池田鉄道(いけだてつどう)は、かつて長野県南安曇郡穂高町(現・安曇野市)の安曇追分駅から同県北安曇郡池田町の北池田駅を結んでいた鉄道路線およびその運営会社である。 概要[編集] 東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線の前身である信濃鉄道の路線は安曇追分 - 信濃松川間では高瀬川右岸地域に建設されたため、これに取り残された左岸地域の都邑である池田町の住民主導により池田鉄道が設立・敷設された。資本面では信濃鉄道の子会社である。当時、信濃鉄道が電化されていたことから、これに合わせて電気動力を使用し、電力についても信濃鉄道から受電した。また電車についても信濃鉄道と同形を導入した。このように、実態は信濃鉄道の支線であった。 当初、白馬自動車軌道が信濃鉄道に対抗して明科から池田を経て信濃大町へ至る鉄道を申請したが、免許が下りなかったため池田鉄道が計画された[2]。なお、白馬自動車軌道は最終的に信濃鉄道と大