日本の不思議な1960年代 60年代の米国車は、その堂々たるプロポーションとテールフィンで日本の路上では圧倒的なプレゼンスを見せ小学生だった私をワクワクさせてくれたましたが、その頃、日本のモータリーゼーションはまだ黎明期でした。 実用的なトラックや小型の乗用車を生産していた日本の自動車メーカーが、その60年代にとても魅力的な小型スポーツカーを作り出しました。まだまだ資金力も豊かでは無く、技術の積み重ねも僅かでしか無かった日本の自動車メーカーが何故それだけの事が出来たのか? 本当に不思議な日本の60年代でした。 それではその不思議で魅力的な車達を振り返って行きましょう。 先ず先陣を切ったのは1963年式のホンダS500。それに続いて1965年にトヨタスポーツ800と日産シルビアが発売されます。その2年後1967年にはトヨタ2000GTとマツダコスモスポーツが発売されます。そして、1969年に