X80WKシリーズは、2022年に発売されたBRAVIAのエントリー向けモデル。映像エンジンは「HDR X1」で「4K X-Reality PRO」などの高画質機能を備えるほか、音の歪みを低減する形状の振動板を採用したスピーカー「X-Balanced Speaker」を搭載します。 チューナーはBS/110度CS 4Kチューナーと地デジ/BS/110度CSチューナーの3基。また、Google TV搭載で、動画配信サービスなども利用できます。
1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 「ねんがんの Apple Vision Proをてにいれたぞ!」 ▲Vision Pro米国版 「そう かんけいないね」なんて言わないでほしい。 確かに最低でも3500ドル(約52万円)というのは高価だし、現状は英語環境のみでの動作だ。後述するが、いわゆる「技適」もない。不便な点も留意すべき点も多々ある。 しかし、使ってみると確実に「これは未来の1つの形だ」と感じる。過去さまざまな機器で試みられてきた方向性を、アップルが大きな予算とコストをかけ、一気に新しい次元まで持ち込んだ。 それはどういうことなのか。実機写真とともにファーストインプレッションをお届けしたい。 ハワイでVision Proをゲット今回、Vision Proは
打ち間違い・変換ミスのことを「typo」ということがある。 ビートルズ最後の新曲「Now And Then」はどのように現代に復活したか。公式ドキュメンタリーで分かったAIの貢献(CloseBox) typoは英語でタイプミスを示す俗語で、typeのeをoと打ち間違う……という話に由来する。冷静にキー配列を考えるとeとoはあんまり打ち間違えないようにも思うが、それはそれとして、だ。 ライターの仕事はtypoとの戦いだ。 理由はいくつかある。 ・本来間違えていてはいけない ・文書の生産量が多いのでtypo混入の可能性もその分上がる ・スピードが必要なのでtypoしやすさも上がる ・その割にうっかりしがち 書籍などのように何回も、複数人の手を経るものならtypoは減らしやすいのだが、日々の作業だとtypoをゼロにするのは難しい。 というわけで今回は、typoを減らすツールとして登場した「Typ
1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 打ち間違い・変換ミスのことを「typo」ということがある。 typoは英語でタイプミスを示す俗語で、typeのeをoと打ち間違う……という話に由来する。冷静にキー配列を考えるとeとoはあんまり打ち間違えないようにも思うが、それはそれとして、だ。 ライターの仕事はtypoとの戦いだ。 理由はいくつかある。 ・本来間違えていてはいけない ・文書の生産量が多いのでtypo混入の可能性もその分上がる ・スピードが必要なのでtypoしやすさも上がる ・その割にうっかりしがち 書籍などのように何回も、複数人の手を経るものならtypoは減らしやすいのだが、日々の作業だとtypoをゼロにするのは難しい。 というわけで今回は、typoを減らすツ
自民党の情報通信戦略調査会は2日、NHKのインターネット業務のあり方に関して、日本新聞協会メディア開発委員会などにヒアリングを実施した。会議は非公開。出席者によると、開発委は、NHKのネット業務を放送と同等の必須業務に格上げすることに改めて反対を表明した。 開発委は、現在放送を補完する任意業務として展開している「NHK NEWS WEB」「NHKニュース・防災アプリ」「NHK政治マガジン」などのネットサービスが、巨額の予算を投じて無料で提供され、すでに地方紙から脅威だとの声が寄せられていると指摘。必須業務化で本格参入すれば、課金モデルをデジタル事業の中心に置く新聞社などは太刀打ちできなくなるとし、NHKはネットのテキスト業務から撤退すべきだと主張した。(中沢絢乃)
コード・インタープリターはChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」で、GPT-4の付加機能として呼び出せる。 画像:筆者によるスクリーンショット ChatGPTの有料版である「ChatGPT Plus」(月額20ドル)には、7月初めから「Code Interpreter(コード・インタープリター)」という機能が追加された。 この機能が画期的だとして、一時ネットでは大いに話題になった。これまでは面倒だった「データ集計」などを、チャットの命令だけで実行できるからだ。 データ集計は、Excelなどの表計算ソフトやPythonなどのデータ処理に強いプログラミング言語で処理することが多い。 しかしコード・インタープリターでは、それらを使う必要はほとんどなく、データさえ用意できればいい。さまざまな手間がほぼゼロになり、ChatGPT任せにできる。 そうはいってもピンと来ない人も多いはず。そこ
1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 Metaが「Meta Quest 3」を発表した翌週にアップルがWWDC23で「Apple Vision Pro」を発表したことで、またにわかにHMDに注目が集まってきている。 筆者も米・クパチーノのアップル本社で取材し、実機を体験することができた。 ▲Vision Pro。アップル本社内のスティーブ・ジョブズ・シアターで撮影 アップルはVision Proを「空間コンピュータ」と定義した。 一方で、Metaは違う考えを持っているようだ。 では両者は具体的にどう違うのか? 筆者はVision Proも取材できたし、MetaのCTOなどにも取材経験がある。だから、アップルのビジョンとMetaのビジョンの違いを、ある程度深掘りでき
ビッグテック企業を中心に開発が進むAIチャットボット。先行する「ChatGPT」の実力とともに、グーグルの動向、覇権争いの行方などについて、AIの有識者3人に回答してもらった。 KDDI総合研究所リサーチフェロー 小林雅一さん KDDI総合研究所・リサーチフェローや、情報セキュリティ大学院大学客員准教授として活動中。物理学とマスコミ論に長け、海外留学経験や現地勤務経験もある。著書は『ゼロからわかる量子コンピュータ』(講談社)など多数。 プログラマー/人工知能研究者 清水 亮さん 著書『よくわかる人工知能』(KADOKAWA)などで知られるプログラマー/クリエイター。米マイクロソフトやドワンゴなどの国内外の企業で開発実績も多数。東京大学先端科学技術研究センター客員研究員も務めた。 ジャーナリスト 西田宗千佳さん 大学在学中より執筆活動を開始。『メタバース×ビジネス革命』(SBクリエイティブ)
Vol.126-2 本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは歴史的なPCである「X68000」の復活。こうしたレトロハードの復活が増えた背景を探る。 ↑「X68000 Z LIMITED EDITION」(4万9500円)。ホビー用PCとして初の16ビットMPU搭載、6万5536色同時発色のグラフィック機能など、当時としては画期的なスペックのマシンが復活。初代と比較してサイズは2分の1以下、質量は10分の1以下とコンパクトだが、細部まで忠実に再現されている。現在販売受付は終了している 近年、1970年代から1990年代前半までのパソコンやゲーム機を復刻する動きが目立つ。最大の理由は、その年代に育った人々が懐に余裕がある年代になってきて、売れる可能性が高いという点だろう。 だが、理由はそれだけでなはない。 大きいのは、安価なSoCでも性能
【西田宗千佳連載】Google Bardは意外と地味、マイクロソフトとの戦いは「ビジネスツール」で本格化か Vol.125-4 本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogle Bardの性質や、今後マイクロソフトとGoogleはどこで戦うかを解説する。 ↑Googleが発表したチャット型AIのBard Googleの開発した「Bard」は、同社の大規模言語モデル「LaMDA」をベースにしている。ただし、マイクロソフトがOpenAIの「GPT-4」を大胆に検索技術へと導入したのに対し、Googleのアプローチは違う。それは、本連載で解説したように、“検索に対しての責任”を重く鑑みてのものだ。 だからBardは、あくまで検索サービスではなく、「ジェネレーティブAIを
任天堂のイベントブース(2017年撮影)。 Christian Petersen/Getty Images あらゆる業種で、デジタル技術による業務最適化が求められている。いわゆる「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」だが、この言葉はたいていの場合、「日本は遅れている」という話とセットで語られている。 そんな中、グーグルが「日本から学んでグローバル戦略を構築した」とまで語る、例外的な産業があることをご存知だろうか。 それが、日本のゲーム産業だ。 日本のゲーム市場規模は約2兆円。全世界だと約21兆8900億円なので、2000年代と比べると比率は低くなっている。(出典:ファミ通ゲーム白書2022 角川アスキー総合研究所刊) グーグルのジャック・ビューザー氏は、同社のゲームメーカー向けクラウドサービス「Google Cloud for Games」の戦略立案をする、ゲームインダストリー・ソ
Vol.125-3 本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogleの動向を解説する。 ↑Googleが発表したチャット型AIのBard マイクロソフトがOpenAIとのコラボレーションによって「ジェネレーティブAIの時代」を切り開こうとしている。当然Googleは、そこに対抗していかなければいけない存在だ。 Googleは以前から、独自に大規模なAI開発を行なってきた。その中でまず重視していたのが「画像認識」だ。「Google レンズ」を使うと、外国語で書かれた標識を翻訳したり、写真に写っている花がどんな種類のものなのかを教えてくれたり、といったことができる。 スマートフォンの普及により、我々は常にカメラを持ち歩くようになった。文字入力は重要なことだが、面倒であ
Vol.125-1 本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。これまでの手法を大きく変えるチャット検索の可能性は何か。 ↑マイクロソフト「Bing」(無料)。新しいBingはChatGPTよりも強力で、検索専用にカスタマイズされた次世代のOpenAIによる大規模言語モデルで稼働する。単なる答えだけでなく、メールの下書き、旅行の行程表の作成、トリビア用のクイズ作成など、自分に代わってコンテンツを作成する機能も有している AIを検索に用いて素早く的確な答えを導くAIを使った検索サービスが、急速に注目を集めている。 きっかけは、2022年11月に公開された「ChatGPT」だろう。チャットで語りかければあらゆる質問に“回答してくれる”ように見えたことから、ネット検索代わりに使えるのでは……
PC モバイル 【連載】西田宗千佳のネクストゲート 第29回 スマホ対応にWindows 11統合、マイクロソフトが「BingとAI」開発を急ぐわけ Image:Microsoft マイクロソフトが、ジェネレーティブAIを組み込んだ検索エンジン「Bing」の活用について、矢継ぎ早に展開を進めている。 チャット検索機能を搭載した「新しいBing」は2月7日に発表されたばかりだが、22日にはスマートフォンアプリへの対応が発表され、さらに28日にはWindows 11への統合も発表された(すべてアメリカ時間)。 スマホやWindowsへのAI統合はどういった意味を持つのか。そしてなぜ、マイクロソフトは展開を急ぐのか。その点を考察してみよう。 Windows 11とスマホにも「新しいBing」 考察の前に、スマートフォンやWindows 11の上で「新しいBing」のチャット検索がどのように使える
検索サービスで、マイクロソフトがGoogleに強いプレッシャーをかけ始めている。マイクロソフトは2月7日(現地時間)、検索エンジン「Bing」とウェブブラウザー「Edge」の大規模アップデートを発表した。中核となるのは、Open AIの大規模言語モデルを使った「チャット」「要約」などの機能だ。 現在マイクロソフトは、この新しいBingについて、ウェイティングリストへの登録後、順次利用者を拡大していく形を採っている。今後数週間で数千万人に、ということなので、それほど待たなくても使えるようになるかもしれない。 筆者も新しいBingが使えるようになったので、早速試してみよう。 悲願の「検索ビジネス」で勝つため、先を走るマイクロソフト 「このテクノロジーは、ほとんどすべてのソフトウェア・カテゴリーを再形成する」。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、7日の会見でそう述べた。 いま生活の中で、ネ
1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 音声の書き起こしはライターにとって夢の技術だ。そのまま原稿にできるわけではないが、インタビュー原稿や取材記事を執筆する上での手間が劇的に減る。筆者はもうずっと昔から、書き起こし系の技術が出るたびに試行錯誤を繰り返してきた。 そんな中に、ちょっとびっくりするようなサービスが現れた。正確にいえば「使ってみたらびっくりするようなものだった」というのが正しいだろうか。 それはいわゆるジェネレーティブAIサービスである「Easy-Peasy.AI」だ。このうち、AIによる音声書き起こしサービス「AI Transcription」を日本語で使ってみた。 結果として、「非常に使えるが、面白い性質がある」こともわかってきた。現在のジェネレーテ
日本のゴールデンタイムでも動画配信は無視できない さて、海外の事情はよくわかったということで、ここからは日本の事情を少し考えてみたいと思います。これについては、NHKの文化研究所が出しているデータを見ながら話すのがベストかなと。2021年の「メディア利用の生活時間調査」をまとめたインタラクティブなグラフが非常によくできています。 日曜のゴールデンタイム、19時台に20代の男性・女性がどんなメディアに接触しているかというのをグラフにしたものです。 これ、実は時間を変えるとインタラクティブに変わるので、皆さんもご自身でいろいろ見ていただきたいなと思うんですけれども……ポイントは、日曜のゴールデンタイムという、テレビを一番見ている時間帯に、男性の場合はリアルタイムでの放送が10%、それに対して動画配信が4.2%あるということですね。 さらには、同時にスマートフォンが利用されていて、スマートフォン
<後編はこちら> サブスクの選別が始まった 2022年に開催された日本アニメーション学会 産業研究部会主催のイベント「Z世代の動画視聴――配信と倍速再生の実際」から、「ITジャーナリスト西田宗千佳×まつもとあつし対談」を前後編でお届けします。 三省堂が選んだ「今年の新語2022」にて『タイパ(タイムパフォーマンス)』が大賞を獲り、早送りで動画を見る若者の存在がクローズアップされる昨今、ユーザーの動画視聴行動にはどのような変化が起こっているのでしょうか? ◆ まつもと はじめに西田宗千佳さんから「『レイヤー構造』で考察し直す動画視聴行動」というお話をいただき、その後ディスカッションに入りたいと思います。 西田 よろしくお願いします。まず、私のほうから簡単な講演をさせていただきたいと思います。 本題に入る前にみなさんと目線合わせのようなことをしておきたいな、というのが1つの目的です。目線を合わ
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