐車場を出ようとした際に突然10メートルほどにわたって暴走した。店内には従業員約20人や客数人がいたという。(井上怜、宮谷由枝)
16日午前11時50分ごろ、群馬県安中市松井田町北野牧の国道18号(碓氷バイパス)で、大型トラックと軽乗用車が正面衝突した。県警によると、軽乗用車が対向車線にはみ出したとみられる。軽乗用車には、60歳以上とみられる男性3人が乗っており、2人が意識不明、もう1人も会話ができない状態で救急搬送されたが、その後、3人とも死亡が確認された。トラックの運転手にけがはないという。 現場は群馬県と長野県の県境近くで、カーブが続く峠道。事故があったのは群馬県側から数えて31番目のカーブだったという。今年1月には、現場から長野方面へ数キロの場所で、スキーのツアーバスが崖下に転落し、乗客乗員15人が亡くなる事故が起きた。
東京・明治神宮外苑であったイベント「東京デザインウィーク」で展示物が燃え、男児(5)が死亡、2人がけがをした火災で、燃えた展示物を作った学生が、「(展示物を照らす照明に)LED電球とともに、白熱電球も使った」と話していることが警視庁への取材で分かった。本来はLED電球だけの予定だった。白熱電球はLED電球よりも表面温度が高くなる性質がある。焼け跡からは投光器に使われていたとみられる白熱電球が見つかった。 火災は6日午後5時15分ごろ発生。日本工業大学の学生らが作った木製のジャングルジムのようなアート作品が燃え、遊んでいた東京都港区の幼稚園児、佐伯健仁(けんと)君(5)が死亡し、父親(44)らがけがをした。 四谷署によると、ジャングルジムの中心部分には、木くずが絡みつくように飾り付けられ、上下からライトアップされていた。本来はLED電球だけで照らすことになっていたが、作業用に持ち込んだ白熱電
国土交通省は、大型トラックの荷台二つを連結させた「長いトラック」を、公道で走らせる実験を11月から始める。1台の車で運べる荷物量を増やすことで、ネット通販の拡大を背景に深刻化しているドライバー不足の解消を図る。トラックの長さ規制を緩和し、早ければ2018年の実用化を目指す。 トラックは国内輸送の9割を担うが、ドライバーは不足している。国交省などが15年に全国1252の運送事業者に行った調査では、68・8%の事業者が、ドライバーが「不足している」と回答、休日出勤や時間外勤務でしのいでいることがわかった。従来の物流に加え、近年はインターネット通販の拡大もあり、宅配便が増え続けていることも影響している。 このため国交省は、1人のドライバーが運べる量を増やすことを検討。道路法に基づくトラックの全長規制を現在の21メートルから25メートルまで伸ばし、大型トラック2台分の荷台を連結させ、1台で運ぶ案が
国土交通省は、暗くなると車のヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」の搭載を、2020年4月以降に売り出される新型車からメーカーに義務づけることを決めた。日没前後の「薄暮」の時間帯に多発する高齢の歩行者らの事故を減らす狙い。10月に、道路運送車両法に基づく車の保安基準を改正する方針だ。 オートライトは、車に搭載されたセンサーが明るさを感知し、自動で点灯、消灯をするもの。日本自動車連盟(JAF)の調査によると、国内ではすでに約3割(14年8月時点)の車にオートライトが搭載されている。ただこれらはドライバーが手動で点灯・消灯を選択もできる。新基準では、昼間や停車中は手動で点灯・消灯できるが、夜間走行中は強制的に自動点灯され、自分で消すことはできなくなる。これにより、暗くて視界が悪くなっているのに、ドライバーが「まだよく見える」と思い込み、点灯が遅れて事故につながるのを防ぐ狙いがある。 国交
3日午前7時50分ごろ、北海道鹿部町本別の陸上自衛隊駒ケ岳演習場の宿泊施設に男児がいるのを隊員が発見。道警が、北海道七飯(ななえ)町の山中で5月28日から行方不明になっていた北海道北斗市の小学2年、田野岡大和君(7)と確認した。行方不明から6日ぶりの発見で、目立ったけがはないという。道警によると、大和君は28日に歩いて演習場に着き、水だけ飲んでいたと話しているという。 道警や陸上自衛隊などによると大和君が見つかったのは、行方不明になった場所から北東約5キロにある駒ケ岳演習場の「廠舎(しょうしゃ)」と呼ばれる宿泊施設。敷地内で演習をしていた函館駐屯地の第28普通科連隊の隊員3人が雨を避けるため入ったところ、中で男の子が立っているのを見つけたという。 隊員の一人が「大和君?」と問いかけたところ、男の子が「うん」と小さな声で答えたことから、110番通報した。大和君は「1人で山の中を歩いてきた。土
米環境保護局(EPA)は18日、排ガス規制を逃れるソフトウェアを搭載していたとして、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)に対し、米国で販売された約48万2千台のシステムを改修するように求めた。EPAなどは大気浄化法に違反する疑いがあるとして調査に着手した。 米メディアによると、米当局は同法違反で1台あたり最大3万7500ドルの制裁金を課すことができ、VWへの制裁金は最大180億ドル(2兆1600億円)に上る可能性があるという。 EPAによると、対象は2008年以降に販売された4気筒のディーゼルエンジンを搭載した車両で、VWの「ゴルフ」や、VWグループのアウディの「アウディA3」など5車種。 問題のソフトウェアは、当局…
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