新型コロナウイルス感染症が1月に日本に流入してからすでに丸10ヵ月が経過し、いま再び第3波と言えるような事態が起きている。この間、コロナウイルスについては様々な研究結果が発表されているものの、その量はあまりにも膨大なうえ、報道などで伝えられるのはその一部で、その一部すら日々追えていない人がほとんどだろう。 そこで、この感染症治療の最前線にいる国立国際医療研究センターの国際感染症センター国際感染症対策室医長で感染症専門医の忽那賢志氏へ緊急インタビュー。新型コロナについて現在まで分かっていること、わかっていないことを整理したうえ、第3波ともいわれる状況下にあって、いま「知っておくべきこと」を掘り下げた(本インタビューは11月18日時点までに行われたものであり、その時点での知見に基づいている)。 「気温の低下」は大きい ―日本国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行については、
![新型コロナ、日本の満員電車で「クラスター」が起きない「意外なワケ」(村上 和巳) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/afd949f68ad2aaabdb27c58b4c92dca20d504649/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F5%2F1200m%2Fimg_c58fff578e7f35447cfe0e72e3e9815d44136.jpg)