米国は28日、ベラルーシの首都ミンスク(写真)の大使館を閉鎖したと発表した。2016年3月撮影(2022年 ロイター/Vasily Fedosenko) [ワシントン 28日 ロイター] - 米国は28日、ベラルーシの首都ミンスクの大使館を閉鎖したと発表した。ロシアの首都モスクワの大使館についても緊急対応要員以外の職員および家族の出国を許可した。
ベラルーシの首都ミンスクで、抗議デモの顔となっているニーナ・バギンスカヤさんを拘束する治安部隊(2020年9月19日撮影)。(c)TUT.BY / AFP 【9月20日 AFP】ベラルーシの首都ミンスクで19日、大統領選の結果に抗議する女性たちの大規模なデモ行進が行われ、抗議活動の顔になっているニーナ・バギンスカヤ(Nina Baginskaya)さん(73)ら数百人が治安部隊に拘束された。 デモ行進には約2000人の女性が参加。先月の大統領選の勝利が論議を呼んだアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領の退陣を求め、女性だけで行われている一連の抗議活動の最新の動きだった。AFPの記者は、手をつないで立っていた女性たちを警察が妨害し、警察のワゴン車に押し込み始めた場面を目撃した。 バギンスカヤさんは抗議活動の屈指の有名人で、勇気ある行動で知られ、たびたび
(CNN) ポーランド・ウクライナ国境のポーランド側の雑木林で、迷彩服を着た男たちが止血帯を渡される。そしてぬかるんだ地面に膝(ひざ)をつき、基本的なサバイバル訓練を始める。 【映像】ウクライナのため戦う、ベラルーシ亡命者からなる部隊に密着 彼らは自分たちを「ポホニア大隊」と呼んでいる。主にポーランドやヨーロッパ各地に住む30人弱のベラルーシ人亡命者グループで、ウクライナを守るための戦いにすでに参加している数百人の同胞の仲間入りをすることを望んでいる。 志願兵たちは、ロシアのプーチン大統領の支配から祖国を解放するためにはまずウクライナで同氏を倒さなければならないと話す。 隊員らの年齢は19~60歳。自動小銃カラシニコフのレプリカを携帯しているが、戦闘経験のある者はほとんどいない。 プロのポーカープレーヤー、ロックミュージシャン、そして電気技師もいる一団を率いるのは反体制派でレストラン経営者
ウクライナ侵攻を続けるロシアと隣国ベラルーシで、エイズの感染拡大が続いている。国連は、ロシアでの新たなエイズウイルス(HIV)感染者数が世界でワースト5に入ると警告、感染者は人口の1%に達する勢いだ。深刻化している欧米との対立が、感染予防に関する知識の普及を妨げており、事態の悪化に歯止めがかからない。(ミンスクで、小柳悠志) ロシアとベラルーシ ともに旧ソ連構成国で、キリスト教東方正教を信仰する東スラブ系住民が多数を占める。1999年に両国は連合国家創設条約を締結。ウクライナ侵攻でもベラルーシはロシア軍の出撃拠点を提供し、ロシアと同じく欧米から制裁を受けている。ロシアの人口は約1億4000万人。ベラルーシは約950万人。
旧ソビエトのベラルーシで行われた大統領選挙で現職のルカシェンコ大統領の6選が確実となりました。しかし、対立候補は「大規模な改ざんが行われた」として選挙結果を認めない考えを示し、両者の対立が先鋭化しています。 中央選挙管理委員会は10日、開票率84%の時点の得票率を発表し、現職のルカシェンコ氏が80.2%、チハノフスカヤ氏が9.9%で、ルカシェンコ氏の6選が確実となりました。 これについてチハノフスカヤ氏は10日、会見を開き、「大規模な改ざんが行われた」として、選挙結果を認めない考えを示しました。 またチハノフスカヤ氏の支持者ら数千人は、投票終了後、首都ミンスクなどで「不正な選挙だ」と抗議の声をあげ、治安部隊がゴム弾や放水車を使ってデモ隊の排除に乗り出し、激しく衝突しました。 抗議活動は10日未明まで続き、ベラルーシの人権団体などによりますと、1人が死亡、数十人がけがをし、全国でおよそ300
3月17日、ベラルーシのルカシェンコ大統領はロシアのウクライナ侵攻が始まって以降“西側メディア”として初めてTBSテレビ「報道特集」金平茂紀キャスターのインタビューに応じました。 28年間に渡って政権を握り、その強権的な政治手法から「ヨーロッパ最後の独裁者」とも指摘されているルカシェンコ氏。 ロシアの同盟国として、一貫してプーチン氏との結束を示し、ロシアはベラルーシをウクライナ北部の攻撃拠点としています。ただ、その一方でベラルーシは、直接の軍事攻撃には参加していません。 金平キャスターの問いにルカシェンコ氏はどう答えたのか。 インタビュー全編に日本語訳を加え、公開します。 ご覧ください。 #Belarus #Lukashenko #exclusive interview #ルカシェンコ大統領 #報道特集 ▼TBS NEWS 公式サイト https://news.tbs.co.j
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2022年12月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】(更新)ベラルーシ政府は29日、ウクライナ領内から発射されたミサイルを防空システムで迎撃したと発表した。ロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアの主要同盟国であるベラルーシがこのような報告をしたのは初めて。 動画:ロシア、ベラルーシが合同軍事演習 ベラルーシ国防省は、同日午前10時(日本時間午後4時)ごろミサイル1発が迎撃され、ウクライナおよびポーランドと国境を接する西部ブレスト(Brest)州の村でその残骸が見つかったと発表。残骸は、初期調査段階で「ウクライナ領内から発射された地対空誘導ミサイルS300の破片とみられる」としている。 メッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、大統領府に関係するアカウントから先に投稿された声明によると、ミサイル着弾はアレクサ
ベラルーシ・ミンスクの国際空港で、緊急着陸させられたライアンエアのリトアニア行き旅客機の預け入れ荷物を検査する探知犬と職員(2021年5月23日撮影)。(c)AFP PHOTO / ONLINER.BY 【5月24日 AFP】アイルランド政府は24日、ベラルーシの反政権派が乗っていたアイルランドの航空会社ライアンエア(Ryanair)の旅客機がベラルーシ当局によって同国首都ミンスクに緊急着陸させられたのは、「国家主導」の「空の海賊行為」だと非難した。 サイモン・コーブニー(Simon Coveney)外務・国防相は、公共放送RTEに対し、「警告や厳しい言葉の発表文で済ませてはならない事件だ。実のある制裁を科されなければならないと考えている」と主張。「これは実質的に空の海賊行為だ。それも、国家主導のだ」と述べた。 報道によると、ライアンエア機はギリシャの首都アテネからリトアニアの首都ビリニュ
ベラルーシの選手ら=2021年7月、東京五輪の開会式/Matthias Hangst/Getty Images (CNN) 英政府の公式サイトに20日、米国や日本など「志を同じくする」30カ国以上の共同声明が掲載され、ロシアとベラルーシの選手が国際スポーツ大会に出場することを禁じる提案を支持すると表明した。 国際オリンピック委員会(IOC)は先月、来年開かれるパリ・オリンピックにロシアとベラルーシの選手が「中立選手」として出場できるようにする方針を決定。これに対して英国、カナダ、欧州諸国などは、IOCに再考を要請した。 「ロシアとベラルーシでは、スポーツと政治が密接に絡み合っている」と声明は指摘。「国家を特定しないというIOCの条件の下、ロシアとベラルーシのオリンピック選手が国家から直接的な資金援助を受けていながら『中立』の立場で出場することがどれほど現実的なのか、我々は強い懸念を持ってい
3カ月も続いている抗議デモ ベラルーシでは、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領への抗議デモが11月8日にも行われたが、その際約400人が警察などに拘束されたという。 この抗議デモはベラルーシの国内各地で約3カ月も続いているが、これまでに数万人が拘束されたと言われている。 ルカシェンコ大統領はすでに20年以上もその地位にとどまり続けており、多くの市民らが8月に行われた大統領選挙のやり直しや、大統領の退陣を求め、毎週日曜日に抗議デモを続けてきた。 Twitterに投稿された動画を見る限り、8日に行われたデモ行進は平和的に見える。 Nov 8. Look haw many people were moving along Masherau Ave as part of #PeoplePowerMarch. Video: TG @motolkohelp #Minsk #Belarus #Belar
ベラルーシが近く参戦か 米高官「ウクライナが反転攻勢」―CNN 2022年03月23日06時40分 【図解】ベラルーシ 【ワシントン時事】米CNNテレビは22日、米国や北大西洋条約機構(NATO)当局者の話として、ベラルーシが近く、ロシアのウクライナ侵攻作戦を支援するために参戦するとの見通しを報じた。一方、米国防総省高官は「ベラルーシの動向を注視しているが、参戦しそうだという特別な動きはない」と否定した。 ロシア、ベラルーシで偽旗作戦か 「参戦誘発狙い空爆」と主張―ウクライナ軍 CNNによれば、NATO当局者は「ロシアのプーチン大統領は支援を必要としている」として、ベラルーシが参戦する可能性が高まっていると指摘。別の当局者も「ベラルーシ政府はウクライナに対する攻撃を正当化するための環境づくりを進めている」との見方を示した。 ベラルーシの反体制派は、数千人規模の戦闘部隊が早ければ数日以内にウ
ベラルーシが同国領空を飛行中の国際線旅客機を自国に緊急着陸させジャーナリストらを拘束したことを受け、航空各社がベラルーシ上空を迂回(うかい)するルートに変更している。そうした中、ロシアは欧州の航空会社少なくとも2社のロシアへの飛行計画を拒否した。 エールフランスとオーストリア航空は、ベラルーシ上空の飛行を避けてロシア・モスクワへ向かう計画を立てていた。しかし、ロシアがこれを認めなかったため、フライトをキャンセルする事態となった。 ギリシャからリトアニアに向かっていたライアンエアー4987便は23日、ベラルーシ当局によって、首都ミンスクの空港に緊急着陸させられた。空港では、乗客でジャーナリストのロマン・プロタセヴィッチ氏(26)と、交際相手のロシア人、ソフィア・サペガ氏(23)が、ベラルーシの警察に拘束された。
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2022年12月9日撮影)。(c)VYACHESLAV OSELEDKO / AFP 【12月29日 AFP】(更新)ベラルーシ政府は29日、ウクライナ領内から発射されたミサイルを防空システムで迎撃したと発表した。ロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアの主要同盟国であるベラルーシがこのような報告をしたのは初めて。 ベラルーシ国防省は、同日午前10時(日本時間午後4時)ごろミサイル1発が迎撃され、ウクライナおよびポーランドと国境を接する西部ブレスト(Brest)州の村でその残骸が見つかったと発表。残骸は、初期調査段階で「ウクライナ領内から発射された地対空誘導ミサイルS300の破片とみられる」としている。 メッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、大統領府に関係するアカウントから先に投稿された声明によると、ミサイル着弾はアレクサンドル・ル
ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相が「全てのゲーム会社およびeスポーツプラットフォーム」に対してロシアとベラルーシの全ユーザーアカウントの停止とeスポーツイベントへの出場停止措置を求める声明を発表しました。 @Xbox @PlayStation You are definitely aware of what is happening in Ukraine right now. Russia declare war not for Ukraine but for all civilized world. If you support human values, you should live the Russian market! pic.twitter.com/tnQr13BsSv— Mykhailo Fedorov (@FedorovMykhailo) フェドロフ副首相は2022年
NPO法人「難病患者支援の会」(東京)による無許可の臓器あっせん事件で、NPOが昨年10月、「日本政府公認の団体」と名乗り、ベラルーシ側に患者の受け入れを打診していたことが捜査関係者への取材でわかった。実際には臓器移植法に基づく国のあっせん許可を得ておらず、警視庁はベラルーシ側の信用を得ようとしたとみている。 【図表】無許可の臓器あっせん事件の構図 NPOは昨年、ベラルーシに日本人患者3人を案内。このうち同2月に肝臓移植を受けた40歳代男性のケースについて、警視庁が今月7日、NPO理事長の菊池仁達(ひろみち)容疑者(62)を臓器移植法違反(無許可あっせん)容疑で逮捕した。 捜査関係者によると、NPOが仲介したキルギスでの生体腎移植で臓器売買が行われた疑いが昨年8月に報道された後、ベラルーシの病院側が患者の受け入れを中止。これを受け菊池容疑者は同10月、別の病院を探すためベラルーシの医療関連
ミンスク装輪式トラクター工場(MZKT)の従業員の前で演説する、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領。ベラルーシの首都ミンスクにて(2020年8月17日撮影)。(c)Nikolay PETROV / BELTA / AFP 【8月18日 AFP】ベラルーシの首都ミンスクで17日、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領に対する抗議デモが9晩連続で行われた。辞任を求める圧力が強まる中、工場労働者らからやじを浴びる一幕もあった。 ミンスク中心部の独立広場(Independence Square)にはこの日、数千人が集まり、強権的な体制を敷くルカシェンコ氏に対し、野党の紅白旗を振りながら「出て行け」と叫び、辞任を要求した。 また、デモ参加者らは拘置所に向かって行進し、拘束されている野党指導者らや、大統領選の投票結果に反発して実施された抗議デモでの逮捕者の釈放を
出廷したボリセビッチさん(手前)と、死亡したボンダレンコさんの医療情報を明かしたとして起訴された医師(奥)=ミンスクで2021年2月19日、ベラルーシ国営ベルタ通信・AP 強権体制が強まる旧ソ連のベラルーシで今、最も危険な職業は記者と言われる。政権に批判的な報道機関の記者が拘束される事例は後を絶たない。1人の男性が死亡した件で当局の説明の虚偽を暴いた女性記者を待ち受けていたのも、実刑判決だった。 ベラルーシ最大のニュースサイト「トゥット・バイ」で刑事事件を担当する記者をしていたエカチェリーナ・ボリセビッチさん(37)は2020年11月19日、買い物の途中で黒ずくめの男たちに同行を求められた。自宅の捜索後に連行されたのは、かつて報道公開された際に見学したことのある拘置所。カビや汗の臭いが染みこむ居室を見て「早く家に帰って体を洗いたい」と思った場所だった。 ボリセビッチさんの運命を変える事件が
ベラルーシの首都ミンスクで開かれた大統領選の選挙集会で演説する野党候補、スベトラーナ・チハノフスカヤ氏(2020年7月30日撮影)。(c)Sergei GAPON / AFP 【8月8日 AFP】ベラルーシの主婦で2児の母親であるスベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏(37)は、大統領選に立候補する野望などこれまで全くなかった。だがハリウッド(Hollywood)映画顔負けの展開を経て、たった数週間で無名の個人から、9日の選挙で6選を目指す現職アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領にとっての最大の対立候補となった。 チハノフスカヤ氏の大統領選出馬の目的は、身柄を拘束されている夫セルゲイ・チハノフスキー(Sergei Tikhanovsky)氏(41)の解放と、旧ソ連構成国である人口950万人のベラルーシに切望さ
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