国会のまわりは、昔は反原発の人でにぎわっていました。このごろは反安保法案のデモになったようですが、上の写真のように反原発デモに似てますね。参加しているのも同じような人々です。 しかしこの二つは、考え方が逆です。反原発派の人は、原発は100%安全だという考え方を﹁安全神話﹂と批判していたのですが、反安保派の人は日本が軍事力をもたなくても100%安全だと信じているようです。なぜこういう矛盾した発想が出てくるんでしょうか? それはこういうデモをする文系の学生が期待値という考え方を知らないためでしょう。理系の人は 期待値=確率変数×確率 という公式をいつも使います。期待値というのは予想される結果で、確率変数というのは1回の出来事の大きさです。たとえば﹁自分の100円玉を投げて表が出たら相手から100円もらえるが、裏が出たら100円玉は相手に取られる﹂という賭けでは、確率変数は100+100=200
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