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2022年12月現在、日本国内での新型コロナの流行が徐々に拡大しています。 新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した人はどんな症状がどれくらいの頻度で出るのでしょうか。 年齢ごとの症状、重症化の頻度の違い、ワクチンの影響などこれまでに分かっていることについてまとめました。 2022年12月現在もオミクロン株亜系統BA.5が主流日本国内における変異株の推移(covariants.orgより) 新型コロナウイルスは変異を繰り返しており、これまでに様々な変異株が出現してきました。 2022年に入ってからはオミクロン株と呼ばれる変異株が主流となっており、現在はオミクロン株の亜系統BA.5が主流となっています。 BA.5は感染力が強く、ワクチンを接種した人や、過去に新型コロナに感染した人も感染しうるという特徴があります。 オミクロン株に感染した人の症状の特徴は? 札幌市でのBA.5流行期の感染者3
12月14日に豊中市から、新型コロナに感染した4000人についての後遺症のデータが発表されました。 本研究について計画・実施・解析に関わった筆者から概要をご説明致します。 新型コロナ後遺症とは?新型コロナ後遺症で頻度の高い症状(筆者作成) コロナ後遺症で頻度が高いのは、図に示したように「倦怠感」「息苦しさ」「嗅覚異常」「脱毛」「集中力低下」などです。 報道などでは「コロナ後遺症」という言葉がよく使われますが、厚生労働省は「罹患後症状」と呼び、診療の手引きを作成しています(筆者も編集委員です)。海外では「LONG COVID」「Post COVID-19 condition」などと呼ばれています。 定義は様々ですが「発症から少なくとも4週以上経過してからも続いている症状」を指すことが多く、この中には咳など発症時からある症状もあれば、脱毛など回復してから新たに出るものもあります。 コロナ後遺症
オミクロン株対応ワクチンの接種が始まって2ヶ月が経ち、現実世界における有効性や新たな変異株への効果も報告されてきました。 オミクロン株対応ワクチンの現時点で分かっていることについてまとめました。 オミクロン株対応ワクチンとは?従来のmRNAワクチンの作用機序(フィンランド保健福祉研究所の資料より筆者作成) 新型コロナウイルスはスパイク蛋白というウイルス表面のトゲトゲの部分が、ヒトの細胞表面のACE2受容体に接着することで細胞内に侵入します。 つまり、スパイク蛋白は感染するための「鍵」の役割を果たしており、ACE2受容体は「鍵穴」になっているわけです。 新型コロナウイルスのmRNAワクチンは、この「鍵」となるスパイク蛋白を標的としたワクチンであり、「鍵」の設計図を持ったmRNAが細胞内で「カギ」を作り出します。ヒトの免疫は、この作り出された「鍵」に対して免疫を作ることで、次にウイルスが侵入し
新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増加しており、また大阪府など一部の地域でインフルエンザも増加しています。 これらの疾患の特徴の違いについてまとめました。 インフルエンザと新型コロナの症状は?新型コロナとインフルエンザに共通する症状(筆者作成) 咳、ノドの痛み、鼻水などの気道症状、発熱、頭痛、筋肉痛・関節痛、だるさなどの全身症状が出現します。またどちらの感染症も、感染しても症状が出ない人が一定の割合でみられます。 新型コロナが出現した当初は、嗅覚・味覚の異常という特徴的な症状がありましたが、現在主流となっているオミクロン株では稀になっており、またノドの痛みや鼻水の頻度が高くなっていることから、症状だけで区別をつけることは困難となっています。 特に重症化リスクの高い人では、どちらの感染症なのかを区別して治療するために検査が必要となります。 インフルエンザと新型コロナの潜伏期の違いは?新
11月に入ってから新型コロナウイルス感染症の感染者が増加傾向となっています。 これから年末年始を迎えるにあたり、安全に忘年会を開催するためにはどういったことに気をつければ良いでしょうか? 年末を控え、新型コロナ感染者が増加中日本国内の新型コロナ新規感染者数の推移(厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-のデータを元に筆者作成) 過去最大の流行となった第7波は8月中旬にピークを迎え、その後新規感染者数は減少傾向となっていましたが、10月上旬からは再度増加に転じています。 第6波、第7波のときの増加のスピードよりは緩やかではありますが、十分に減少していないところから増加しており、特に北海道ではすでに第7波のピークを超えて新規感染者数が発生しており厳しい状況となっています。 このように、年末年始に向けて感染者が増加する中で「今年も忘年会は難しいかなあ・・・」と悩まれている方も
今年のはオーストラリアで新型コロナとインフルエンザの同時流行がみられました。 これらのウイルス性呼吸器感染症について「同時に感染したらどうなるの?」と周りの方によく聞かれるのですが、そもそも同時感染は起こり得るのでしょうか?同時感染するとしたら重症化しやすくなるのでしょうか? ウイルス干渉とは?複数の呼吸器系ウイルスが同時に流行している時期に、人が同時に、あるいは連続してウイルスに感染することでお互いの感染に影響を与えることがあります。 例えば、新型コロナウイルスに感染した人が、その後にインフルエンザに感染すると、新型コロナウイルス感染症の経過がインフルエンザウイルスによる影響を受けるということです。 これは「ウイルス干渉(Viral Interference)」と呼ばれ、1960年代から複数のウイルス間の相互作用について研究されています。 例えば、あるウイルスに感染すると一時的に自然免疫
10月4日の審議により、2023年から「9価HPVワクチン」が定期接種となる方針が示されました。 HPV(ヒトパピローマウイルス)について、そしてHPVワクチンの有効性と安全性についてご紹介します。 HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?HPVと、HPV16/18がそれぞれのがんに寄与している割合(Int J Cancer. 2017 Aug 15;141(4):664-670.を元に筆者作成) HPVはヒトパピローマウイルスと呼ばれるウイルスの略称です。 HPVは性交渉によって感染します。 200種類以上のHPVが知られていますが、このうち15種類ほどのHPVに発がん性があり、子宮頸がんや肛門がん、咽頭がん、陰茎がんなどの原因になることが分かっています。 特に、子宮頸がんはそのほとんどがHPV感染が原因であることが分かっています。 この中でも、HPV16、HPV18という2つのHPVがが
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7月頃から「ケンタウロス」と呼ばれる変異株BA.2.75がニュースで話題になっています。 このウイルスにはどのような特徴があるのでしょうか?また日本で拡大するリスクはどれくらいあるのでしょうか? BA.2.75 通称ケンタウロスとは?新型コロナウイルスの進化(doi: https://doi.org/10.1038/d41586-022-02154-4を元に筆者加筆) BA.2.75はオミクロン株の亜系統BA.2から分岐した変異株であり、SNS上では「ケンタウロス」と呼ばれています。ケンタウロスとは、ギリシア神話に登場する馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている半人半獣の種族の名前です。 ちなみにBA.2は今年の4月から6月くらいまで日本でも主流になっていた変異株です。 そして現在はBA.5という別の亜系統が主流になっています。 これらは全て同じオミクロン株の仲間ではあり
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2022年7月25日、日本国内で第一例目のサル痘患者が報告されました。 サル痘とはどういった感染症なのでしょうか? また今回の流行ではどういった特徴があるのでしょうか? サル痘の現在の流行状況は?CDC 2022 Monkeypox Outbreak Global Mapより サル痘は1970年以来ヒトでの感染例はこれまで西アフリカ〜中央アフリカに集中しており、それ以外の地域ではアフリカへの渡航歴や動物の輸入などに関連した症例に限られていました。 しかし、2022年5月以降、これまでサル痘が報告されていなかった国で多くのサル痘患者の報告が増加しています。 2022年7月22日時点で、世界で16,836例(これまで非流行国であった国からは16,593例)のサル痘患者が報告されています。 特にスペイン、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスなど欧米で症例数が多くなっています。 2022年7月25
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