バブル期に建った「日本最大の仏像」 台風でお腹に「穴」…無残な姿に 「建てる」だけで終わりではない 災害や疫病などが起き、社会を不安が覆ったときに造られる「大仏」。その大きさは、人々の恐怖心を吹き飛ばす力となってきました。新型コロナウイルスが流行している今も、「大仏を建立しよう」という言葉が、いわゆるネットミームとして語られます。全国に点在する像の中には、好景気を背景に造られたものが少なくありません。地域のランドマークとして親しまれながら、ブームが去ると長年放置され、廃墟と化してしまうケースも。「見る人を圧倒するパワーは、建てるだけでは保てない」。全国で300体近くの「巨大仏」を撮影してきた写真家・半田カメラさんが、悲劇的な運命をたどった観音像への思いをつづってくれました。 「大仏建立」の機運に逆行 「大仏建立」。ネットでたびたび目にするワードです。 今から1200年以上前、現在の奈良市に
「商売はやめて、これからは世界平和をやる」 珍しい「内部で迷子になれる巨大仏」 ヘルメットに観音ステッカー、現場で味わった一体感 あまりの大きさゆえに、「成り金趣味」「ただデカいだけ」などの批判にさらされがちな「巨大仏」。そうした軽薄なイメージとは裏腹に、多くの人々に愛され、今も大切に維持されている56メートルの観音像「東京湾観音」をご存じでしょうか? 災害や戦争の記憶を保つため、約60年前に誕生。以来、6回も修繕を受け、建立者の願いを伝え続けているのです。背景には、大きな体を管理する守り人たちの集団「チーム観音」の存在がありました。仏様と、その周囲の人々が醸し出す雰囲気に魅せられた写真家・半田カメラさんが、修復作業の現場に広がった「やさしい世界」について伝えます。 「商売はやめて、これからは世界平和をやる」 高さ56メートルの巨大観音像・東京湾観音は、千葉県富津市の東京湾を一望する高台に
電車や車に乗っていて、形やデザインの印象的な建築物やモニュメントが、最初は驚いて「いつか見に行ってみよう」と思っていたのに、通勤や通学中に毎日見かけるうちに、当たり前の景色になって、眺めるだけになってしまった経験は誰にでもあるだろう。そんな「眺めるだけの車窓風景」の中でも、多くの人が気になっているであろう“ナゾの建造物”について、実際に近くまで行き、関係者に誕生の裏側を聞いた。 ⇒【写真】回転する大仏 世田谷通りを見下ろす大仏 渋谷区三軒茶屋から狛江市へ抜ける東京都道3号線は「世田谷通り」と呼ばれ、朝は上り夕方は下りを多くの通勤の車が行き交っている。 そんな世田谷通りの大蔵から砧付近で、道路脇に大きな仏像が立っていのが見える。大仏の大きさもさることながら、川沿いの高台という抜けの良い景色の中に立っているので、この道路を利用する多くの人の目に留まる。 実際に近づいてみると高さ8mにも及ぶと言
BQ ~B-spot Explorer~ 全国の名所から、変わった観光スポット、おもしろいお店、珍しいお祭り、レトロな街並み、懐かしい商店街、公園遊具、文化遺産など、おもしろおかしいスポットめぐり。 新潟の繁華街、ふるまちエリアにやってきました。 このあたりには縦横無尽に商店街が広がり ココに来ればなんでも揃ってる新潟の銀座といったところでしょうか。 こんな、人が集まる街の中心地に 巨大な珍スポットがあるってんで見に来たわけなんだけど そんなに大きいなら目立ちそうだよな~ アーケードの下をチョロチョロよそ見しながら歩いていると ビルの隙間から見えた明らかな違和感。 あ!!いた!!! 建物に囲まれて全貌がわかりにくいけど これが紛れもない新潟のボスだ! 奥にあるのは新潟三越。 繁華街の真ん中に巨大仏がいるなんて。 こんな街、見たことない! 真下を見おろしている巨大仏。 知らずに目が合ったら相
僕は2017年の夏、中国の南部に旅行に行った。緯度は沖縄より南なので日差しは暑い。ガイドと魚のレストランで飯を食う。水槽の中で泳ぐ魚を選ぶと、捌いてくれる。 テーブルは屋外の街路樹の下に置かれている。日陰だとだいぶ涼しい。 金属の皿にぶつ切りにして甘辛く炒められた魚が出てきた。牛でも犬でもだいたい同じ味付けだった。 ビールは漓泉ビールという桂林にあるビールメーカーのものだったが、さっぱりしていて美味しかった。 桂林出身のガイドと話す。 「中国北部の人たちは、良い空気を吸うために中国南部に観光に来ますね。ただ玉林は観光地ではないのであまり来ません。実は私もはじめて来ました」 たしかに街を歩いたが、デパートや市場はあるもののよその地域からわざわざ見に来るようなものはあまりなかった。 「ただ唯一の観光地が雲天文化城です。せっかくだから行ってみますか? 大きな仏像があります」 と誘われた。仏像とは
淡路島にあった世界平和大観音像。高さ100メートルの巨大仏は既に解体され、この光景はもう見られない。敷地は5月末に撤去工事が完了し更地になる(写真提供/小嶋独観氏) 「珍寺(ちんでら)」という言葉をご存じだろうか。寺や神社は荘厳なイメージで語られがちだが、日本各地には個性的な神社仏閣がたくさんある。例えば驚くほどやり過ぎた装飾があったり、巨大過ぎる大仏があったり、地域の独特過ぎる風習を反映したものを奉納していたりと、実に多様性に富んでいる。そんな「珍寺」を探して35年、訪れた記録を自身のホームページで発表し続けて25年という男性がいる。自営業のかたわらライターとしても活躍する小嶋独観氏だ。小嶋氏が珍寺を記録し続ける理由とは? さらに珍寺の中でも、とりわけ“大仏・巨大仏”について、昭和、平成、令和で取り巻く環境がどう変わったか小嶋氏に聞いた。【華川富士也/ライター】 【写真多数】観る者を圧倒
「ももクロちゃんと、〇〇〇!」をキーワードに、ももいろクローバーZがさまざまなモノや人と出逢い、新たな発見をする“アンコントロールバラエティ”『ももクロちゃんと!』。 今回のテーマは「巨大仏」。大仏に恋したカメラマン・半田カメラさんが、ももクロに巨大仏の魅力を伝える。 さっそく佐々木彩夏からの「大仏と巨大仏って違うんですか?」という質問に、半田さんは「皆さんが『巨大だな』と思ったら巨大仏なんです」と優しいコメント。 巨大仏に心惹かれる瞬間について、半田さんは「忽然と大仏様が現れるとドーパミンが出る感じ」だという。 メンバーの中でも巨大仏にひときわ興味を持っている高城れにが「仏閣に行くのが好きで…」と打ち明けると、半田さんも「うれしい〜!」と大喜び。 VTRでは千葉県富津市の東京湾観音が紹介され、想像以上の美しさに興奮する4人。「めっちゃキレイ!」とスタジオも大盛り上がり。 「どう作ったのか
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