本記事では、広い意味でのIoTセンサである、ドローンや航空機、衛星からのデータの特徴や、データの組み合わせについて解説します。 IoTセンサを使ったビジネス検討するとする際に「もう少し〇〇なデータが取れると良いのに……」と思うことはありませんか? IoTセンサは今まで可視化できていなかった現場の状況を「知る」ことができる便利なツールですが、取得できることや測定の頻度などはセンサによって千差万別。必要な情報を得るためには様々なセンサを知り、適切なものを選択することが大切です。 本記事では、広い意味でのIoTセンサである、ドローンや衛星データも含めながらその特徴や組み合わせを解説します。 (1) 様々なIoTセンサで取得できるデータの種類と特徴 IoTセンサで取得できるものの種類について、よく人間の五感に例えられます。 IoT(直接測定)センサ・ドローン・衛星の違い IoTというと測定したい場
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
降雪のため空に放たれたロケット弾、工場を止めて広がる青空――。2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックは、中国国内でも雪の少ないエリアに人工雪を積もらせ、企業の稼働を制限して大気汚染をおさえようとしている。衛星データで五輪会場の「空模様」を探った。 北京五輪は3つの競技エリアがある。スケートやフリースタイルスキーの会場がある北京市内、アルペンスキーやボブスレーの会場となる北京郊外の延慶、スキージャンプやノルディックスキーが行われる河北省・張家口。張家口は北京から北西へ約180キロ離れたところにある。人工衛星画像でそれぞれの会場を調べたところ、延慶では雪の少ない山中でスキー場が徐々に人工雪で覆われていく様子が分かった。衛星写真はすべて欧州宇宙機関(ESA)から入手した。
2021年2月、世界トップレベルの総合科学誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』の表紙を可愛い子犬の写真が飾った。アフリカのマラウイ共和国で毎年500人もの死者を出していた狂犬病を防ぐワクチンの接種率を向上させ、子犬や妊娠中の犬への接種も可能にした地理情報システム(GIS)に関する画期的な論文が掲載されたのだ。 狂犬病は、犬だけでなくすべての哺乳類が感染するウイルスによる感染症であり、発症後の有効な治療法はないという恐ろしい病気だ。以下、そんな狂犬病の感染症対策を、データによって劇的に改善されたマラウイの事例について解説をしていく。 PNAS 2021年2月2日号の表紙となった、マラウイで狂犬病ワクチン接種を受ける子犬。Credit: Mission Rabies 年間500人が狂犬病で命を落としていたマラウイ人口およそ1900万人、アフリカ南東部にある内陸の農業国マラウイは、年間500
はじめに 今回扱うプロジェクト ウズベキスタン国内の鉄道の中でも、カルシ-テルメズ間は、同国から他国を経由せずアフガニスタンへ至る唯一の鉄道路線です。貨物輸送にも重要な役割を果たしており、その鉄道輸送需要はさらなる拡大が予想されています。しかし、カルシ-テルメズ区間には急勾配の山岳地帯が含まれるため、複線化による輸送力増強が困難でした。そこで、同区間において、ディーゼル方式よりも牽引力の高い電気方式への改良を日本が支援しました。 (出所:ODA見える化サイト) 本記事の内容 この支援(事業)によって、対象エリアにおける「経済活性化」が期待されていました。そこで、衛星・地理データを活用して、事業による「経済活性化」を可視化してみたいと思います。 今回使用するツールはGoogle Earth Engine(GEE)とQGISです。GEEで衛星データのインポート・集計・ダウンロードを行い、QGI
macOS Monterey(12.6), python3.9.13, earthangine-api 0.1.325, colorcet 3.0.0, folium 0.12.1.post1 NDVI(正規化植生指数)について 人工衛星のひとつである地球観測衛星は、地表面に何が存在するかという情報をさまざまなセンサを利用して観測しています。 観測センサの一つである光学センサは、地表面からの反射光を撮影し、可視光線から近赤外線の各波長の反射強度の違いから、地表面に何が存在するのかを判別します。 地球の地表面に存在する植物、土壌、水(海)の反射スペクトルは左に示すグラフのような傾向をしています。 中でも、植物は特徴的なスペクトルを示しています。植物は青色光や赤色光のエネルギーで光合成をおこなっています。 そのため、植物の反射スペクトルをとると400 nm付近の青色光や600から700 nm付
「今、海はどうなっているのか、魚はどこで獲れるのか」衛星データを使って漁業を支援するサービスを目指し、2019年5月に創業した株式会社オーシャンアイズ。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の海洋学研究者と京都大学のAI研究者がチームを組み、日本の漁業向けに衛星データをもとにした海況情報や漁場予測を提供する企業です。日本近海で穫れる魚の種類や漁獲高が変化し、持続的な漁業が求められる中で、研究者から“フィッシュテック”事業へと踏み込んだ、オーシャンアイズ代表取締役の田中裕介さん、取締役の笠原秀一さんにうかがいました。 --衛星データを使った「海況モデリング」サービスとはどのようなものでしょうか? 田中:まずはデータの作り方をご説明します。宇宙から、人工衛星で海面高度と海面水温の測ることができます。海では、「アルゴブイ※」に代表される、水温と塩分を深さ方向に測るブイが世界中にばらまかれています。こ
日時:4月21日(日)13:30~16:30 場所:エセナおおた 2F 調理室(東京都大田区大森北4-16-4) 対象:化学に興味のある方、コンピューターサイエンスに興味のある方、学校のプログラミングの授業では物足りない方など 費用:2500円 ※親子参加枠(小学校4年生~中学校3年生)は3000円 主催:ケミックス 概要:Raspberry Pi Pico制御のオーブンを使って焼き芋を焼き、化学とコンピューターサイエンスを学ぶ4部構成のイベント。Pythonで電熱調理器を動かして温めた水にさつまいもを1時間ほどつけ、デンプンを麦芽糖に変える下準備からはじめる。Pythonでオーブンを動かして予熱を始め、さつまいもが甘くなる裏にある化学とその反応や、熱電対と熱電対アンプモジュールによる温度計測、SSR(ソリッドステートリレー)を介したRaspberry Pi Picoとオーブンの接続、PI
本記事では、社会的にも重要なカーボンニュートラルの取り組みから、温室効果への影響力が大きいメタンガスに着目しました。メタンガスは様々な場所から排出される温室効果ガスで、私たちの暮らしと深い関わりを持つ水田からも排出されています。この水田から発生するメタンガスについて衛星データを用いて、定量的に増減を観測できるか検証します。 1. はじめに みなさん、いま注目されているカーボンニュートラル[1]をご存知ですか? カーボンニュートラル(脱炭素社会)は、政府が中心となって温室効果ガスを段階的に削減していこうとする取り組みです。現在、日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指すために、大手企業も様々な取り組みを行っています。 カーボンは炭素を、ニュートラルは中立を意味しています。日本が目指すカーボンニュートラルは、温室効果ガスである、二酸化炭素(以下CO2)をはじめとするメタンや
スペースデータは実業家の佐藤航陽氏が立ち上げた宇宙関連の事業を展開するベンチャー企業。今回公開されたバーチャル新宿は同社の“デジタルツイン・プラットフォーム”という技術が用いられている。 これは、人工衛星から取得した地上観測データをAIに学習させ地理空間を理解させて、3DCG技術を用いてデジタルツイン(現実の世界とまるで双子であるかのようにコンピュータ上で再現すること)を自動生成するアルゴリズムだ。 Unreal Engine 5関連商品の購入はこちら (Amazon.co.jp) 衛星データから自動生成したバーチャル新宿のUE5データを無料で使えるようにしました(個人は商用利用も可)。 メアド登録してダウンロードできます。動画はFortnite(UEFN)向けに調整したゲームのサンプル。色々と活用してみてくださいー https://t.co/Pz9RaKJwRt https://t.co
「衛星データは使える!」と言われても、すぐにはピンと来ないかもしれない。ただ、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」をのぞいてみれば、印象はがらりと変わってくる。 Tellusには2022年12月時点、21種類の衛星データが搭載されている。ビジネスや学術研究で活用される一方で、無料で利用できるデータも多く、興味本位で眺めるだけでも、結構楽しい。実際のデータを使って、どんなことができるのかを試すことも可能だ。 百聞は一見にしかず。いざ、Tellusの世界へ――― 。 Tellusとは何か? 衛星データを誰でも利用可能に 衛星データは長い間、主に研究目的で利用されてきた背景があり、一般の人には縁遠い存在だった。さまざまな組織がバラバラに保有していて、ファイルサイズは大きいうえに、生データは画像のゆがみや雲の影響など様々な要素を補正する必要があった。扱うためには、高性能のパソコ
一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを厳選してお届けする連載「週刊宇宙ビジネスニュース」は毎週月曜日更新! 衛星データプラットフォームに関する発表が相次いだ一週間 今週は、衛星データプラットフォームに関するニュースが数多く発表されました。 一口に“データプラットフォーム”と言っても、中身は様々です。 今回はニュース発表のあったプラットフォームそれぞれについてご紹介していきます。 Picterra、3.3億円の資金調達 衛星画像から自動で建物や植物を識別できる Credit : Picterra Source : https://picterra.ch/ 衛星データ利活用が進んでいるのは欧州です。 スイスの企業で衛星データプラットフォームを開発しているPicterraは、9月18日約3.3億円の資金調達に成功したことを発表しました。 Picterraのプラットフォームでユニークなのはユ
衛星データから地球のデジタルツインを自動生成するAI開発のスペースデータ社、DAOアドバイザリーボード設置とアドバイザー8名の就任を発表〜オープンソースコミュニティのような分散型組織の拡大に向けて〜 「テクノロジーで新しい宇宙を作る」をビジョンに掲げる株式会社スペースデータ(住所:東京都新宿区、代表:佐藤航陽)は、オープンソースコミュニティのような分散型組織を強化する具体的な取り組みとして、DAOアドバイザリーボード設置と初期アドバイザリーメンバーを発表いたします。 オープンソースコミュニティのような分散型組織 当社は物理的なオフィスを構えず、一度もリアルで会ったことがない(顔も見たことがない)メンバー同士が、オンラインのみに集まって開発する分散型組織として活動を行なっています。フルコミットの正社員は一人もおらず、副業やフリーランスが各自空いてる時間を活用しながら、オンラインのみで1つ
Tellus の UI/UX を改善し、新たにマーケット機能も追加 衛星データプラットフォーム「Tellus」が Ver.2.0 を提供開始 ~開発・利用促進を行う「xData Alliance」に 5 社が新規加入~ インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕)は、当社が経済産業省事業として運用している、クラウド上で衛星データの分析ができる日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」のVer.2.0を2020年2月27日(木)より提供開始します。 Tellus Ver.2.0では、Tellus公式サイトのデザイン・コンテンツの刷新、Tellusの操作環境であるTellus OSのUI/UXについて、衛星データや地上データをより分析しやすいように改善しました。 Ver2.0 Tellus公式サイト
トルコ南部を震源とする大地震について、国土地理院は9日、断層を境に地表面で4メートル程度の横ずれが生じたとみられるとの分析結果を公表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星「だいち2号」のデータを分析した。6日に発生した2回の大地震で、断層帯を境に大地がずれ動いた様子がはっきりと確認できる。 この大地震では、東アナトリア断層帯でマグニチュード(M)7・8、北側の別の断層帯付近でM7・5の地震が続けて起きた。地理院によると、M7・5の地震の震源付近では断層の北側で西に約2メートル、南側で東に約2メートルずれ、計約4メートルの地殻変動があった。M7・8の地震では計約2メートルだった。M7・8の方が小さいずれだったのは、M7・5の方が震源が浅く、地表面に影響が出やすかったことなどが原因とみ…
衛星データを用いた地盤変動解析を提供するEdafos(東京都豊島区)は4月9日、自然災害の発生時に被災した場所を特定する技術を用い、ロシアが侵攻したウクライナのキーウ(キエフ)近郊で地表が変化した箇所を抽出した結果を公開した。 ロシア侵攻前の2月16日とキーウ近郊から撤退する前の3月24日に撮影した衛星データを用い、地表のどこが変化したかを抽出した。地表の性状が変化した箇所(建物が崩れたり崩れた建物が散乱した道路など)は水色のドットで表現した。 余計な情報が載らないよう、厳しめの閾値(しきいち)を設定、3段階で解析したという。キーウの他、イルピン、ボロジャンカ、ブチャ(ホストーメリ、ホレンカ含む)については「中くらい」の閾値で解析した拡大画像も公開した。 Edafosは人工衛星に搭載されている合成開口レーダー(SAR)による画像を活用した地盤変動解析サービスを提供している。SARデータは様
衛星データをオープン&フリーで利用できる「Tellus(テルース)」。経済産業省とタッグを組んでプロジェクトに取り組むさくらインターネットにとって、プロジェクトはどんなものだったのだろうか? さくらインターネットの田中邦裕社長、Tellusプロジェクトの城戸彩乃氏、オウンドメディア「宙畑」編集長の中村 友弥氏に話を聞いた。(インタビュアー アスキー編集部 大谷イビサ 以下、敬称略) 斬新とも言える官公庁案件、われわれしかできないという自負があった 大谷:まずは田中さんにTellusプロジェクトに関わったきっかけを教えてもらいたいと思います。 田中:きっかけは弊社フェローの小笠原です。政府が衛星データをもっと活用してほしい、そもそも衛星データが重要であることを知ってほしいと考えていることを知ったことですね。今まで「衛星データは特別なもの」という印象が強すぎて、開発者やビジネスプランニングする
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