400万年の歴史を持つ琵琶湖。生い立ちや生物進化の筋書きを見直すプロジェクトが動き出した︵写真‥産経新聞︶ ゲンゴロウブナやビワマスなど﹁ここにしかいない﹂とされる固有種が数多く生息する琵琶湖。魚類だけでなく貝類や水草、昆虫などさまざまな生き物に固有種がみられる。そんな独特の生態系を持つ湖を舞台に、世界を驚かせる調査が行われた。体長が1ミリにも満たない微小生物の新種が、平成18〜24年度の7年間で50種類も発見されたのだ。このプロジェクトには世界各国から第一線の専門家が集結した。肉眼で捉えられない世界でも豊かな﹁生物多様性﹂が明らかになり、琵琶湖の環境に熱い視線が注がれている。 ︻フォト︼ 微小生物の新種が見つかった場所を示すマーク・グライガー氏ら ■注目集めた企画展 草津市の県立琵琶湖博物館で﹁かわいいモンスター ミクロの世界の新発見﹂と題した企画展が、昨年12月から今年3月まで開か