ロシア人は、ヨーロッパ最大の民族的・言語学的集団﹁スラヴ人﹂に属している。今では﹁汎スラヴィズム﹂は衰退してしまっており、ロシア人は、スラヴの﹁兄弟たち﹂の大部分に対しては親近感を覚えることがない。これは、複数の歴史的理由による。 それでは、スラヴ人とは何を意味するか?この集団には何十もの民族︵そして3億~億5000万人の人口︶が含まれているので、スラヴ人の定義はなかなかやっかいな問題だ。 スラヴ人は、ドイツからカザフスタン、さらにはロシアの極東までいたる所に住んでいる。これに移住者を加えるならば、スラヴ人は基本的に地球上のどこにでもいるだろう。こんなに分散しているからには、何か共通点を持つのは難しいわけだ。 にもかかわらず、共通点と考え得るものはいくつかある。例えば、﹁スラヴ的性格﹂の複雑さと特殊性をテーマとしたサイト﹁Slavorum﹂には、最も一般的なミームが挙げられている。 例えば