日本でも「Apple Vision Pro」が発売されるなど、空間コンピューティングが身近な存在になりつつある。となれば、そう遠くない未来パソコン作業は間違いなく、バーチャル空間で行うのがスタンダードになるはずだ。 それを予感させる次世代の“一手”が登場した。
本CMのキーメッセージは「潜在能力は君の中。」。生命力がデジタル世界を超えていく過程をリアルに捉えるために、カメラマンはARオブジェクトが見える状態で主人公の2人が全力疾走する様子を撮影している。 屋外を長距離かつ高速移動するカメラと精確な同期を担保するAR技術が見当たらなかったため、iPhoneに搭載されている「ARKit」をベースに、現実空間に配置した原点マーカーを基準にしてAR空間と同期するシステムが開発された。 AR空間の制作と現実空間との同期 AR空間は事前に3Dスキャンした撮影エリアのデータを基に、Maya上でオブジェクト制作とレイアウト作成が行われた。作成したMayaのデータは軽量化してUnityに移植し、ARシステムに組み込まれている。 撮影コースはいくつかのブロックに分割し、カメラが原点から離れるほど大きくなる誤差を事前補正するため、ブロックマーカーによるキャリブレーショ
ARグラスなどを手掛ける中国XREALは6月19日、スマートフォンのようなARコンピューティングデバイス「XREAL Beam Pro」を発表した。SIMカードスロットを備えていないデバイスで、2眼カメラによる3D空間撮影も可能。6月19日から予約販売を開始し、8月6日に随時発送予定。 XREAL Beam Proは、Android 14ベースのnebulaOSを搭載。SoCに、米Qualcommの「Snapdragon Spatial Companion Processor」(空間コンパニオンオクタコアCPU)、6GB/8GBメモリ、128GB/256GBストレージ、4300mAhバッテリー、6.5インチディスプレイを内蔵する。 背面には5000万画素のデュアルカメラを搭載し、空間ビデオの撮影が可能。60fps/30fpsで撮影でき、手振れ補正にも対応。XREALのARグラスシリーズで視
コントローラー、マウス、キーボードも接続でき、モバイルバッテリーとしても使用可能。NebulaOSはBluetoothキーボード/マウスを接続するとオフィスモードを開始し、Androidアプリのダウンロードとインストールもサポートする。 サイズは75.55(幅)×162.84(高さ)×10(奥行き)mm、重量は約208g(バッテリー含む)。microSDスロットで容量を1TBまで拡張でき、2つのUSB Type-Cポートも搭載する。 予約購入者を対象に、正規価格の10%オフで販売するキャンペーンを実施。XREAL公式サイトではBeam Proを予約した先着150人にイヤフォンをプレゼントし(151人目からは10%オフで販売)、Beam Pro+Airシリーズを予約すると合計金額の10%オフで販売。6月18日までにXREAL AR グラス(Airシリーズ)を購入したことがあるユーザーは、XR
Kern-Switar 50mm f1.8 AR ALPA Review作例 おすすめ神オールドレンズ銘玉。ARは1次色収差補正型アポクロマートの意味。マクロスイターは操作性を犠牲にして最短撮影距離を縮めたが、こちらのスイターは最短撮影距離を無理せずに操作性を優先した。滲みはマクロスイターの方が多い。どちらを選ぶかはあなた次第。 シネマレンズ専門Kern社唯一のスチル用オールドレンズがALPA SwitarALPAは自社製レンズは作らず各国の優秀なレンズメーカーに生産を依頼していた。セレクトしたレンズはアルパ特有で、アルパ専用のレンズもあり世界中のファンを魅了し続けてきた。 Kern社はスイスのムービーカメラ専用のレンズメーカーで、唯一のスチル用カメラがALPA用Switar。アルパの最大の魅力はこのKern Switarと言っても過言ではない程優れた性能を誇るレンズ。 1次色収差補正型の
Home » GoogleがAR関連の施策を複数発表。「Google Map」でARコンテンツを見れる機能・開発用ツールアップデートなど GoogleがAR関連の施策を複数発表。「Google Map」でARコンテンツを見れる機能・開発用ツールアップデートなど 5月15日、Googleは年次開発者会議「Google I/O」を開催しました。本イベントでは、「Google Map」でARコンテンツを見れる機能や、開発用ツール「Geospatial Creator」のアップデートなど、ARコンテンツに関連する施策が複数発表されています。 (画像: Google) Google MapからARコンテンツを体験可能に 「Google Map」でのAR体験は、Google Mapで特定の場所を検索することで利用可能です。これはパイロットプログラム(早期アクセスプログラム)として、2024年後半から半
Home » 無線で「気軽に、どこでもつけて行けるARグラス」をつくる——NTTコノキュー代表・丸山氏インタビュー 無線で「気軽に、どこでもつけて行けるARグラス」をつくる——NTTコノキュー代表・丸山氏インタビュー NTTグループのXR専門会社として2022年10月に営業開始した株式会社NTTコノキュー。同社は通信キャリアの枠を超え、2023年にはシャープと合弁会社NTTコノキューデバイスを設立。XRデバイスの自社開発にも乗り出している。 先日のMWCでは、NTTコノキューデバイスが企画開発をしている、軽量でありながら高機能なARグラス「コノキューグラス」のコンセプトモデルを発表した。6DoFセンサーと無線接続を両立し、かつてない没入感と利便性を実現するという。またコンテンツ面でもゲーム会社の買収を行うなど、ハードとソフトの双方から事業を急速に拡大している。 今回はNTTコノキューの代表
ダイソンは、2024年4月9日にAR(拡張現実)技術を活用した新たなツール「Dyson CleanTrace(ダイソン クリーントレース)」を発表した。掃除した場所を可視化する。ARだけでなく、LiDAR(ライダー)技術も活用する。 Dyson CleanTraceは、コードレス掃除機「Dyson Gen5detect」のホルダーに取り付けた、iPhoneのLiDARセンサーから得た情報をもとに部屋のマップを作成し、掃除経路と重ね合わせて、ユーザーに提示するツール。「掃除をしていない場所が可視化できるため、より効率的に掃除できるようにする」という。 LiDARは「Light Detecting and Ranging」の略で、レーザー光を対象物に照射し、それが跳ね返ってくるまでの時間から、LiDARデバイスから物体までの距離を計測する。Apple製品としてLiDARセンサーを初搭載したのは
ダイソンは4月9日、AR技術で掃除した場所を可視化する「Dyson CleanTrace」を発表した。6月以降、各国で順次発売する。価格は未定。 CleanTraceは、コードレス掃除機「Dyson Gen5detect」専用のスマートフォンホルダーと、アプリ「MyDyson」(iOS版のみ)を組み合わせて利用する。 LiDAR搭載のiPhone(iPhone 12 Proなど)をホルダーで掃除機に取り付けて掃除すると、カメラが映した床にヘッドの軌跡を紫色で重ねて表示する仕組みだ。 掃除が終わったらスマホで部屋をスキャン。掃除していない場所が分かるため、隅々まで効率的に掃除できるとしている。 関連記事 ダイソンのコードレス掃除機がギネス認定 「50mを掃除機で掃除した最速タイム」で ダイソンは29日、コードレス掃除機「Dyson Gen5detect Absolute」を用いてギネス世界記
MetaのVR・AR研究部門である「Reality Labs」が設立から10周年を迎えました。これを記念して、これまでのReality Labsの歩みをまとめたムービーが公開されました。 Celebrating 10 Years of Reality Labs | Meta https://about.fb.com/news/2024/04/celebrating-10-years-of-reality-labs/ Celebrating 10 Years of Reality Labs - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=Nlu4iCa3KWc Reality Labsの前身であるOculus VRはもともとパルマー・ラッキー氏らによって設立されたVR企業で、VRヘッドセットのOculus Riftを開発しました。以下は開発機のOculus
ARグラス時代に向けた挑戦 Nianticのエンジニアリング部門トップが語るAR×位置情報ゲーム×3Dスキャンの未来 Nianticは、「ポケモンGO」で世界的な旋風を巻き起こしたARスタートアップだ。ポケモンGO以前から「Ingress」、そしてポケモンGO以降も「ピクミンブルーム」(2022)、「Peridot(ペリドット)」(2023)を展開し運営している。2023年10月にはカプコンと協力して「モンスターハンターNOW」をリリース。あっという間に全世界で1,000万ダウンロードを超えるビッグタイトルとなった。そんな同社は、これまで6d.ai、8th Wallなど数々のAR企業を買収。現在はLightshipというAR開発プラットフォームを展開している。 さらに、2021年、3Dスキャンアプリ「Scaniverse」を買収。2024年3月には「Scaniverse」に3Dスキャンの新
アバターを現実空間に表示できるARアプリ「AVATAVI」のMeta Quest版が登場 さっそく使ってみた スマホ向けに配信されているARアプリ「AVATAVI(アバタビ)」が、VRヘッドセット対応版として、Meta Quest App Labで配信されました。価格は無料です。 AVATAVIは「好きなアバターと一緒に現実世界を冒険する」をテーマとしたARアプリです。スマホ版では小人化した自分自身のアバターをARで呼び出して部屋の中を探検させたり、好きなキャラクターを等身大で呼び出して一緒に散歩したりが楽しめます。 Meta Quest版では、現実世界が透けてみえるビデオパススルーモードで動作します。また、モバイルアプリで追加したアバターやモーションは、AVATAVIにログインすれば、Meta Quest版に連携できます。Meta Quest版ならではのコンテンツも追加予定とのこと。 現
Project Guideline は、視覚障がいの方が、AI の力で一人で自由に走ることを可能にすることを目指す Google の研究開発プロジェクトです。通常は伴走者の助けを得て走る視覚障がいのランナーの「自分の思う通りに、誰にも頼ることなく自由に走ってみたい」との思いに応えるために、機械学習技術を活用した画像認識 AI を開発し、日本でも 2021 年に発表しました。 そして本日より、Project Guideline は新たな一歩を踏み出します。 これまで多くの視覚障がいランナーのみなさまに実際にテストしてもらい、フィードバックをいただいてきました。その中でもご要望の多かった表示言語の日本語対応に加えて、拡張現実(AR) などの新しい技術をシステムに新たに導入したことにより、空間認識能力がさらに向上されます。また、より多くの視覚障がいの方が Project Guideline を体
米Nianticは3月15日、ARペットアプリ「Peridot(ペリドット)」のアップデートを発表した。生成AIの活用により、ARペット「ドット」と対話できるようになる。 プレイヤーがテキストもしくは音声で話し掛けると、その内容がLLM(大規模言語モデル)に送られ、ドットにリアルな反応を起こさせる。例えば「お尻を振って」といえば、ドットがお尻を振ってみせてくれる。 当初は英語のみだが、順次日本語にも対応する。さらに、ドットが絵文字を返してくる機能追加も予定。例えばドットに「ご機嫌はどう?」と聞くと、食べ物の「絵文字」を返し、食べたいものを教えてくれるようになるという。 ペリドットは、不思議な生き物「ペリドット」(以下、ドット)を育てて繁殖させるゲーム。2023年5月にリリースした。また同年11月には米MetaのLLM「Llama 2」を活用し、ペリドットがより幅広いリアクションをとるように
Vadzo Falcon-1335CRS is a 4K USB 3.0 Camera based on Onsemi AR1335 Sensor coupled with high-performance ISP. The camera delivers max resolution of 13MP and Video streaming of 4K, 1080p and 720p. Applicable in use cases such as kiosk camera, digital signage camera, retail AI camera, medical device camera, facial recognition camera, etc.
AR and VR in Healthcare Market Size Worth USD 6.94 Billion by 2030 at 42.42% CAGR – Report by Market Research Future (MRFR) AR and VR in Healthcare Trends and Insights By Technology (AR and VR technology), By Offering (Hardware and Software), By Application (Fitness, Patient Care, Pharmacy Management, and Others), And By Region (North America, Europe, Asia-Pacific, And Rest Of The World), Competit
最新ARグラス「Rokid Max」は”近未来感”とか関係なく“ゲーマー向けデバイス”かもしれない。わずか75gの軽さでフルHD&120Hzの綺麗な映像が楽しめる、没入感バチバチの「メガネ型ディスプレイ」だった 「ARグラス」と聞くと、なにやら「最新の技術が好きな人たち」に楽しまれるガジェットであり、VRのように「それ専用のデバイスが無いと遊べないゲーム」があるわけでもない。 そういった理由から、ARグラスというデバイスは「ゲーマーにとっては“マスト”ではない」と感じている方も多いのではないだろうか。 少なくとも筆者は上記のような印象を覚えていたのだが、2023年12月に発売されたARグラス「Rokid Max」を実際に使用してみると、案外「ゲーマーにとっても便利」であることに気付かされた。 なぜなら昨今のARグラスは、AR機能を使わずともシンプルに「ディスプレイ」としてのクオリティがバチ
市場調査企業のIDCが、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)ヘッドセットの世界市場が2023年第4四半期(10月~12月)に前年比で130.4%の成長をみせたと報告しています。 Worldwide Quarterly Augmented and Virtual Reality Headset Tracker https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=IDC_P35095 IDCのモビリティおよび消費者デバイストラッカーのリサーチマネージャーであるジテシュ・ウブラニ氏は「Metaのシェアはハードウェアの継続的な補助金とMeta Quest 3のリリースによって、ソニーやPicoにシェアを奪われたあとも着実に増加しています。Appleや他のベンダーから新しいデバイスが登場して間違いなくプレッシャーを受けていますが、低コスト・高ボリューム戦略がMet
Harold Dennis Taylor ハロルドデニステーラー クックトリプレット開発とクモリ玉でARコーティング発明 Taylor and Hobsonといえば弱点だらけで歴史に埋もれかけたルドルフが発明した元祖Planarの対称型を僅かに崩してを復活させたHorace William Lee のOpicやハリウッドを座巻した伝説のシネレンズSpeed Panchroが有名だが、デニステーラーが発明しT. Cooke Sonsからライセンスを受けて製造したトリプレットの爆発的ヒットがあったからこそ、後のレンズ開発に繋がったのかもしれない。今回はそんなデニス・テーラー博士のお話しだ。 ハロルド・デニス・テーラー(Harold Dennis Taylor)は1862年7月10日ハダースフィールドで生まれ、1943年2月26 日に亡くなった。デニス・テーラーはイギリスの光学設計者かつ発明家で
6DoFセンサーも入れば、歩きながらの空間コンピューティングも可能になるかも。 Apple Vision Proの登場でひときわ注目されている機能の1つがアイトラッキング(視線追跡システム)。 ・視線の動きを検知して仮想空間内のアイコンをトラッキング ・アバターの目を動す ・視野の中心以外を荒目に描画してSoCの負荷を下げる(中心窩レンダリング) などなど、さまざまな用途に使えます。 いままでは大きくて厚くて重いゴーグル型のヘッドセットで使われてきましたが、今後は小型薄型軽量のARメガネでも使えるようになるかもしれません。 「瞳孔のみをトラッキング」する新技術が登場Image: Zinn LabsZINN Labsが開発しているアイトラッキングは眼球の周囲まで取り込んでいた従来のシステムとは異なり、瞳孔のみをトラッキングしているとのこと。このため視線の方向を解析するチップに送るデータ量を大
インターネットでさまざまな活動をする上で、自分の姿ではなく2Dあるいは3Dのアバターを使ってバーチャルキャラクターとして振る舞っている人も多くいます。アバターをカメラで撮影した背景に重ねることで、本当にアバターの姿で散歩しているような動画を撮影できるカメラアプリ「おでかけAR」を使えば、カメラの画角内に収まるように3Dアバターが歩くので、一緒に散歩している感覚を楽しむことができるとのことで、実際に使ってみました。 おでかけAR - VRoid Hub https://hub.vroid.com/apps/yOGs81u9l42Ol5zaPMW4HfiQ91t_9ulNDhQLG-zjZGI 「おでかけAR」をApp Storeで https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%81%8B%E3%81%91ar/id6444123765
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