ここ2年ほど、全国に点在する経営者や経営幹部と出会い、話を聞く機会を増やしている。月平均3~4名くらいのペースで、企業規模は数十名から数百名前半くらいの中小・中堅企業が多い。 地域/業種/業界/規模はバラバラながら、共通する話題もある。中でも表題の﹁40~50代社員の老害化﹂はよく耳にするテーマである。 個人的には、﹁老害﹂という言葉を安易に用いるのは好きではない。なぜなら、自分に都合が悪い年配者をすべてそこにカテゴライズし、全否定できる言葉だからである。実際には老害とは反対の﹁若害﹂といえる現象も存在するように思う。それも含めて、物事は﹁誰が言ったか﹂ではなく﹁何を言ったか﹂で冷静に客観的に見なければいけない。 その前提があった上で、比較的若い経営者や経営幹部の話を聞くと、﹁それは確かに老害という言葉で表現するしかないかもしれない﹂と思うことはある。 老害社員とは こうした話題で出てくる