大阪市の﹁家庭教育支援条例﹂案はその背景にある疑似科学的な主張が問題視されたため、そのままの形で成立することはないでしょう。しかしながら、これは﹁維新の市議団が運悪く疑似科学的な主張にひっかかってしまった﹂ために起きた問題ではありません。﹁親学﹂が右派の世界観、人間観によくマッチする主張だからこそ、その科学的な妥当性︵のなさ︶なんて気にせずに飛びついたわけです。当ブログの読者の方は、産經新聞が以前に︵04年と06年︶インテリジェント・デザイン説への提灯記事を載せたことをご記憶だと思いますが、これも統一教会への義理立て︵だけ︶というわけではなく、進化論=唯物論=道徳教育に悪い、という右派の発想にID説がマッチするからでもあります。科学が右派の世界観、人間観を支持してくれない領域においては、右派はどれだけ批判されても疑似科学に支持を求め続けるでしょう︵南京事件否定論などもその例︶。 ところで、
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