米東部、中西部、南部の各州のスーパーマーケットで食肉が不足し、さらに価格が高騰。ハンバーガーを中心とするファストフード・チェーン大手「ウェンディーズ」では20%に相当する1000店以上でメニューからビーフ製品を外すという“緊急事態”に追い込まれた。 2週間前から食肉加工工場に勤務する従業員の新型コロナウイルス感染が急増して生産ラインが滞っていることが原因。AP通信によればトランプ大統領は各工場に対して生産ラインを稼働させるように求めているが、パデュー大の調査によれば昨年と比べると生産量は40%も落ち込んでいる。 南部ジョージア州のスーパーマーケットでは鶏肉でさえも十分な数を確保できず「お一人様、2パックまで」という販売制限を設けているほど。ホールセール大手の「コストコ」でも食肉の販売を制限するなど、品不足は全米規模に広がりつつある。 価格も高騰。オハイオ、ミシガン、ニューヨークなどの11州