仕様に沿ったプログラミングができるようになったエンジニアが設計に取り組むために、その全体像と具体的な手順を解説した技術書が﹃はじめての設計をやり抜くための本 第2版﹄︵翔泳社︶です。本書では大きく外部設計と内部設計、さらにアーキテクチャについて取り上げ、システムをゼロから作り上げるためのノウハウを解説。今回は﹁第2章 設計の目的﹂から、そもそもエンジニアは何を設計するのかを説明したパートを紹介します。 設計ができるようになるには、設計とは何かを知る必要があります。世の中には、設計に関する書籍がたくさん出回っています。最近では、オブジェクト指向設計に関するものが多いようです。書店に行くと、﹁オブジェクト指向﹂﹁UML﹂﹁ユースケース﹂といった文字が目に留まります。他にも、﹁アーキテクチャ﹂﹁デザインパターン﹂﹁フレームワーク﹂などもよく見かけるでしょう。これから設計を学ぶ皆さんは、学ぶことが
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