2021年7月2日、米フロリダ州のIT企業のKaseyaは同社のRMM(リモート監視・管理)製品である「Kaseya VSA」をオンプレミスで利用している顧客に対してサイバー攻撃が発生していると公表しました。同製品を運用する顧客の多くはMSP事業者で、MSPサービスを利用する多数の中小企業などに影響が及びました。ここでは関連する情報をまとめます。 1.最大1500組織にランサムウエアの影響か Kaseya VSAの未修正の脆弱性が悪用され、VSAのシステム管理対象の端末に対してランサムウエアに感染するPowerShellスクリプトが配られ実行された。 Kaseya VSAはマネージドサービスプロバイダーに導入されるケースが多く、MSP事業者が攻撃を受けたことによりサービスを利用する多数の組織に被害が及んだ。一方で、Kaseyaが把握している当該事案のターゲットとなったMSP事業者数は50~
前々回に「.NET」の話をしたので(「あらためて「.NET」について整理する」)、ついでと言ってはなんだが、今回はPowerShellについても経緯と現状をまとめてみることにする。 2005年9月に米国で開催されたMicrosoftの開発者向けイベントProfessional Developers Conferenceで発表されたMonad。これが後にPowerShellと呼ばれるようになる。当時は、スクリプト言語として開発が進んでいた 例によって、また用語の話からで恐縮だが、「PowerShell」には「Windows PowerShell」と「PowerShell Core」があり、「PowerShell Core」は、Ver.7.0から「PowerShell 7」という名称が正式になった。 基本的に「Windows PowerShell」はWindowsに付属している「PowerSh
alias open="pwsh.exe /c start" pwsh.exe を入れてない人は alias open="powershell.exe /c start" すると、open foobar がいい感じに開かれる。 # explorer が開く open . # デフォルトブラウザが開く open https://example.com/ # jpg に関連付けられているビュアーで開かれる open ./foo.jpg
Windowsで一時的にプロキシ自動設定ファイル(プロキシ自動構成スクリプト、pacファイル)を利用したいとき、 プロキシ自動設定ファイルを配信するHTTPサーバーを立てなければいけない。(以前はローカルファイルが使えたが、Windows 10 Creators Updateから使えなくなった。) Windowsの「プロキシ」設定画面で「スクリプトのアドレス」を指定しなければいけない。 という手間があります。 そこで、プロキシ自動設定ファイルを配信するHTTPサーバーを立ち上げ、そのURLをWindowsのプロキシ設定に指定するPowerShellスクリプトを書きました。 上記リンク先のスクリプトをローカルに保存し、Explorerでスクリプトファイルのコンテキストメニューから「PowerShell で実行」を選択すると、コンソールウィンドウが開き、スクリプト中に記述されたプロキシ自動設定
Microsoftは17日、PC版のWindows 10 Insider Preview ビルド14971をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blog)。 本ビルドでは標準のコマンドシェルがコマンドプロンプト(cmd.exe)からWindows PowerShellに変更されている。Windows+Xキーまたはスタートボタンの右クリックで表示されるWin+Xメニューでは、以前からオプションでコマンドプロンプトをPowerShellに変更可能だったが、本ビルドではデフォルトでPowerShellになっている。なお、オプション自体は残っており、「設定」アプリの「個人用設定」メニューにある「タスクバー」でメニュー項目をコマンドプロンプトに戻すことも可能だ。ちなみに、Win+Xメニューではビルド14942以降でコントロールパネルが「設定」アプリに置き換えられ
UI Automation PowerShell Extensionは、.NET Frameworkに付属するUI オートメーションライブラリのPowerShellラッパーで、UI自動操作(UIオートメーション)をPowerShellで記述できる。これにより、GUIしかないアプリの定型作業をスクリプト化したり、UIテストを行ったりすることができる。だいぶ前に書こうと思ったのだけど、思い出したのでようやく書くことにした。 例まずは例として、Windowsに付属する「電卓」を使って1 + 2を計算してみるスクリプトを書くと以下のようになる。 $process = Start-Process calc -PassThru $window = Get-UiaWindow -ProcessId $process.Id $window | Get-UiaButton -Name '1' | Invok
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