印刷 関連トピックスチベット チベット亡命政府のロブサン・サンガイ首相が来日し、31日午後、成田空港で朝日新聞の取材に応じた。「チベットの現状を説明して気持ちを分かち合い、今後の良好な関係を築く布石としたい」と話した。5日まで滞在し、国会議員らに会って現状を伝える考えだ。 サンガイ氏は昨春、インド北部ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府の新首相に直接選挙で選ばれ、ダライ・ラマ14世から政治権限を移譲された。 首相として初めての日本訪問となるサンガイ氏は「チベットの置かれている状況は極めて深刻で悲劇的だ。平和的なデモに参加しただけで殺される」と訴えた。また「日本は民主主義国で、身体の自由や経済的な権利、平等が保障されている。それこそがチベットの人に必要だと(日本で)伝えたい」と話した。 中国政府は、チベット亡命政府そのものを認めていない。サンガイ氏は「(中国は)訪日に関心を持つべき
(CNN) 米情報機関「国家安全保障局」(NSA)による極秘の個人情報監視を暴露して訴追され、モスクワの空港で滞在していた米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者がロシアへの一時亡命を認められた問題で、ロシアのソーシャルサイトの創設者は3日までに、同容疑者をサイト開発者として雇いたいとの考えを示した。 ロシアのサンクトペテルブルクにある同社の支社で雇用したいとしている。サイトの創設者は「エドワード(容疑者)はサイト利用者数百人万人の個人情報保護につながる仕事に関心があるだろう」と述べた。 米国政府の犯罪をさらけ出した同容疑者の行動を称賛もした。 スノーデン容疑者のアナトリー・クチェレナ弁護士によると、容疑者は1日に一時亡命を認められた後、モスクワ・シェレメチェボ空港を出てモスクワ市内で米国人と同居している。この米国人とはインターネット上で知り合ったという。 クチェレナ弁護士
フランス南部ペルピニャンにあるスペイン領事館前で、カタルーニャ独立派の指導者2人が拘束されたことに対して抗議する人々(2017年10月17日撮影)。(c)AFP/RAYMOND ROIG 【10月24日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の独立を支持するフランス人らが23日、カルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相に対し、同域とつながりの深い南仏の都市に「亡命政府」を樹立するよう提案する声明を出した。 カタルーニャ自治州では、スペイン中央政府がプチデモン州首相らの解任に踏み切れば「大規模な市民的不服従」を行うと独立派が警告するなど、独立をめぐる緊張が高まっている。 フランスのカタルーニャ人の民族自決を呼び掛ける政党「ウニタットカタラーナ(Unitat Catalana)」のジョーム・ローラ(Jaume Roure)党首は、「われわれは欧州
昨年の大みそかに女性への暴行事件が発生した独ケルンのケルン大聖堂前で、警備に当たる警察官ら(2016年1月8日撮影)。(c)AFP/dpa/Oliver Berg 【1月8日 AFP】ドイツ内務省は8日、同国西部ケルン(Cologne)で昨年12月31日の夜に暴行や強盗を行った容疑で、亡命希望者18人を含む31人を捜査していると発表した。 同省のトビアス・プラーテ(Tobias Plate)報道官は「身元が分かった容疑者31人のうち、18人は亡命希望者だった」と述べ、容疑は「大半が強盗と傷害だ」と付け加えた。 また、プラーテ報道官は「性的暴行については3件の被害届が出されたが、この件に関する容疑者の身元はまだ特定されていない」と語った。(c)AFP
トルコ・イスタンブールのサライブルヌ港に停泊する北大西洋条約機構(NATO)の艦船(2015年12月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/OZAN KOSE 【1月29日 AFP】ドイツ国内の北大西洋条約機構(NATO)基地に派遣されているトルコ軍兵士ら数十人が、帰国すれば拘束や拷問の恐れがあるとして亡命を申請した。独メディアが28日、亡命申請した同軍将校らの話として伝えた。トルコではレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)政権の転覆を狙った昨年7月のクーデター未遂に関与したなどとして約4万3000人が逮捕されている。 独週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)と公共放送ARDは共同報道で、NATO基地に駐留中のトルコ軍兵士約40人がドイツで亡命申請したと伝えた。そのほとんどは幹部級で、軍幹部の1人はクーデター未遂には全く関与しておらず共感もしていないと
5月6日の巨人戦で、中日ドラゴンズのライデル・マルティネス投手(26)が通算100セーブを達成。その記念に翌日、投手陣がサプライズプレゼントとしてケーキを贈ったが、そのケーキに書かれた文言が物議を醸している。 ‘17年に育成選手としてキューバから来日し、‘18年5月に一軍デビューを果たしたライデル投手。現在来日7年目であり、6日の試合では1点リードで迎えた9回を無失点に抑え、NPB通算100セーブを達成。この日のお立ち台では「ドラゴンズに感謝したい。キューバから連れてきてくれて仕事をさせてくれて感謝。最初は育成でも、諦めず最後までやろうという気持ちだった。今日、この場に立てて最高です」と語っていた。 そして7日の試合前の練習中、ライデル投手は選手会長の柳裕也投手(29)から「祝100セーブ」と書かれたケーキを贈呈され、その様子を「中日新聞写真部」や「メ〜テレ スポーツ部」といった各メディア
ドイツの首都ベルリンで、公園のベンチに座るベトナム国籍のチン・スアン・タイン氏(撮影日不明、2017年8月2日入手)。(c)AFP/DPA 【8月3日 AFP】ドイツ政府は2日、独国内で亡命希望者を拉致したとしてベトナム政府を強く非難し、駐独ベトナム大使を呼んで抗議するとともに、ベトナム人情報員1人に国外追放を命じた。 ドイツ外務省のマルティン・シェーファー(Martin Schaefer)報道官は、「ベトナム国籍のチン・スアン・タイン(Trinh Xuan Thanh)氏がドイツ国内で拉致された問題は、わが国の法律と国際法に対する前代未聞の恥ずべき侵害だ」と述べ、同氏を拉致したとしてベトナムの情報当局と大使館を非難した。 その上でシェーファー報道官は、「決して容認できない行動の結果として、わが国は在独ベトナム大使館駐在のベトナム人情報員を『ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)』
ガンビアのヤヤ・ジャメ前大統領が出国したことを受け、同国の首都バンジュールの通りで喜びをあらわにする人たち(2017年1月21日撮影)。(c)AFP/CARL DE SOUZA 【1月22日 AFP】西アフリカ・ガンビアのヤヤ・ジャメ(Yahya Jammeh)前大統領は21日、22年間の長期政権を維持した同国を出国し、亡命先の赤道ギニアに向かった。大統領選で勝利し、今月19日に隣国セネガルで就任宣誓したアダマ・バロウ(Adama Barrow)大統領に権限を譲ったことで、国内の政治危機は終息した。 ジャメ氏は昨年12月1日投票の大統領選での敗北を一度は認めたが、後に態度を変えて任期満了後も大統領職に居座ったため政情不安が数週間続き、他の西アフリカ5か国が派兵する事態に発展した。 ジャメ氏は首都バンジュール(Banjul)の空港で支持者らに手を振りながら、ギニアのアルファ・コンデ(Alph
北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)第1書記による恐怖政治が続いている影響で、身の危険を感じた朝鮮労働党、北朝鮮政府、朝鮮人民軍などの幹部らによる脱北や亡命が相次いでいることが1日までに分かった。北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は1日「北朝鮮から中国や東南アジアなど海外に派遣されていた幹部や、外貨稼ぎの担当者など十数人が先日亡命した」と伝えた。その中の一部はすでに韓国国内におり、また一部は第三国に身を隠しているという。 まず金正恩氏の裏金管理を担当する朝鮮労働党第39号室の中堅幹部が、今年1月に香港に派遣された際、家族と共に亡命を申請し、すでに韓国に入国していることが分かった。この人物は「金正恩氏が権力を掌握してからこの方、対空機関銃など重火器を使った処刑が相次ぎ、その残忍さに耐えられなくなって恐怖を感じていた」「北朝鮮にいる幹部たちは監視が厳しいため脱出は難しいが、海外にいれば亡命が可能だ
ウクライナへの軍事侵攻で大きな戦力となっているロシアの民間軍事会社「ワグネル」の元指揮官とされる男性が北欧のノルウェーで亡命の申請を行ったと欧米のメディアなどが伝えました。 ロイター通信やロシアの人権団体などによりますと、ワグネルに所属していたとされるアンドレイ・メドベージェフ氏が今月13日ごろにノルウェーに陸路で越境したところ国境警備隊に拘束され、亡命を希望しているということです。 メドベージェフ氏は、去年7月から4か月間、ワグネルと契約してウクライナでの戦闘に加わり部隊を率いていたということですが、現場では脱走しようとした戦闘員が処刑されるなど多くの戦争犯罪や人権侵害を目撃し、みずからも身の危険を感じたとしています。 そして、メドベージェフ氏はノルウェーで戦争犯罪を告発する用意があるとしていて、欧米メディアはウクライナ侵攻以降、ワグネルの戦闘員が欧米諸国に逃走したのは初めてとみられると
【盧前大統領死亡】自殺、亡命、暗殺、投獄… 悲劇多い歴代韓国大統領 (1/3ページ) 2009.5.23 21:03 【ソウル=黒田勝弘】韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。夫人や息子など家族の“金銭疑惑”に追いつめられた結果だ。それにしても韓国では歴代大統領の悲劇や不幸が多い。 今回のような退任後の自殺は初めてだが、初代の李承晩大統領は海外亡命、長期政権だった朴正煕大統領は暗殺、全斗煥、盧泰愚大統領は逮捕・投獄、金泳三、金大中大統領は息子の逮捕・投獄…。 この背景には、南北分断が続くなかで対立が激しい政治状況などのほか、強力な大統領中心制からくる権力の集中度の高さや、相変わらずの血縁を中心にした家族主義・縁故主義などがあるように思える。 今回の盧武鉉氏の場合、在任中の金銭疑惑が原因になっているが、全斗煥、盧泰愚両氏のような財閥企業などからの巨額政治資金疑惑というのではない。夫人や息子など家
「国後島から泳いで来た」と話すロシア人が保護された現場=北海道標津町の道警中標津署標津駐在所で2021年8月21日午後0時48分、本間浩昭撮影 19日午後5時ごろ、北海道中標津町の中標津警察署標津駐在所前で、外国人が立っているのを不審に思った町内の男性(70)が話しかけると「パスポートを持っていない」などと答えたため、同署に通報した。男性が毎日新聞の取材に通報の経緯を証言した。この外国人は男性で自らをロシア人と名乗り「国後島から泳いで渡ってきた」と話していたという。ただ、眼鏡をかけ、服はぬれていなかった。 【写真特集】北方領土、赤外線カメラで撮影成功 道警はロシア人から事情を聴き、札幌出入国在留管理局に身柄を移送した。捜査関係者によると、ロシア人は「亡命目的」と話しているという。ただ、関係者は「本当に亡命なのか疑問」と取材に語った。今後、入管当局が詳しい経緯を調べ、「一時庇護(ひご)」によ
北朝鮮は国外のレストランで働いていた男女13人が集団で韓国に亡命したことについて談話を発表し、韓国の情報機関による拉致行為だと主張して、韓国政府に13人の送還を要求しました。 これについて、北朝鮮の朝鮮赤十字会は12日夜、報道官談話を発表し、「国家情報院による前代未聞の集団拉致行為だ」として、韓国の情報機関による拉致行為だと非難しました。 そして、韓国政府に対し、「謝罪をし、われわれの人員を直ちに送り返さなければならない」として送還を要求したうえで、「送り返さなければ重大な結果と懲罰行為が伴うことを肝に銘じるべきだ」と警告しました。 また、韓国に亡命した従業員らは、これまでに中国のレストランで働いていたことが分かっていて、中国外務省は「13人は有効な旅券を所持して合法的に出国した」としています。 今回の報道官談話では「国家情報院の当局者が当該国の黙認の下、東南アジアを経由して連れて行った」
ペナントレース開幕直前の3月28日未明、中日ドラゴンズに激震が走った。 ジャリエル・ロドリゲスがキューバから亡命し、MLB移籍を目指してドミニカ共和国に到着した、と報じられたのだ。この“スクープ”をレポートしたのは、キューバ野球に関する著作もある、MLB専門記者のフランシス・ロメロ氏。その後、同じくロメロ氏のTwitter上で、ドミニカ共和国のジムでトレーニングをするジャリエルの姿が報じられたのみで、未だにこれといった続報は届いていない。 日本での報道のほとんどが「亡命か?」と断定を避けた書き方をしているのは、まだ「悪質な代理人に誘拐同然で連れ去られてしまった」という可能性もあるからだ。なので、ドラゴンズファンにもこの点には留意した上で、この件には注視してもらいたい。この種の騒動は、キューバからの亡命者だけでなく、国境を跨いで活動するスポーツ選手にはよく降りかかることがあり、前例もある。だ
【上海=河崎真澄】香港政府は23日、米当局にスパイ活動取締法違反容疑で訴追された中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員(30)が同日、香港を離れたとの声明を発表した。香港英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)によると、元職員は同日、ロシアのアエロフロート機に搭乗し、モスクワに向かった。ただ最終目的地はロシアではなく、アイスランドやエクアドルへ亡命申請する可能性があるという。 一方、ロシアのタス通信は23日、スノーデン元職員は24日にもキューバの首都ハバナからベネズエラの首都カラカスに向かうと報じるなど、情報は錯綜(さくそう)している。元職員は女性と2人連れという。 スノーデン元職員は5月20日に香港に入境し、米国家安全保障局(NSA)による個人情報の収集活動を米英メディアを通じて暴露。米当局は訴追後、香港との犯罪人引き渡し協定に基づき、身柄拘束と早期引き渡しを求め
彼女は、今年の夏、日本のある病院で看護師の実習をした。ヨーロッパの大学では、外国での実習を自分の学科の単位として組み込める制度がある。ただ、喜び勇んで来たものの、Mはまもなく、自分が受け入れられないと感じて、ひどく落ち込んだ。 言葉の壁や習慣の違いから、さまざまな誤解が生じたらしい。日本人特有の直截的でない物言いは、彼女にとって棘のある言葉と感じられ、年下の者が目上の人に示す遠慮は卑屈な態度に映った。 「なぜ日本を好きでなければいけないの?」 違和感は日に日に膨れ、Mの日本アレルギーは、あっという間に高じていった。小さい頃から日本に親しみ、日本が大好きだった娘が、今になって日本嫌いになるかと思うと、私は気が気ではなかった。 それを知った私の周りの人間の反応は、おかしいほど一致していた。それは、「Mちゃんが日本を嫌いになっては困る!」の一言であり、続々と対症療法が提案された。弟曰く、「よし、
■亡命者激減 ダラムサラ難民一時収容所は空っぽ■ *ダラムサラの難民一時収容所。 2008年以降、ネパールを経由してインドに亡命するチベット人の数が、極端に減少している。今年に入ってさらに拍車がかかり、これまでに35人しかダラムサラの難民一時収容所に辿り着いていない。主な原因は中国の厳しい監視と思われる。亡命したくても亡命できない状況が続いているのだ。このままだと、亡命社会の構造変化、縮小化は避けられない。 ■難民一時収容所館長の説明 ダラムサラベースのチベット語メディアTibet Timesが、13日、難民一時収容所を取材した記事を発表した。これの記事を元に最近のチベット人亡命の実体を報告する。 ダラムサラ難民一時収容所(ネレンカン)の館長ガワン・ノルブによれば、2008年にアメリカ政府の援助で建てられたダラムサラのネレンカンは女性200人、男性300人、合わせて500人を一時的に収用で
南太平洋の島国ツバルのフナフティ環礁(2004年2月19日撮影、資料写真)。(c)TORSTEN BLACKWOOD / AFP 【1月21日 AFP】気候変動の深刻な打撃を受けている国々からの難民を強制送還する各国政府は、人権義務違反に相当する可能性があると国連(UN)の専門家委員会が20日、指摘した。 規約人権委員会(UNCCPR)に所属する独立専門家らは、太平洋の島国キリバス出身のイオアネ・テイティオタ(Ioane Teitiota)氏による訴えについて、強制力はないが詳細に検討した上での判断を示した。 テイティオタ氏は2013年にニュージーランドに難民認定を求めたが、2015年にキリバスへ送還されたことについて異議を申し立てていた。 同氏は、海面上昇によって居住不可能となったキリバスの他の島々の住民が流入してきたことが原因で自らの故郷である南タラワ(South Tarawa)が人口
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