ソフトバンクグループがユニー・ファミリーマートホールディングス︵ユニー・ファミマHD︶の買収を提案していたことが日経コンピュータの取材で分かった。ユニー・ファミマHDの筆頭株主である伊藤忠商事に2017年末に打診したが、伊藤忠は応じなかった。その後、伊藤忠は2018年4月にユニー・ファミマHDを子会社にすると発表した。幻となったソフトバンクのコンビニ進出。その裏側には、共通ポイントを巡る熾烈な競争がある。 2017年12月20日、東京都港区にある伊藤忠商事の東京本社にソフトバンクグループの孫正義会長兼社長の姿があった。お忍び訪問の相手は伊藤忠の岡藤正広会長CEO︵最高経営責任者︶だ。 孫氏は岡藤氏にユニー・ファミマHDの共同買収を提案したという。具体的には筆頭株主の伊藤忠と共同でユニー・ファミマHDにTOB︵株式公開買い付け︶を仕掛ける内容だ。 結果的に岡藤氏は孫氏の提案に応じなかった。ユ
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