レビュー対象が事前に配布されていて、レビュー会議よりも前に目を通しておけるときに起こりがちな話です。インスペクションと呼んでいる場合もあると思います。事前に準備しようとして時間切れになってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。その理由はなんでしょうか。 理由の1つは、事前に大まかな計画を立てなかったからではないでしょうか。だいたいこれくらいかかるという目処がないと、途中で終わってしまうか、最初に見たところだけとても気合いが入っていて、残りはそうでもないという状態になりがちです。 では、どう計画を立てればよいでしょうか。お勧めなのは複数の観点を設定して、観点毎に大まかな所要時間の見積りを立て、読み進める方法です。もっとも大事と思われる観点から順に読み進めていきます。個人差がありますが、見る場所が異なっている複数の観点を同時に見ようとすると、うまくいかないことが多いと思います。 修正
グーグルが行っているビルドとテストの種類。続々、グーグルはあれほど多くのソフトウェアのテストをどのように行っているのか? グーグルでTest Engineering Directorを務めるJames A Whittaker氏が、ブログ「Google Testing Blog」に書いているグーグル社内のソフトウェア品質に関するノウハウ。最近の記事「How Google Tests Software - Part Four」「How Google Tests Software - Part Five」では、ビルドの種類とテストの種類について紹介しています。 One of the key ways Google achieves good results with fewer testers than many companies is that we rarely attempt to sh
テストの網羅性については様々なものがある。基本的な網羅性の観点としては、構造ベース、仕様ベース、外部の標準や指標ベースなどが挙げられる。 そして観点ごとに、様々な網羅性の指標がある。ユニットテストの場合だと、例えば以下がある。 コードの構造網羅 コードの構造を網羅する。ここでいうコードの構造としては、制御フロー、データーフロー、例外フローなどがある。具体的な指標としては、コードカバレッジが有名。コードの構造網羅では、コードカバレッジなどを基準にして、基準以上の網羅性を確保できるようにテストを設計する。 なお、構造網羅というと、一般的な定義ではコード以外の構造も扱われるが、このブログでは便宜上「構造網羅をコードの構造を網羅すること」という定義に絞り込んで説明する。 仕様網羅 コードの仕様を網羅する。コードの仕様には、対象(対象の粒度はテストレベルに依存する。例えば関数やクラス、モジュールを単
ソフトウェア開発の品質向上を目指して、勉強するブログ。プログラマも、テストエンジニアも、QAも、みんな勉強しようぜ。書籍やセミナー、イベントも紹介。
結論を最初に書くと、 テストコードを書くだけではダメで、デイリービルドなりCIしないと意味ないんじゃないっすか?という事です。 最近Hudsonを使っていてすごいいいなぁ、と思うのがこの画面。 「リグレッション」という表現はすごい的を射ているなぁ、と思います。以前は「失敗」となっていたと記憶しています。 なんで的を射ているかと思ったかと言うと、テストコードって回帰テストの中で動かされると、その結果は「成功」と「失敗」だけではありませんよね。仕様変更による影響がテストコードので、テストコードが失敗すると言う事もある訳で。確かid:hyoshiokさんのブログだったかで拝見したかなんかだったんですが、Oracleでは毎朝デベロッパが出社すると、QA担当の人から失敗した回帰テストが回覧し、デベロッパに「これは障害なのか、仕様変更による影響なのか」を判断してもらった、と言う話を目にしました。テスト
テスト仕様を書くだけで,仕様書自身がテストを自動でやってくれる。 それがExcelenium(エクセレニウム)。 Excelenium = Excel + Selenium 左側で,操作のステップを日本語で書くと, 右側で,テスト仕様書風のフォーマットの文章をリアルタイムで自動生成してくれる。 ※画像中で「確認」と書いてあるのは,チェックポイントの部分。これは自動的にオレンジ色のセルになる。 書く必要があるのは,青い線より左側だけ。 そして, 「この仕様書の全テストを実行」 というボタンを押すと・・・ Seleniumのテストケースが自動生成され, ブラウザが立ち上がり, テスト仕様書に書いてあった全テストが実行される。 (※ついでに,シート上の全テストケースに自動で番号が振られる。) Webアプリケーションの結合テスト / 回帰テストが大幅に楽になる。 従来のような「テスト仕様書」と称し
Exceleniumとは,Webアプリのテスト自動化ツール。 "Excelenium"(エクセレニウム)で,快適な自動回帰テストを (Seleniumのテストスクリプトとテスト仕様書を自動生成) http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20090524/p1 Excelenium (テスト対象として,Ruby on Rails のサンプルアプリつき) http://www.name-of-this-site.org/codi... このエントリでは, Exceleniumのコンセプトである「実行可能ドキュメント」という概念について,少々解説する。 そのコンセプトを実現するために,Exceleniumにどのような技術や手法が使われているか,を解説する。 「実行可能ドキュメント」というコンセプト 「論理名でテストケースを記述する
WACATEが関係しているソフトウェアテストの同人誌「Software Testing ManiaX」の第4巻が発行されます。今回は僕も記事を寄稿させていただきました。 日時 : 2010/12/31 10:00~16:00 場所 : 東京ビックサイト サークルNo: 東R-58a「WACATE」 発行 : さーくるWACATE ◆Software Testing ManiaX vol4 刊行にあたって / 池田 暁 ◆テストマネジメントツールは本当に必要か? / 湯本 剛 ◆Clarifying the context of your methods, approaches, insights, implications and case studies / Shuji MORISAKI Ph,D ◆炎上について学びましょう / 渡辺 亮 ◆一般化線形モデルを用いたソフ
Recent entries Apache2.4のリリース予定は来年(2011年)初め(あくまで予定) inoue 2010-12-23 Herokuの発音 inoue 2010-12-20 雑誌記事「ソフトウェア・テストPRESS Vol.9」の原稿公開 inoue 2010-12-18 IPA未踏のニュース inoue 2010-12-15 労基法とチキンゲーム inoue 2010-12-06 フロントエンドエンジニア inoue 2010-12-03 ASCII.technologies誌にMapReduceの記事を書きました inoue 2010-11-25 技術評論社パーフェクトシリーズ絶賛発売中 inoue 2010-11-24 雑誌連載「Emacsのトラノマキ」の原稿(part8)公開 inoue 2010-11-22 RESTの当惑 inoue 2010-11-22 「プ
「リーンソフトウェア開発」P219から。 システムが、顧客の意図どおり動くことを確認するテストは「顧客テスト」という名前で呼んだ方がよい。それは、テストの目的が、顧客がシステムに期待したとおりシステムが動くことを確かめるためだからである。 そう。そのとおりだ。そして、本書ではその顧客テストを短いサイクルタイムで複数回を行うことでリスクを軽減するというアプローチを取る。 その主張も正しい。一つの解決策として非常に参考になる。 だけど、ここで一つ大きな疑問がある。顧客はなぜ「顧客テスト」をするとしっかり仕様の漏れ、ミスを発見できるんだろう? ちょうど今日もそうだった。すでにシステムはリリース間近。まさに「顧客テスト」が行われていた。そして発覚した仕様の漏れ。 その対応自体はけっきょく事なきを得たのでここで話題にはしないけれど、不思議なのはその仕様はけして「ビジネス環境の変化」で昨日今日浮上した
第43回 SEA関西プロセス分科会のご案内 -------------------------------------------------------- ~~ 第43回 SEA関西プロセス分科会のご案内 ~~ テーマ1:チケット駆動開発による現場力の向上 講師 :阪井 誠 氏(株式会社SRA) (「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」著者) テーマ2:TestLinkのベストプラクティス 講師 :小川 明彦 氏(XPJUG関西) (「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」著者) テーマ3:なぜなぜ分析は、なんでうまくいかへんねん 講師 てふかん(テスト技術者交流会 関西勉強会) 角口 勝隆 氏 新美 崇宏 氏 渡辺 亮 氏 主催 :ソフトウェア技術者協会 関西支部 プロセス分科会 日時 :2011年01月15日(土) 13:00~17:00 会場 :大阪市
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