総務省は24日、住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の人口を発表した。日本人の人口は1億2156万1801人で、前年より86万1237人(0.70%)減った。減少数は、初めて80万人を超えた前年より約6万人増え、1968年の調査開始以降で最多。東京、関西、名古屋の3大都市圏でも減少が続いているが、東京都は3年ぶりに増加に転じた。 日本人の人口は2009年をピークに15年連続で減少。最大の要因である少子高齢化が加速している。昨年1年間に生まれた子ども(出生数)は72万9367人(前年比4万2434人減)で過去最少だった。一方、死亡数は157万9727人(同1万4602人増)と過去最多。両者の差である「自然増減」は85万360人減で、1979年の調査開始以来初めて80万人を超えた。 15~64歳の生産年齢人口は7174万1119人(同52万1056人減)で、減少傾向が続く。65歳以上の高齢者は