来年2月開催予定の第3回京都マラソンで、さまざまな宗教の代表者がマラソンコースをたすきでつなぐ「宗教者駅伝」を京都市が検討している。宗派を超え、世界平和への願いを宗教都市・京都から発信するのが狙いだ。6月に先進例のルクセンブルクに職員を派遣し、運営状況などを視察する。 京都マラソンの一部門として開催し、仏教やキリスト教、イスラム教など異なる宗教の代表者らでチームを組むことを想定。世界平和だけでなく、東日本大震災の復興支援や鎮魂の思いも込める。 市によると、ルクセンブルクで行われている「ルクセンブルク ING ヨーロッパ・マラソン」で、2008年から宗教家を集めた駅伝が開催されている。異宗教混合の1チーム4人で編成し、7宗教から11カ国50人が参加した実績があるという。 全日本仏教会の国際交流審議会委員を務める退蔵院(京都市右京区)の松山大耕副住職が、昨年7月に出席したシンポジウムでル
焼失前、江戸時代に実物を見たとされる画家が描き残した大船鉾の姿=大船鉾保存会提供 祇園祭最大の見どころ・山鉾(やまほこ)巡行で、江戸時代までトリをかざっていた大船(おおふね)鉾と呼ばれる巨大な鉾があった。約150年前の幕末の争乱で大部分が焼失してしまったが、近く展示用に復元されることになった。巡行復帰に向けた一歩を踏み出した。 大船鉾は500年以上前につくられた。ほかの鉾の胴体は長さ3.5メートル程度で、大船鉾はその2倍ほどあったとみられる。1864(元治元)年、長州藩と会津・薩摩藩などが衝突した蛤御門(はまぐりごもん)の変で、木組みや車輪など本体部分が焼けてしまった。250点を超える装飾品や神体などは難を逃れ、1870(明治3)年には、ふたつきの箱・唐櫃(からひつ)に神体である神功皇后の面を入れて巡行したこともあるという。 しかし、鉾は再建できず、巡行前夜の宵山で、四条町大船鉾保存
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