スタートアップブームの「終わりの始まり」は、VC のファンドサイズが小さくなり始めることだと考えています。それを契機に悪循環が始まるからです。 理屈はこうです。 ファンドサイズが小さくなると、スタートアップが調達できる資金も小さくなります。そうすると、大きな挑戦ができなくなり、大きな事業や成果も出づらくなります。するとさらにファンドサイズも投資も減って、スタートアップが挑戦できる事業の規模感も小さくなり、小さな事業しか目指せなくなります。 こうした悪循環が起こり始めると、エコシステムは縮小均衡へと向かっていくことになるでしょう。 今、日本のスタートアップエコシステムは、そうした悪循環に入る瀬戸際の場所にいるように思います。 そうした危機感を共有したく本記事を書いています。 リターンが返せる見込みが薄くなってきた 毎年 1.8 兆円のリターンが必要 現状は総リターンが 1 兆円に達していない
転職のお知らせ、あるいは個人の日記です。 6月から以下のように所属変更となっています。 From 株式会社はてな To 株式会社一休 マネージャではなく、とくに役職のないソフトウェアエンジニアとして働きます。いわゆるIC (individual contributor)というやつです。 きっかけ はてなには新卒として入社して以来11年も勤めて、インターンやアルバイトとして関わった時期から数えると16年になります。出入りの激しいこの業界でずっと1社しか知らずに過ごすのは負い目に感じていました。また、年齢的にも今年で40歳になることもあって、そろそろ転職を経験しておかないとまずいという焦りもありました。 そんなときに、大学の同期でプライベートでも仲良くさせてもらっているid:suzakから声をかけてもらい、ちょっと真剣に転職を考えたのがきっかけでした。 できることではなくやりたいこと はてなで
Yoshiro Ogura/(株)ヒカリノアトリエ代表取締役社長 @jr_youth_navi 読了! 「経営中毒」 概念の説明に留まらず、非常にリアルな内容で、それでいて手軽で有益な情報が多いので、これから起業を考えている方や、起業したばかりの経営者にとって必読の書だと思います。 備忘録として目次↓ 第1章 「資金繰り」は最初に直面する、 社長共通の悩み 人徳が問われる 「カネのマネジメント」 第2章 会社は99.9%、 「人の問題」で崩壊する 会社の未来を左右する「ヒトのマネジメント」 第3章 営業VS.エンジニア、 中途 VS. 古参組織の崩壊はとつぜん起きる 文明の衝突を起こさない 「組織のマネジメント」 第4章 最初に考えたプロダクトはなぜうまくいかないのか 0→100を可能にする 「事業のマネジメント」 第5章 「事業の売却」 から新たな経営がスタートする 失敗しない 「スター
米国モトローラにて携帯電話開発エンジニア、設計開発チームのマネージャーを経て、日本モトローラに赴任。モトローラジャパン常務取締役を経て、シリコンバレーの携帯電話OSのスタートアップ、組み込みソフトウェア企業の米国社長兼本社役員やシリコンバレーベンチャー企業の社外取締役を歴任後、現職。経済産業省委託事業の「始動Next Innovator」メンター、NEDO NEP カタライザー。アリゾナ州立大学電子工学科卒 ボランティアメンバーを中心に現在は月に一度程度のセッションを開催している。トピックは非常に幅広く、宇宙工学からフィンテック、フードテック、生物学、先端医療など関心を持つ分野での専門家の話を聞くことができるため、オンラインやイベント会場で毎回多くの出席者が意見を交わす場となっている。 JABIのもう1つの目的は、特に日本の学生など若い起業を目指す人々への「社会のニーズをいかにビジネスへと
年88万円の保険料が44万円に下がった理由 前回は国民健康保険の保険料(国保料)を下げる3つの方法のうち、「所得を下げる」と「減額制度」という2つを紹介した。そして今回は、国保料を下げる3つ目の方法として、特定の職種の人が加入できる「国保組合」と「法人化」を取り上げたい。 国民健康保険は2種類ある。ひとつは居住地の自治体で加入する国民健康保険(以下、「市町村国保」)。定年退職者はもちろん、フリーランスや非正規職員、リストラで職を失った人などそのほかの健康保険に入れないすべての人が加入できる、最終的な受け皿でもある。 もうひとつは、業種ごとに組織される国民健康保険組合(以下、「国保組合」)だ。例えば「食品」や「小売(市場、スーパー、商店会などに属する店舗)」「衣料(販売・加工業)」「理容」「土建」「医師」「薬剤師」「芸能人」「税理士」など約160組合がある。 私も国保組合の中の「文芸美術国民
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