ベラルーシの首都ミンスクで開かれた大統領選の選挙集会で演説する野党候補、スベトラーナ・チハノフスカヤ氏(2020年7月30日撮影)。(c)Sergei GAPON / AFP 【8月8日 AFP】ベラルーシの主婦で2児の母親であるスベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏(37)は、大統領選に立候補する野望などこれまで全くなかった。だがハリウッド(Hollywood)映画顔負けの展開を経て、たった数週間で無名の個人から、9日の選挙で6選を目指す現職アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領にとっての最大の対立候補となった。 チハノフスカヤ氏の大統領選出馬の目的は、身柄を拘束されている夫セルゲイ・チハノフスキー(Sergei Tikhanovsky)氏(41)の解放と、旧ソ連構成国である人口950万人のベラルーシに切望さ