長らく自動テストとテスト容易設計を生業としてきましたが、最近は色々な限界を感じて形式手法に取り組んでいます。 この記事では、既存の自動テストのどこに限界を感じてなぜ形式手法が必要なのかの私見を説明します。なお、私もまだ完全理解には程遠いため間違いがあるかもしれません。ご指摘やご意見はぜひ Kuniwak までいただけると嬉しいです。 著者について プログラマです。開発プロセスをよくするための自発的な自動テストを支援する仕事をしています(経歴)。ここ一年は R&D 的な位置付けで形式手法もやっています。 自動テストの限界 自動テストとは 私がここ数年悩んでいたことは、iOS や Web アプリなどのモデル層のバグを従来の自動テストで見つけられないことでした。ただ、いきなりこの話で始めると理解しづらいと思うので簡単な例から出発します。 この記事でいう自動テストとは以下のようにテスト対象を実際に
Vite(ヴィート=フランス語で「速い」の意味)は2020年に発表された新しいフロントエンドのビルドツールです。 開発者がVue.jsの作者であるEvan You氏であるため、Vue.jsのツールであると誤解されることもありますが、プレーンなJavaScript(バニラJS)からVue.js・React・Svelteといった流行のフレームワークまで、さまざまな環境で利用できる汎用的なツールです。 位置付けとしてはwebpackのようなバンドラーと呼ばれるものに近い存在ですが、それだけではありません。この記事では、Viteを導入してプレーンなJavaScriptから、TypeScript+Vue.js・Reactといったフレームワークまで、快適な開発環境を手に入れる方法を紹介します。 この記事で紹介すること: Viteの特徴と基本の仕組み 基本の使い方 Vite + SCSS Vite +
このリストは何? MDN web docs を、あたかも書籍の目次かのごとく整理しなおしたものです。それぞれ MDN web docs の記事へリンクしています。 なぜこれが必要になったかというと、人材市場でフロントエンドエンジニアが少なすぎる現状をどうにかするべく教育体制を整えるところから考え始めたのですが、それならまずは日頃お世話になっている MDN web docs を教材として扱いたいなと思ったからです。慣れてきてもよく参照するし「アレどこだっけなぁ?」を軽減もしやすいかなって。 MDN web docs は内容そのものはかなり充実しているものの、リンクがあらゆる方向に張り巡らせられており ある一定の流れに沿って読む ということが少々難しい側面もあります。特に初学者にとっては、迷子になりやすいかもしれません。 ですので、初学者でも学習しやすいように MDN web docs 全体の
github.blog GitHub Actions の新バージョンが 8/8 に発表されました。 www.kaizenprogrammer.com 自分は過去にも旧バージョン時に GitHub Actions の入門記事を書いていたのですが、新バージョンがこれまでと大きく変わってしまっているので、この記事ではあらためて GitHub Actions についていろいろ調べたり動かしてみたりした内容をまとめます。 目次 注意事項 GitHub Actions とは これまでの GitHub Actions とどこが変わったか コンセプト マルチプラットフォーム対応 HCL から YAML へ 料金 その他 GitHub Actions と Azure Pipelines 簡単な例 (Hello, World) ワークフローの設定 ワークフローとは ワークフローを実行するイベント ワークフロー
第1回は、さまざまなタスクをこなす万能型ジェネレーティブAIツール「ChatGPT」の性能の鍵を握る「トークン長(GPTが文脈を意識できる過去の単語数)」やGPTの歴史的経緯について解説しました。第2回はGPTを支える自然言語処理 の分野で使用される深層学習モデル「Transformer」とその根幹となる「Attention機構(そのタスクにおいてどの単語の重要度が高く、注目すべきか決める仕組み)」についてです。TransformerとAttention機構の仕組みを定性的に把握し、それを踏まえてGPTの能力と可能性について考察したいと思います。テクノロジー領域に明るくない人でもわかる記事を目指します。
draw.io はブラウザを使用してフローチャート、プロセス図、組織図、UML 図、ER モデル、ネットワーク図などを作成できる優れたツールです。作成した図は xml ファイルとして保存でき、GitHub との連携もシームレスに行われます。3 年ほど愛用しているツールですが、隠された使い方がたくさんあります。すぐに忘れてしまうので取りまとめておきます。 「こんな使い方あるよ!オススメだよ!!」という方はぜひ編集リクエストをいただければ追記していく予定です 😊 ※ 主に参照している文献は以下、公式ブログは非常に分かりやすいのでオススメです。 ツイッター公式アカウント 公式ブログ ショートカット ショートカット集です。机の上に置いて覚えましょう。 Line / 線 まずは最も頻繁に使う Line(線)の使い方からご紹介します。 矢印をまっすぐに揃える ちまちまと矢印の線をドラッグして微調整し
画像は『「統計学Ⅲ:多変量データ解析法」講座PV ~ gacco:無料で学べる大学講座』より オンライン講座サイト「gacco(ガッコ)」では2021年1月14日から、日本統計学会と日本行動計量学会の協力のもとに作成した「統計学Ⅲ:多変量データ解析法」が開講される。受講料は無料。 『「統計学Ⅲ:多変量データ解析法」講座PV ~ gacco:無料で学べる大学講座』より 実際のデータは複数個の測定項目からなる多変量データであることが多く、そのようなデータの統計解析手法の学習は、統計手法の現実問題への応用で極めて重要なものと言える。本講座では、多変量解析法を実際のデータに適用する際の注意点や実際の応用例を中心に学習できる。 『「統計学Ⅲ:多変量データ解析法」講座PV ~ gacco:無料で学べる大学講座』より 講師は、横浜市立大学データサイエンス学部教授の岩崎学氏、大阪大学大学院人間科学研究科
RESAS(地域経済分析システム) APIの「都道府県一覧」APIから取得するAPIレスポンスから都道府県一覧のチェックボックスを動的に生成する都道府県にチェックを入れると、RESAS APIから選択された都道府県の「人口構成」を取得する人口構成APIレスポンスから、X軸:年、Y軸:人口数の折れ線グラフを動的に生成して表示する「総人口」の他に「年少人口」「生産年齢人口」「老年人口」も切り替えるUIを何らかの形で用意し表示できるようにすること(同時に表示する必要はない) React/Vue.jsのいずれかを用いてSPAを構築すること(バージョンはできるだけ最新版をご使用ください)ReactVueNuxt.jsやNext.jsなどの、これらを内包したフレームワークの利用も許可する都道府県一覧および総人口情報はRESAS APIのデータを用いることグラフは Highcharts や Rechar
↓新作もよろしくやで! ジェネリクスをもう少しだけ使いこなす。 コロナウィルス対策でリモートワークしてみたらReduxやVuexのメリットが分かった 36歳ザコーダーの休日 ワイ「何やこのコード、全然動かへんやん」 ワイ「怖いな~怖いな~…なんか嫌だなあ~」 よめ太郎「(何で自分が書いたコード見て稲川淳二みたいに怯えとんねん・・・)」 よめ太郎「(そんな鳥肌立つようなクソコード書いてんのかいな・・・)」 娘(4歳)「ねぇ、パパ」 ワイ「なんや、娘ちゃん」 娘「ちょっと、作ってほしい関数があるの」 ワイ「またかいな」 ワイ「娘ちゃんはホンマに関数が大好きやなぁ」 ワイ「しゃあない、パパはプログラミング苦手やけど、頑張って作ったるわ」 娘「ありがとう、パパ」 今回の要件 ワイ「ほんで、今回はどんな関数を作ればええんや?」 娘「えっとね」 娘「'あ'という文字列を渡したら」 娘「['あ', 'あ
どうも、まさとらん(@0310lan)です! 今回は、Googleが提供しているスプレッドシートを表計算ではなく、Web開発の即戦力になる万能ツールへと変えてしまうサービスを厳選してご紹介しようと思います。 スプレッドシートのデータを活用して、Webコンテンツを作成したりデータベースとして活用するなどさまざまな開発手法に応用できるので、ご興味ある方はぜひ参考にしてみてください! ■スプレッドシートのデータを即座にAPIで提供する! 【 SwiftSheet 】 SwiftSheetはExcelやスプレッドシートなどで管理しているデータを、即座にRESTful APIとしてホスティングしてくれるのが大きな特徴です。 CSVで保存したファイルをアップロードするだけという簡単な操作のため、ユーザー登録や課金などは一切不要です。 たとえば、お店のリストをスプレッドシートで管理しているとします。 こ
JMDCでアプリのデザインを5月から担当しているはんざわです。 Webやアプリのフロント開発者のみなさんはデザインツール Figmaをご存知でしょうか? JMDCではこれまでAdobe XDをメインで使用していました、今年からFigmaに乗り換えました。 乗り換えに伴い、デザイナー以外のメンバーにもFigmaを操作できるようになるべく、勉強会を開催しました。 勉強会はオンラインで開催。Figmaで資料を作成、参加者に資料を開きながらGoogle Meetを繋げて詳細を説明していきました。 勉強会で使用した資料はFigmaのCommunityにアップしているのでぜひ見てみてくださいね。 www.figma.com エンジニアがFigmaを触れるようになることのメリット 基本知識と基本操作 実装するために使う デザインシステムについて そのほか便利な機能 さいごに エンジニアがFigmaを触れ
本サイトの記事は、「動画」に「デザイナーの現場感」を加えて、書籍以上のものを目指して書かれたものです。原則、初心者向けに書かれていますが、最新の機能も必ずいれるようにしていますので、中級者以上にも満足していただけると思います。 Illustrator(イラストレーター)は機能を覚えるというよりも、まずは作りたいものを作ってみるという覚え方が一番効率が良いです。 illustratorでできること ロゴ、アイコン、イラスト、文字組みなどを利用して雑誌の紙面やフライヤー、ポスターなどの平面のデザインをつくることを得意としたソフトです。 一方、よく比較されるPhotoshop(フォトショップ)は写真の加工や合成、色調整など、画像を扱ったデザインを得意とするソフトです。 illustratorとPhotoshopの違いはこちらから
この記事は@yugui氏の書いた至高のDockerイメージ生成を求めてに感謝しつつ、記事が投稿された当時には無かったさまざまな事情を組み込んで再度まとめたものである。 良いDockerイメージ 良いDockerイメージとは何だろうか。Dockerの利点は次のようなものだから、それを活かすイメージが良いものであるに違いない。 ビルドしたイメージはどこでも動く 適切にインストールされ、設定されたアプリケーションをそのままどこにでも持っていける。 コンテナ同士が干渉し合うことはないので、任意のイメージを互いに配慮することなく柔軟に配備し実行できる 必要のないサービスがコンテナ内で走っていないので、セキュリティの向上に資する イメージの転送が効率的である ベースイメージ部分は一度送ればいちいち再転送する必要がないので、ベースイメージを共有する複数のイメージを効率的に転送できる 標準のレジストリAP
この記事について この記事は、Docker Desktopのチュートリアルを和訳したものです。 公式のチュートリアルなので、安心して、かつ効率的に学習することができます。 Docker DesktopからDocker Hub、Docker Composeまで網羅されているので、初学者がDockerに初めて触れたり、中級者が基礎を振り返るのに最適です。 翻訳元のチュートリアルは、2021/10/7時点で最新のものです。長い時間が経過している場合、情報が古くなっている場合がございますのでご注意ください。 読者に誤解を与えない部分は、読みやすさを重視して適宜意訳しています。 DeepL等を使用して推敲は行っていますが、間違っているところやより良い表現があれば、編集リクエストをお願いいたします。 翻訳元 getting-started : https://github.com/docker/get
この記事はコネヒト Advent Calendar 2019の11日目の記事です! qiita.com はじめに 半年ほど前から新規事業のチームで仕事するようになり、主な技術スタックもPHPからGo, Next.jsへと変わりました。 その中で、特にフロントエンドのテスト周りにおいてキャッチアップ不足を感じていたのですが、たまたま見つけた*1「Full Stack Open 2019」という教材がとても良かったので紹介したいと思います。 「Full Stack Open 2019」とは fullstackopen.com フィンランドのヘルシンキ大学で実際に使われているテキストベースのオンライン教材です。 Nodeで作られたREST APIとReactを使ったSPAの実装を通して、React・Redux・Node.js・MongoDB・GraphQLが一度に学べる教材となっています。 教材
Flutter入門 - 簡単なアプリを作ってUI宣言やホットリロードなど便利機能の使い方を理解しよう モバイル向けアプリケーションのフレームワーク・Flutterを使って簡単なアプリケーションを作成する基本的な開発について、FlutterのGoogle Developers Expertである上田哲広さんに解説していただきました。 こんにちは。上田哲広(@najeira)です。FlutterのGoogle Developers Expertとして活動しています。 Flutterは、Googleが中心となってGitHub上でオープンソースなプロジェクトとして開発されている、モバイル向けアプリケーションのフレームワークです。AndroidとiOSのアプリを単一のコードベースで開発できます。 GitHub - flutter/flutter: Flutter makes it easy and
id:daido1976 です。入社してからあっという間に1年が経っていました。 直近3ヶ月ほどプライベートでフロントエンド開発の勉強をしていたのですが、ここ数年で CSS の Grid や React の Hooks が新しく導入されたことなどもあり、少し古いコンテンツだと教材として役立たない1 と感じることが多かったので、本記事では私が実際にやってみた中で 2019年時点で オススメできると判断した教材や学び方を皆さんにご紹介したいと思います。 はじめに やったこと JavaScript MDN の JavaScript の部分を読む & 手を動かす JavaScript Primer を読む YouTube 動画で Promise を学ぶ デバッグ方法を学ぶ React React 公式のチュートリアルを2周する egghead.io の動画で Redux を学ぶ ヘルシンキ大学の
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