約8割がパートタイマーの業界も! 産業別の労働者数データを調べてみる:小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ(24)(1/3 ページ) ビジネスを進める上で、日本経済の立ち位置を知ることはとても大切です。本連載では「スキマ時間に読める経済データ」をテーマに、役立つ情報を皆さんと共有していきます。今回は産業別にパートタイム労働者数を比較したデータを見ていきます。 産業別のパートタイム労働者数を見てみよう 今回は、働き方による労働者数の変化についてご紹介します。参照するのは、毎月勤労統計調査です。 近年の日本では働き方が多様化し、パートタイム労働者が増えています。女性や高齢のパートタイマーが増えている影響もありますが、男性の現役世代でも同様に増えていることを示す統計データもあるようです。 毎月勤労統計調査では、一般労働者とパートタイム労働者という働き方(就業形態)の違いごとに、産業別の労働
本章では、足下の世界的なインフレは供給不足による側面が強いこと、インフレ緩和には設備投資等による供給力強化や生産性の向上、サプライチェーンの強靱化が重要であることを示す。 また、貿易の開放は生産性の上昇を通じて経済成長につながる一方、貿易相手国の不確実性は自国の貿易に負の影響を与えること、ただし、自由・民主主義・人権・法の支配といった基本的価値を尊重する貿易相手ほど、不確実性の高まりによる貿易減少効果が小さいことを示す。 そして、諸外国における経済安全保障政策を概観するとともに、自由で公正な貿易秩序と経済安全保障の両立に向け、我が国としてはルールベースの国際貿易秩序の再構築、有志国との信頼できるサプライチェーンの構築、グローバル・サウスとの連携強化の取組を同時に進めることが重要であることを示す。 また、持続可能で包摂的な経済成長及び発展の確保に向けた取組として、気候変動リスクへの対応や人権
● 日本を覆う「閉店ラッシュ」 なぜこんなことが起きているのか ステーキ、タピオカ、高級食パン、唐揚げ、無人ギョーザ、モスバーガー、ミスタードーナツ、ガスト、幸楽苑……。 【画像】著者プロフィールを見る いったい何の言葉の羅列だと首を傾げる人も多いだろう。実はこれは近年、「閉店ラッシュ」が話題になった専門店や外食企業だ。パチンコ店や携帯ショップなどでも閉店ラッシュが話題になったので、そうした飲食業界以外の産業も入れれば大変な数になる。 つまり今、日本ではいたるところで「閉店ラッシュ」のラッシュが発生しており、ややこしい話ではあるが「閉店ラッシュラッシュ」状態なのだ。 そのように聞くと「やはり長引く景気低迷は深刻だ。一刻も早く消費税をゼロにするなどして景気回復をしないと、とんでもないことになるぞ」と国の無策に怒りを覚える方もいらっしゃるだろう。だが実は、近年の「閉店ラッシュ」は日本経済がどう
本稿は社会心理学者ジョナサン・ハイトの未邦訳書『The Anxious Generation(不安な世代)』の抜粋である。第一回はこちらから。 スマートフォンによる多くの弊害 Z世代の幼少期に訪れたSNSやスマホがもたらした弊害はメンタルヘルスの域を超えている。社会的な不器用さや自己肯定感の低下、座りっぱなしの子供時代などに加え、ここでは、さらに3つの弊害を紹介しよう。 注意力の分断、学習の中断 前頭前皮質が充分に発達した大人にとっても、コンピュータを前にして作業を続けるのは難しい。思春期の子供が宿題をしようとコンピュータの前に座るのは、もっと難しい。彼らはおそらく、タスクに集中しようという内発的動機づけが弱いのだろう。 子供たちは前頭前野が未発達であるゆえ、アプリを提供する企業にとっては、共感や娯楽で彼らを誘い出すのは簡単なのだ。 若者たちは、楽しみが多く、労力の少ないデジタル体験の可能
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