ぼざろに触れてのASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチ氏こと後藤正文さんの語りがどちらも面白かった。 今さらではあるが大事な予備知識として。ぼざろこと「ぼっち・ざ・ろっく!」は、ゴッチこと後藤正文氏所属バンドのアジカンこと「ASIAN KUNG-FU GENERATION」へのリスペクトがそりゃーもう強く窺える作品である。全12話すべてのタイトルはアジカンの曲のもじりであるし、後藤・伊地知・山田・喜多とバンドメンバーの名字も肖っているし、いわんやエンドロールに歌われた「転がる岩、君に朝が降る」をである。 そうしてリスペクトを捧げられた当人様がぼざろについて語ったのだから、まあ面白くないはずがないのだけど。 語られたのは、主にアジカンがインディーズだった頃の話で、そのお話を濃密たらしめたのはもちろん氏の血が通った体験談だからこそだろうけど、ぼざろの、下北沢付近やライブハウス
新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けた業界の1つが、ライブなどのイベント中止が相次ぐ音楽業界だ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文氏は「エンターテインメントの支援が後回しにされている現実がある」と指摘する。ベテランバンドマンが考えるライブハウスの役割とは何か——。(第1回/全2回、聞き手・構成=姫路まさのり) ライブハウスで揉まれた大学時代 1つ1つの質問に前のめりに頷き、ステージ上では伺えない温和な笑顔さえ浮かべる後藤。自身も含めた音楽業界の深刻さを誰よりも見晴かしながら、それでいてどこか天気の話でもするように、悠揚と語り始めた。 ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)、愛称は“アジカン”。1996年に大学のサークル仲間4人で結成し、2003年にメジャーデビュー。オリコン1位、アリーナツアー、フェス
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