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岸田文雄氏が自民党総裁に就任した。9月に行われた総裁選は初めて女性が複数立候補し、公開討論会では子育て支援や新型コロナウイルス禍の女性の孤立などもテーマとなった。選択的夫婦別姓も候補者の考えが問われた。これらの課題に対する岸田氏の政策について、識者は具体性や世論を見据えた行動を求める。新型コロナウイルス禍は女性に大きな精神的、経済的負担を及ぼした。2020年度、非正規の女性雇用者は19年度比で男性の2倍以上減った。20年の自殺者数は男性が0.2%減だったのに対し、女性は15.4%増と深刻だ。
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「数週間で生産できる」との見方も 米ファイザーの新型コロナ・ワクチンが早ければ来月半ばにもFDA(食品医薬品局)から承認され、医療関係者など一部対象者に向けて接種が始まる見通しだ。また米国のスタートアップ企業モデルナのワクチンも、その後を追って実用化される公算が高い。いずれも数万人の被験者を対象にした臨床試験で「95%の予防効果がある」と報告されている。 両ワクチンとも、細胞内の「mRNA(メッセンジャーRNA)」という遺伝物質を人工合成して得られる医薬品であることから「mRNAワクチン」と呼ばれる。その最大の長所は、開発に要する期間が極めて短いことだ。 従来の不活化ワクチン等の場合、実際に感染症を引き起こすウイルスを科学者が入手してからでないと開発に取り掛かれなかった。また、開発から製品化までには5~10年以上を要するとされた。 これに対しmRNAワクチンでは、インターネット等を通じてウ
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