はじめに ズームレンズでは世界初となるズーム全域でF1.8通し明るさを実現したSIGMAのArtレンズ 18-35mm F1.8 DC HSM | ARTをBlackMagic Pocket Cinema Camera 6K(以下BMPCC6K)に装着して撮影をしてみました。 BlackMagic Pocket Cinema Camera 6Kは、最大6144×3456の高解像度で記録できるシネマカメラで、レンズマウントにはキヤノンの一眼レフカメラと同じEFマウントを採用していますが、フルサイズ用のLレンズやAPS-C専用のレンズ両方を使用できます。 何故APS-C用のEF-Sレンズを使用できるのかという点ですが、BlackMagic Pocket Cinema Camera 6Kはスーパー35mmセンサーを採用しております。 写真用の35mmフィルムは横向きに装填して使用するので、パーフ
中判カメラANTHOLOGY、第4回は「PENTAX 645Z」の登場だ。 2014年発売と、新品購入できる中判デジタル機としては最も古い機種ではあるが、レンズを含めたシステムとしての魅力と圧倒的なコスパには目を見張るものがある。 今回はメーカーから645Z本体と、設計の新しい中望遠90mmマクロ、デジタル専用の広角ズーム28-45mmをお借りすることができた。短期間ではあるが個人的にも645Zを所有した経験があり、興味を持つ方の判断材料になればと思う。 ※執筆後の2023年6月5日、645Zの生産中止が各販売店よりアナウンスされた。 ペンタックスと中判デジタル 少し歴史を辿ると、かつて業務用一択だった高価な中判デジタルを、はじめて一般ユーザー向けに発売したのがペンタックスである。 前身となった「PENTAX 645D」は、2005年の開発発表から紆余曲折を経て、2010年にやっと発売され
絞り:F2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RIV + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN ミラーレスカメラ専用設計の『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』、Artシリーズに一貫する「光学性能を第一優先に設計する」というコンセプトはそのままに『SIGMA Art 85mm F1.4 DG HSM』と比較して全長、重量ともにほぼ半分というコンパクトさで仕上げたという衝撃のレンズが発表されました。従来ガラスの組み合わせにより補正していた収差(周辺光量と歪曲)をカメラ内収差補正機能を利用して補正したことがコンパクト化成功の理由の一つ。ただ像面湾曲、非点収差、軸上色収差、倍率色収差、サジタルコマフレアなどカメラ内で補正出来ない部分については、しっかりと光学設計で補正をしているということ。従来のレンズと比べてふた回
撮影条件。結論から申し上げますとRAW現像した写真の色がけっこう好みでした。アスペクト比は本来4:3ですが(私の好みで)3:2で書き出している点はご容赦下さい。使っているレンズはSMC PENTAX 1:1.9 8.5mm AL[IF]、35mm換算で約47mmの標準画角単焦点レンズです。フィルムカメラC35との比較都合で常に開放F1.9で撮影しております。では始めましょう! Q10で朝スナップ。ファーストカットです。まず最初に気づいたのは歪曲収差でした。↓ご覧いただけるでしょうか?遠景でもなんとなく歪んでいる具合。PENTAX Q10のRAWデータはDNGです。それを一旦PCに移し、ドロップボックス経由でiPadに移し、Photomator(過去記事で紹介)でRAW現像しております。レンズプリセットがない状態だと歪曲収差がそのまま出るのですね。単焦点レンズなのに!?ww ↓意地悪な逆光テ
[作例20枚]70年前のシネレンズCINE-NIKKOR 13mm F1.9をPENTAX Q10に繋いで博多うろうろスナップ2022年2月。2022年2月24日写真isofss(イソフス) SNSでは猫も杓子も大シネマチック時代。皆、本当に得心してその言葉を使っているのだろうか?ここに古い古いシネレンズがある。名はCINE-NIKKOR 13mm F1.9と言う。販売時期は1950年代というから驚きだ。これをPENTAX Q10に繋いで写真を撮ってきた。ウンチクより結果が全てだ。まずは作例20枚をご覧頂きたい。 目次シネレンズの描写をご覧あれ。CINE-NIKKORの特徴。スナップカメラに求めること。シネレンズの描写をご覧あれ。この日は雨が強かった。シネマっぽい雰囲気になるのはいいが私はズブ濡れである。あまり意味を成さない傘を差しながら風景をパシャリ。なんとまぁ周辺のボヤボヤが凄い。これ
PENTAX 645Z & SMC TAKUMAR 6x7 105mm f2.4 バケペン(pentax67)の中判のフィルムカメラでは 105㎜ぐらいで35㎜換算すると50㎜ぐらいになるらしく 105mm f2.4というレンズが標準だったみたいで そのレンズをPENTAXの純正67→645アダプターを使えば 645マウントでも使える様になる 絞りレバーも連動するので絞り優先モードで絞り開放でピント合わせが可能に 645マウントのレンズは明るいレンズでもF2.8 なので F2.4が使えるのは貴重なのである 最短撮影が1mなので寄れるわけではないが 645Zで使いたいレンズであった 645Zで使えば105㎜は約83㎜相当の画角になるので レンズの中心部分を使う感じなので 本来のレンズのポテンシャルを全て使うわけではないが コンパクト(比較的)で扱いやすい 絞り開放で撮ってみたが これだけピン
2023年10月1日 施行の景品表示法による消費者庁 規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています。ブログ内の製品紹介・レビューは基本的に管理人が誰からの指示もなく作成したものです。もしも第三者から内容に指示があれば記事内で明記します。また、問題のある表現がありましたら、問い合わせよりご連絡いただければ幸いです。アフィリエイトリンクを通じて製品を購入することで手数料が得られ、当ブログの編集者が独自の判断で製品を選び、テスト・レビューすることができます。 参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁 PENTAX FORUMSが「HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」のレビューを公開。抜群の光学性能ではないものの、絶妙なボケ味やLimitedらしい高級感のある外装を高く評価し
リコーイメージングが、「PENTAX K-3 Mark III」の発売予定時期の変更をアナウンスしています。 ・「PENTAX K-3 Mark III」の開発状況について(第2報) 2020年10月27日に開発状況、製品名称をお知らせしたAPS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」について現在の開発進捗状況をお知らせいたします。 前回のお知らせ時に2021年2月25~28日に開催を予定しているカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2021」の頃の発売を目指して開発中とご案内しておりました。しかしながら現在、一部の部品調達に遅延が発生していることと、APS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質を実現するために今しばらく時間が必要との判断から、発売予定時期を変更することにいたしました。 変更前の発売予定時期:2021年2月25~
Iシリーズ始まりのレンズ SIGMA Iシリーズの最初のレンズである「45mm F2.8 DG DN | Contemporary」。fpやfp Lのキットレンズとしても発売されているためお持ちの方も多いこのレンズから、Iシリーズが始まり現在に至る。このレンズを使って今回の旅の記録を撮影した。 ■Iシリーズの24/35/45/65mmをまとめて紹介した記事はこちら 45mmという焦点距離、50mmよりわずかに広い画角がとても好きなレンズである。写りも面白く、開放絞りの際に特に画がソフトになる設定になっていて、クラシカルな印象を受ける一方で、絞り込むとシャープな写りを楽しめる。この「面白いレンズ」は昨今あまり見かけない。 情緒ある写りを楽しむ 5月中旬、晴天が続く九州は湿度も低く、この日の最高気温は26℃で天気は晴れ時々曇り、日差しを浴びると暑く、日陰はひんやりと涼しい気持ちの良い日。この場
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:160 使用機材:SONY α1 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN 最高レベルの描写性能を誇る『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』が発売予定です。各社が新製品を出すときに一番の特長について謳い、それはコンパクトネスであったり焦点距離であったり明るさであったりとそれぞれですが、当レンズが一番に謳うのは最高の光学性能なのです。「あらゆる設計要素を、最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発。高水準の芸術的表現を叶える」とも表現するほどに、シグマが自信を持っていることが窺えます。 シグマの『Art 50mm F1.4 DG HSM』は「Art F1.4」シリーズの素晴らしさを印象付けた一本でした。初代のコンセプトはそのままに、最新のテクノロジーを全投入し大きくブラッシュアップした『SIGMA
今更の話なのだが、K-3 Mark IIIのスマートフォン連携機能について少しまとめておきたい。K-1/K-1 Mark II世代はWi-Fiのみであることに加えいろいろと使いこなしの難しい部分が多かった(穏当な表現)。GR IIIからBluetoothをサポートしなんとなく改善の兆しが見られたのだが、もう一歩という感じだった(恐らく妥当な表現)。ではK-3 Mark IIIはどうなのだろうか? K-3 Mark IIIは当然ながらBluetoothとWi-Fiという2本立ての通信機能を持っている。しかし(と、つないでいいのかどうか?)スマホ側のアプリはK-1/K-1 Mark II時代から変わらずImage Syncのままだ。いろいろ心配が残る。 なお以下の話はすべてiOS版を使った場合のものだ。iOS版のImage Syncはバージョンアップを重ね現状はV2.1.8になっている。And
「K-3 Mark III」の量販店価格とプレミアムキットの画像 [内容更新] 軒下デジカメ情報局に、K-3 Mark III の量販店価格に関する情報とプレミアムキットの画像、プレステキストが掲載されています。 ・軒下デジカメ情報局 ペンタックス「K-3 Mark III ボディ」の量販店価格は税込279,800円になるらしい。 未確認だけど、プレミアムキットの量販店価格はおそらく税込319,800円。 (※以下、プレステキストより) - 2573万画素ローパスレスBSI CMOSセンサー - 新開発の画像処理エンジンPRIME VとアクセラレータユニットIIを搭載 - 最高ISO160万 - 視野率100%、倍率1.05倍のファインダー、明るさは10%アップ - 5.5段分の効果のSR IIを搭載 - リアル・レゾリューション - ローパスセレクター - 3.2型162万ドット液晶モニ
こんにちわ、オタクライターのだいです。 3月9日(土)に、大阪にて関西最大と言われているコスプレイベント「日本橋ストリートフェスタ2019」、通称ストフェスが開催されました。カメラ好きのみなさんも参加されましたか? 開催が大阪ということで関東の人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は日本国内でTOP3に入るほど大きなコスプレイベントです。2015年時は約25万人が来場するなど、1日単位で見るとコスプレでも人気のコミックマーケットをもしのぎます。 そんなストフェスですが、筆者は2014年から毎年参加・取材を行っています。今回はニコンZ7を初めて持っていき、単焦点で撮影しました。 Z7+FTZ+Art 35mm F1.4 DG HSMのコスプレ作例 Z7に使ったレンズは、シグマの単焦点Art 35mm F1.4 DG HSM。マウントアダプターFTZを介して、コスプレ撮影に挑みました。撮
はじめに 今回紹介するsmc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic(以下50mm Classic)は、smc PENTAX-FA 50mmF1.4のリニューアルレンズです。今回のリニューアルではもうひとつ、HDコーティングを採用した通常進化版と言えるレンズも用意されています。 50mm Classicの特徴 ・虹色ゴーストを発生させるレンズ設計 ・余計なゴーストをおさえつつ、特徴的なゴーストを発生させるコーティング HD版との共通点 ・前面レンズのSPコーティング ・円形絞り採用による滑らかな玉ボケ 今回使ったPENTAX K-1 Mark IIとsmc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic。手前のNDフィルターはレンズに同梱される ND16で、レンズは絞りリングのあるオーソドックスな作りです。 まずは普通に もっとも特徴的な虹色ゴーストは、トップで使ったよ
シグマ「24-70mm F2.8 DG DN Art」はこのクラスでは最高のボケ OpticalLimitis に、シグマのEマウント/Lマウント用の標準ズーム「24-70mm F2.8 DG DN Art」のレビューが掲載されています。 ・Sigma 24-70mm f/2.8 DG DN ART - Review / Test Report 我々はArt / Sportsシリーズの登場後、シグマのメカの品質を大いに気に入っているが、この24-70mm F2.8 DG DN Artも例外ではない。鏡筒は金属とTSCの組み合わせで、防塵防滴仕様だ。 フォーカスリングとズームリングはどちらも滑らかに動く。 AFモーターは無音のステッピングモーターで、AF速度は良好だが、ソニーFE24-70mm F2.8 GMのレベルには至っていない。マニュアルフォーカスはバイワイヤ(モーターによる駆動)でま
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