ソーシャルゲーム「世界」を運営する神は11日、ゲーム進行に関わる不具合があったとして、ゲーム内のデータを正常だった時点まで戻す措置「ロールバック(巻き戻り)」を行うと啓示した。ゲーム開始時に行う「親ガチャ」の提供割合に不正があるのではないかという、一部プレイヤーからの指摘を認めた格好だ。 不具合が明らかになった「親ガチャ」は、「世界」の新規プレーヤーがゲーム開始時に引く「くじ」のような抽選システム。金銭、能力、容姿など全ての要素に恵まれたSSR親(スーパースペシャルレアおや)、平均的なN親(ノーマルおや)、その後のプレーに悪影響を及ぼすD親など、レアリティ(希少性)を持った親が規定の提供割合で含まれる。 やり直しができない1回限りの「親ガチャ」は、その後の進行に大きな影響を与えるため、親ガチャの当たりはずれはゲームの難易度を決定づける。また、プレイヤー自身も新規プレーヤーの親ガチャとしてラ
最近、親ガチャ、というネットスラング(俗語)を見かけることが増えた。 親ガチャというスラングは、ソーシャルゲームなどのガチャにかこつけて、望ましくない親元に生まれたことを呪ったり嘆息したりするために使われる。 私の観測範囲では、親ガチャというスラングは前から使われていたし、実際、googleトレンドでも2010年代から地味に使われていた様子がうかがえる。 しかしこのグラフが示しているように、親ガチャはまだメジャーではなく、最近になってこれを知った人も多い様子だった。 NEWS小山「嫌な言葉ですね」 若者層で流行の“親ガチャ”に不快感、「親はショック」と苦言 9月9日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、「親ガチャ」の話題となった。これは、親は自分で選べず、どういう家庭に生まれるかは運次第であり、ソーシャルゲームの「ガチャ」のようなものであるといった意味。若者層では、現状を変えよ
「親ガチャ」という言葉をご存知だろうか? 若者たちがネット上のスラングとして使い始めた言葉だ。「ガチャ」とは若者にとって身近なソーシャルゲームの用語のことであり、一定額の課金によってランダムでアイテムなどを手に入れることができるシステムを指す。「ガチャ」は運次第である。 「親ガチャ」とはつまり、どのような親のもとに生まれてくるかによって人生が決まってしまうという意味で使用されている。 ネット上の言葉が話題となったのは、地上波の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の9月16日での放送がきっかけだ。トップニュースで取り上げられたことで反響を呼び、親ガチャをめぐる議論が活性化した。 その後、「親ガチャという言葉で自分の境遇を親のせいにするのはよくない」といった自己責任論的な議論や、「経済的格差や虐待などの問題が背景にある」という社会的背景に言及する議論などが寄せられている。 私は、この問題は単純
「親ガチャ」という言葉に込められた怒り 「親ガチャ」という言葉がTwitterトレンドに入るほど流行していたとき、興味があってワード検索をかけてみると、ネガティブな反応や嫌悪感を露わにしているつぶやきが非常に多かった。例えば「生んでもらった親に対して敬意がない」「親を『ガチャ』という言葉で否定するなんて、親が聞いたら悲しむ」という風に、親サイドの目線に立って考えている人たちによる意見が目立ったように思える。 もちろん若者であっても、親が自分を生んで育て上げてくれたことに感謝し、今も良い関係を築けている人であれば「自分の親を『ガチャ失敗』などと例えるなんて」と、「親ガチャ」に対して拒否反応が出てもまったく不思議ではないだろう。 私個人としては「親ガチャ」という言葉を好んでは使わない。しかしながら、世の中で起こっているさまざまな不平等を解決しようとするとき、なくては語れないのが「生まれ育った環
「中学3年の時、親が突然姿を消しました。一緒にホームレスをしていた弟も今は消息不明で、何をしているかはわかりません」 自らの悲運や両親への恨みを強調するでもなく、淡々と心境を語り始めたのは、現在「エアールームテクノロジーズ」の社長を務める大薮雅徳(26)だ。 業界最注目の若きIT経営者 2018年に始めた“家具・家電を月額で借りられる”サブスクリプションサービス「airRoom」は、現在登録会員数が4万人を超えた。「Forbes 30 Under 30 Asia」にも選出されるなど、大薮社長は業界最注目の若きIT経営者の1人だ。 洒落たデザインで人気のバルミューダや、パナソニックなどとも家電分野で提携。家具分野は大塚家具のほか、全国の大小60社以上の企業と提携している。「エアールームテクノロジーズ」はコロナ禍で小売業の不振が続く中、企業とユーザーを直接つなげる“貸し借り市場”の新たなハブと
一ノ瀬翔太 @shotichin 編集『実力も運のうち』『スノウ・クラッシュ』『反逆の神話』『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』『脳は世界をどう見ているのか』『ヒトの目、驚異の進化』『闇の自己啓発』『ソース焼きそばの謎』『みんなで読む源氏物語』『インドの食卓』『散歩哲学』『ヴィクトリア朝時代のインターネット』『WAYS OF BEING』他 一ノ瀬翔太 @shotichin "「親ガチャ」というワードが大きなバズを形成したことと、哲学者マイケル・サンデルの新著『実力も運のうち』…が大ヒットしたこと、…「反出生主義」というラディカルな思想が先進社会の若者の間でブームとなっていることは偶然ではない。" gendai.ismedia.jp/articles/-/874… 2021-09-21 12:55:54 リンク 現代ビジネス 親ガチャ、反出生主義…若者たちは「人生のネタバレ」に絶望して
ネットの論考をきっかけにニュースへ 松本人志さん、みちょぱさんの慧眼 ため息をつくくらい、許して 今年9月頃、「親ガチャ」というワードがネット上を席巻した。するとその現象をテレビの地上波の情報番組がキャッチアップし、スタジオでやいのやいのと大議論。その模様がさらにあちこちのネットでニュースになるという事態になった。一方、ネット上で「親ガチャ」というフレーズを以前より見守ってきた筆者は<俺らの“お遊び”がこんな大ごとに……>というネット民の居心地の悪さを感じていた。このモヤモヤの正体は何なのか。「親ガチャ」の歴史を振り返りながら、ネットの話題が「ニュース」になる現状について考えたい。 ネットの論考をきっかけにニュースへ きっかけの一つとなったのは、現代ビジネスオンラインで配信された筑波大学教授の土井隆義さんの記事だった。経済格差時代において、「親ガチャ」という言葉を使う若者の心理とその社会背
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