ビックリしましたよ。 これが分からない人がいるらしいですよ? じゃあ全力で解説してやりますか。 金で繋がった信頼=相手の理性への信頼この物語をマクロな視点でまとめると﹁ガブール人という人種が、帝国と信頼関係を築くまでの物語﹂なんだよね。 ルークの提案により帝国政府とガブール人の間には﹁400億ベルクの借金﹂という経済的な繋がりが誕生した。 もちろん帝国政府が武力などを背景に﹁ガブール人から借りた金とか知らねえよ﹂と言えば踏み倒すことは可能だ。 しかしそれをやってしまえば﹁帝国政府は金の話を平気で誤魔化すような奴らだ﹂→﹁こんな奴らの作った紙幣は信頼できねえ﹂→﹁ベルク札暴落﹂→﹁ハイパーインフレーション﹂→﹁帝国経済終わり﹂というシナリオへと進んでしまう。 これによって帝国政府が受ける打撃は400億ベルクなんかでは効かないので、帝国政府はこの取引を裏切れないのである。 巨大な経済という歯車