エルデンリングは優れたアクションゲームであるが、オープンワールドゲームとしては完全に失敗している。 どこが失敗しているのか、なぜ失敗しているのかを以下に述べる。 オープンワールドゲームにとって最も重要な問題は﹁壁に登れるかどうか﹂である。 この﹁壁﹂とは、建物の壁だけに限らず、崖、岩、草木、あるいは﹁見えない壁﹂まで、あらゆる障害物を指している。 ﹁ここは通ってほしくないから壁を置いておこう﹂ ﹁こちらに進んでほしいから他の道は行き止まりにしておこう﹂ そうしてゲームクリエイターがプレイヤーをコントロールしようとして設置されるものが﹁壁﹂である。 オープンワールドという﹁どこまでも自由に行けるゲーム﹂とはまったく正反対の性質のものであることがわかるだろう。 しかしその﹁壁﹂を登ることができるならば、障害物だった﹁壁﹂は、すべてが立体的な﹁道﹂へと変貌する。 たとえるなら、 お化け屋敷です、
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