台風で仕事が休みになりそうなので暇つぶしに。 3年くらい前に日本の半導体産業の近況をまとめたのですが、ここ数年で政治家の先生たちが何かに目覚めたらしく状況が大きく変わりつつあるので各社の状況をアップデート。 前回の記事 https://anond.hatelabo.jp/20200813115920 先端ロジック半導体■ JASM (TSMC日本法人) 熊本工場:28nm, 22nm (工場稼働時) / 16nm, 12nm (将来計画) 日本政府の補助金とソニー・デンソーの出資という離れ業により、業界人が誰も信じていなかったTSMCの工場進出が実現した。現在は建屋の建設が進んでおり、順調にいけば2024年内には量産開始となる。生産が予定されているプロセスはいずれも世界最先端に比べると古いものだが日本では最先端であり、HKMG(ハイケーメタルゲート、トランジスタの性能を上げる技術)やFin
概要 数年前の自分(高校卒業程度の物理は履修しているが、趣味で電子工作をしたことがない)が読んだときに学習をショートカットするための知識をまとめておこうと思ったので書きます。 同じように電子工作を始めようとして、躊躇している人が居たら、参考になるかもしれません。 ちょうど家にいる時間が増えているこのタイミングで、技術の幅を広げるのも楽しいと思います! この文章は趣味レベルの電子工作で遊んでる僕が独断で書いたものです 高周波回路や、高電圧を扱うような工作ではなく、ホビー用途を対象としています 技術的な誤りがあったらごめんなさい… このエントリに書いてある程度の理解力でも、こんな感じの事は出来るようになりました。 初めまして。 Haritoraという下半身トラッキングシステムを作っています。 ベースステーションが結構高いので、フルトラを民主化出来たら嬉しいです('-'*)#vrchat pic
1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:タイムズパーキングの看板、でっぱってるか? でっぱってないか? > 個人サイト NEKOPLA Tumblr 逆ポーランド記法とは 世の中には、大きく分けて2種類の電卓がある。ほとんどの人が使っている普通の電卓(「中置記法の電卓」という)と、入力方法の異なる「逆ポーランド記法の電卓」だ。 これが逆ポーランド電卓(HP-16C)。どこにも“=”キーがなく、反面デカデカと“ENTER”キーがあるのが特徴 電卓の紹介をする前に、まずは「逆ポーランド記法」ってなんだ? という点について説明する必要がある。めんどうだけど、少しお付き合い下さい。 言語にはいろんな語順がある。日本語だと「主語
高須正和@ニコ技深センコミュニティ Nico-Tech Shenzhen @tks TAKASU Masakazu, Open Hardware guy,Based in Shenzhen. スイッチサイエンス, 深圳大公坊国家级创客基地,MakerNet等で国際事業開発 早稲田大学リサーチファクトリ、ガレージスミダ等の研究員 Contact: bit.ly/takasuprofile medium.com/@tks/takasu-pr… 高須正和@ニコ技深センコミュニティ Nico-Tech Shenzhen @tks あらゆる半導体が売れまくっている、中華の微妙な互換マイコンでもよく売れる中、日本のマイコンはあまり伸びない。 なぜかというと、買うのが難しくて元からの大企業しか買えないからだ。日本国内で研究やDIYやスタートアップやってても、中国のマイコンのほうが買いやすいし、実際に売れ
はじめに 10年以上組込みエンジニアをしている@yagisawaです。 Qiitaのトップ記事では新しいフレームワークの使い方とかモダン言語の新しい言語仕様の解説とかが流れてきて、いつも羨ましいなーと思いながら読んでいます。 本記事は組込みシステム開発をしていて経験したこと・感じたことを自虐ネタとして書き連ねていこうと思います。他ITエンジニアの人に「うわっ、可愛そう」って思ってもらうのが目標です(ぇ 各業界それぞれに悩みはあると思うので、自分たちが一番不幸とかは思っていません。おそらく隣の芝が青く見えているだけです。それよりあまり組込みの記事は見かけないので、「組込みエンジニアの仕事ってこんな感じ」というのを知ってもらう意図があったりします。 内容によっては「それはあなたの設計が悪いからです」と言われてしまうようなところもあるとは思いますが、建設的なご意見は大歓迎ですが基本は温かい目で見
M5Stackを開発したM5Stackは中国深圳のスタートアップだ。国際的なハードウェアスタートアップアクセラレータのHAXが、中国のスタートアップを対象にプログラムを始めたHAX Chinaの第一期生でもある。 2016年に1人でHAXに参加した、広東省東莞市生まれのJimmyの生んだスタートアップは、すでに従業員数50人を超えるほどに成長している。HAX卒業組の中でも特筆すべき成功と言える。ところが、HAXやその親ファンドであるSOSV Venturesのメンバーから、「M5Stackがなぜ成功しているのかよく分からない、教えてくれ」という問い合わせが僕宛にしばしば来る。つまり、出資元も成功の理由がいまいち見えていないようだ。 毎回説明しているのは以下のようなシンプルな魅力だ。 「M5Stackは、IoTのプロトタイプを手軽で気軽にしている」 かみ砕くとこのようになる。多くの購入者はI
これまでもワープロやタイプライター、ビデオタイトラーなど、昔のガジェットをいたずらに購入していじくってきましたが、今回はいよいよマイコン! マイコンなんて昔じゃないじゃん! ……と思いきや、ボクの子ども時代にもありましたからね。 約40年前のマイコンは、今のMacやWindowsとはまったく違う、人間に優しくない使い勝手で頭を抱えました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:子どもに覚えさせたい!? ボクの考えた最強の「あいうえお表」 > 個人サイト Web人生 ありがとう、ジョブズ&ゲイツ 約40年前のマイ
『Shortcuit』は、プログラミング言語C++と電子工学を学ぶことができる学習用サンドボックスゲームだ。オープンソースで提供されているワンボードマイコンArduinoがゲーム内に再現されており、組み上げたコンポーネントの動作を、C++にてプログラムすることができる。 マイコンボードには、Arduino UnoをシミュレートしたShortcuit Unoが実装。このほか、ブレッドボードやトランジスタ(BC550C)、抵抗器(E12・ポテンショメータ)、ダイオード(1N4148)、超音波距離測定センサー、また各種スイッチやモーター、LED、液晶ディスプレイ、バッテリーなどのパーツが用意される。 そしてプログラミングは、本作に実装されたコードエディタを使いC++にておこなう。エディタには、基本的なオートコンプリート機能や出力ウィンドウ、プログラムの検証に使えるシリアルモニターも用意。なおコン
屋外での水耕栽培装置を作っているのですが、ついでに室内でも栽培したくなりました。しかし、室内におくのであれば毎日見てもストレスのないデザインがいいなと思い、自作してみることにしました。 目的と方針 毎日見ていて嫌じゃない見た目にする 水が循環するようにする 水がなくなったことは自動でわかるようにする 量産などは考えない(部品がすごく取り換えやすいとか) 成長促進のためのLEDは付けない できたもの 水が一定時間に1回、栽培ポットに流される 水が無くなったらLEDが点灯する 製作過程 段ボールで試作したもの まずは見た目を決めます。なんとなくのイメージがあったのでダンボールとペットボトルで試作しました。この時点では防水を確実にするために水を入れる部分はペットボトルを流用しようと考えていました。 次にCADソフトで設計をします。設計をしてみると水を循環させるモーターや、水があるかどうかのセンサ
arduinoとかに使われるマイコンよりはROM、RAMサイズが小さいですが、扇風機のソフトを実装するには十分すぎるくらいかと思います。 詳しくはhttps://www.st.com/resource/en/datasheet/stm8s003f3.pdf ※タイマは指定した時間経過後に処理を行ったりできる機能です。今回の実装で使ってます。 ※I2C、SPI、UART等はシリアル通信の方式のことで、今回は使いません。 ライブラリについて タイマやGPIO等の各種機能はSTM8S/A Standard peripheral library(https://www.st.com/en/embedded-software/stsw-stm8069.html )を使えば簡単に使用できます。 このライブラリにはサンプルプログラムも豊富に付いてたので、STMマイコンを使うのが初めてでもすぐに使えました
登山やスキーといったアウトドア活動は、スマートフォンが圏外で使用できない場所で行われることもあります。そんなときに役立つGPSを用いた位置情報の共有やメッセージの送受信ができるデバイスを、30ドル(約3000円)程度のマイコンで実現するオープンソースのソフトウェア「Meshtastic」が登場しました。 What is Meshtastic? | Meshtastic https://www.meshtastic.org/ Meshtastic: A Hiking, Skiing, GPS Mesh Communicator - Hackster.io https://www.hackster.io/punkgeek/meshtastic-a-hiking-skiing-gps-mesh-communicator-84f999 GitHub - meshtastic/Meshtastic-
株式会社スイッチサイエンス(以下スイッチサイエンス、本社:東京都新宿区、代表取締役:金本茂)は、スマートフォンなどの画面をタッチすることができる「リレータッチボード」をプログラミングなどなしで使うためのボード「リレータッチコントローラ 」をスイッチサイエンスのウェブショップにて2021年10月18日より販売開始します。 今回販売開始するのは、はんだづけもプログラミングも不要で使いはじめることができる「リレータッチコントローラ(リレータッチボードとセット)」と、すでにリレータッチボードをお持ちの方向けの「リレータッチコントローラー」単体の2種類です。 「リレータッチコントローラ」は、スマートフォンなどの画面をタッチすることができる「リレータッチボード」を決められた間隔(1秒間に1回、2回、5回、10回)で動作させるためのマイコンボードです。 USB Type-Cコネクタから電源を供給すると、
ルネサス エレクトロニクスは11月30日、RISC-V CPUコアを独自開発したことを発表した。 すでに同社はAndes TechnologyのRISC-Vコアを使用した、32ビットの音声制御用ASSP、モータ制御用ASSP、64ビット汎用マイクロプロセッサ「RZ/Five」などを発売しているが、自社開発のコアを活用していくことで、RISC-V市場でのポジションの向上を図っていくとしている。 今回開発されたRISC-V CPUコアの性能は、コードサイズを低減しながら性能を向上させる拡張機能を含めCoreMark/MHzで3.27を達成したと同社では説明しており、同社ではこのRISC-V CPUコアについて、IoT機器、家電、ヘルスケアや産業用システム向けにオープンでフレキシブルなプラットフォームを提供していく計画としている。 なお、同CPUコアを採用したマイコンは、すでに一部のユーザーに向
単独のマイコンボードとしても機能する「Raspberry Pi Pico」をRaspberry Pi財団が発表しました。「Raspberry Pi Pic」はRaspberry Pi財団が独自に開発したマイクロコントローラ-「RP2040」を搭載しており、C言語やMicroPythonでの開発が可能です。 Meet Raspberry Silicon: Raspberry Pi Pico now on sale at $4 - Raspberry Pi https://www.raspberrypi.org/blog/raspberry-pi-silicon-pico-now-on-sale/ Raspberry Pi Enters Microcontroller Game With $4 Pico | Hackaday https://hackaday.com/2021/01/20/ra
DX(デジタルトランスフォーメーション)やIoT(Internet of Things;モノのインターネット)という言葉が多くのメディア等でも注目されるようになった昨今。センサなどを使ってマイコンの制御を手掛けるのはハードウェア系のエンジニアのみに限らず、Web・アプリケーション開発のエンジニアや趣味で電子工作を楽しんでいる人など、ソフトとハードなどの境界なく興味のある人が誰でも着手できるような時代になってきました。 この記事では、電子工作・ロボット制御・IoT機器開発など多様な分野で人気急上昇のマイコンモジュール「M5Stack(エムファイブスタック)」についてご紹介していきます。 目次 M5Stackとは M5Stackの基本機能 開発環境(Arduino IDE / UIFlow) M5Stackの使い方をどうやって身につけていくか M5シリーズの代表的な製品と特徴 M5拡張モジュー
今『プログラミング言語を学びたい!』と 頑張ろうとしているあなたへ 本サイトに初めて訪れた方は、「プログラミング言語を学ぼう」という意欲がある方ですね。そんな皆さんに、改めて確認したいことがあります。 プログラミング言語を学べば、ソフトウェアシステムが作れますか? いいえ、作れません! プログラミング言語を学びたい方の本来の目標とは、その言語を使って「自分の作りたいシステムを構築すること」であり、プログラミング言語自体を学ぶことが目標ではないはずです。 言語スキル + ソフトウェア構築スキル = ソフトウェアシステム ソフトウェアシステムとはプログラミング言語スキルだけでなく、ソフトウェア構築スキルを合わせることで初めて作ることができます。 プログラミング言語を学ぼうとしている方へ 本サイトが提案するプラン 本サイトでは『プログラミング経験ゼロから、ソフトウェアシステムを構築するまでの技術
WIZnetのW5500を使ってESP32(Arduino core for the ESP32)でUDP通信を行ってみます。 1. 準備 Aliexpress等でW5500を購入します。 1 個 USR ES1 W5500 チップ新 spi 蘭イーサネット変換 TCPIP Mod - Aliexpress.com | Alibaba グループ上の 電子部品&用品 からの 集積回路 の中 とってもコンパクト ESP32はESP32-DevKitCを使います。秋月電子で購入できます。 akizukidenshi.com 2. 接続 W5500とESP32を以下のように接続します。3.3Vの供給についてはW5500の消費電流が大きいためESP32から行わずに外部から加えるようにしています。 W5500 | WIZnet Co., Ltd. (2019.06.23追記) ESP32-DevKit
Purchased an ESP-EYE (ESP32 MCU + 2 MP camera) board and tried face recognition by it. 先日の日記に書いた TensorFlow Lite のほうは現在も勉強中ですが、そちらのほうはお客様への報告義務があったりするので、代わりに ESP-EYE というガジェットを試した報告をさせて頂きます。最近同じく話題の Sipeed M1 のほうは報告がたくさん上がっているのですが、なぜか ESP-EYE のほうは少ないようです。 実は、私が最初に見つけたのは ESP-WHO に関する記事だったのですが、ESP-WHO は現状、Espressif の IDF(IoT Development Framework)と呼ばれるツールのインストールが必要で、Arduino で簡単に遊んでみることはできません。 いえ、実は E
ルネサス エレクトロニクスは2019年7月30日、32ビットマイコン「RX651」グループに、新しく64ピンの小型パッケージ品を追加した。現在、量産出荷中で、1万個一括購入時の参考単価は4.58ドル(約483円、税別)だ。 新製品は、4.5mm角のBGAパッケージまたは10mm角のQFPパッケージで提供する。最大2MBのフラッシュメモリと、最大640KBのSRAMを内蔵したことで、通信用モジュールに搭載するソフトウェアの格納に余裕が生まれる。40nmプロセス、RXv2コアを採用し、CoreMark値は120MHzで520を達成。電力性能にも優れており、CoreMark/mA値で35を示す。 また、内蔵のトラステッドセキュアIPで暗号化鍵を保護し、AES、3DES、SHA、TRNGなど暗号をハードウェアアクセラレータ処理することで、情報を安全に管理する。さらに、バックグラウンドオペレーション
ソフトウェア CubeMX ~初期化コードの作成~ 以下にCubeMXを用いたEthernetの初期化手順を記す。 New Project -> MCU Selector -> STM32F407VGを選択し新規プロジェクトを作る。 先程の表に書いてあった通りピンを設定し、左のPeripheralsからETHを選択し、RMIIモードに設定する。 さらに、RCCのHSEをCrystalに、SYSのDebugをSerial Wireに、Timebase Sourceを適当なTIM(今回はTIM10)に変更する。 Middlewareの欄からFREERTOSとLWIPにチェックを入れる Clock Configurationのタブで、Input frequencyを8MHzに、PLLを以下のように設定する。 Configuration -> Middleware -> LWIP -> Gener
SONY Spresense用の6軸センサー(BOSH社製BMI270)ボードをArduino IDEで動かしてみました。 BMI270ボードのSpresense Main boardへの取り付け方法 使用した機器 Spresense Main board BMI270 Add-on board プログラム開発環境 Arduino IDE ベースにさせていただいたソースコード TomonobuHayakawa/BMI270-Sensor-API (いつもお世話になっている T.Hayakawa 様のGitHubリポジトリ) 上記のGitHubから Arduino IDE用のソースコードと必要なファイルをダウンロードします。 (丸ごとクローンしてローカルでコピーした方が早いかも) 必要なファイル BMI270_Arduino_example/BMI270_Arduino_example.in
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