――――――――――――――――――――――――――――――― バブル崩壊以後の30年、日本ではプレイング・マネジャーが圧倒的に増え、管理職賃金は下がり、部下育成の難易度が増しています。管理職ポストの後継者不足、イノベーション不足、部下育成不足、さらには管理職本人のストレスなどが増大。パーソル総研の小林祐児さんは、この現状について「管理職になることが罰ゲーム化している」と警鐘を鳴らしています。今回の対談では、日本企業の抱える根本的な課題に迫ります。 <ポイント> ・組織は「白馬のリーダーシップ待ち」状態 ・「管理職のなり手が現れている」ことが問題 ・「任されなさのマトリョーシカ」」とは? ――――――――――――――――――――――――――――――― ■「社会」とは何か? 倉重:今回はパーソル総研の小林祐児さんに来ていただき、『罰ゲーム化する管理職』という著書をテーマにお話を伺っていきたい