米ツイッター社は5月11日、グーグルの元チーフサイエンティストで、スタンフォード大学の中国系教授・李飛飛︵リー・フェイフェイ︶氏を独立取締役に起用したと発表した。同氏のAI︵人工知能︶の専門知識を活かすことで同社の﹁多様性﹂を反映し、﹁ポジティブな変革﹂を促すとした。 李飛飛氏は﹁グーグルAIチームの中国進出を果した﹂ことで知られている。一方、中国政府と深いつながりも持つ。李氏を起用したツイッターが今後、中国共産党寄りの立場に舵をとるとの懸念が広がっている。 ツイッターは2016年4月、中国で市場を開拓するため、中国共産党の解放軍や公安部門での職歴を持つ陳葵︵チェン・クイ︶氏を中国市場の総責任者に任命したが、ツイッターの﹁赤化︵せっか︶﹂に危機感を抱く多くのツイッターユーザーから強い反対を受けた。陳氏はわずか8カ月後に退任した。 李飛飛氏﹁グーグルAIチームの中国進出を導いた﹂ 北京市生ま
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